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数日前のことですが、結構大きなニュースとして報道された『恋煩いのワンコの大冒険』。

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↑あーハスキーぽいアホ面ー。右手が海ガメになってます。ああああかわいいいいいい。

白ハスキーちゃんのお話です。

チョビの1.5倍か、もしかしたら2倍近くあるかも、と思える男の子白ハスキーZander(ザンダー)君は7歳の白ハスキーxサモエド(見た目はデカい白ハスキー)。
シェルターに捨てられていたのを、今の飼い主のジョンさんが貰い受けて来たのが5年前。ザンダー君が2歳の時です。
それからジョンさんとザンダーはいつも一緒。まるで二人で一人のような生活を続けていましたが、先月ジョンさんがちょっとした手術を受けるために、自宅から2マイルほど離れた病院に数日間入院することになりました。
ジョンさんが入院した直後から、ザンダーは家の中をウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロジョンさんを探してウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロジョンさんといつも一緒に寝ているベッドの上をグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルそしてしまいにゃウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオーーーーンンと遠吠えならぬ遠泣きをはじめ、完全鬱状態に入ったそうな(ジョンさんの妻プリシラさんの証言)。

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↑カワイイけどザンダー、目ヤニを拭いてもらったほうが……。

そしてある日ついにザンダーが大冒険を決行。
早朝、奥さんが眠っているすきにお家をこっそりと抜け出し、住宅街を抜けて高速道路を横断し(ひいー)、2マイル離れたジョンさんが入院している病院にたどり着いたんです。
それが発覚したのはその日の午前6時ごろ。
病院職員が駐車場をウロついている白ハスキーを発見し、なんだこりゃ迷い犬かな?と思って捕獲し(簡単に捕獲されるザンダー……)、首輪についていた名札の番号に電話しました。
すると病室で手術を待っているジョンさんの携帯がじゃかすかジャーンと鳴り、「はい?」と出ると「あなたの犬が私のつとめている病院の駐車場にいるんだけど、引き取りに来てください。私はこれから仕事なので、ずっと預かるわけにいかないので、すぐに来てください」
「……ていうか、私今入院中で、今日手術なんですけど……」
ええっ?どこの病院?えっそれは私が今つとめている病院ですけど。あなたそこに本当に入院してるんですか?ていうか、そこにもへったくれも、それはここじゃないですか。ていうことは、あなたの犬はあなたの病室から見える、ほれ、この駐車場にいますよ。

と職員に言われ、慌ててジョンさんが窓から外を見てみると、あれまああそこにいるのは僕の犬じゃないかー。

といういきさつだったようです。

大急ぎでザンダーを迎えに来た奥さんは、事のいきさつをジョンさんから電話で知らされた時は、寝起きだったせいもあって、何がなんだかわからなかったと証言しています。
「だって私はぐっすり寝ていたのよ。それにザンダーはこの病院には一度も行った事がなかったのよ。どうやってここまでたどり着いたのか、わけがわからないわ……」
ジョンさんのことが恋しくて恋しくて恋しくて恋しくて、ついにお家を脱走。
愛するジョンさんの元に、見知らぬ道を嗅ぎ分け、危険な高速道路を駆け抜け、やっとの思いで駆けつけた……ということなんですけどね……。

しかし。
本当なんだろうか?
これがまあたとえばボーダーコリーとかコタロウ(ラブラトール代表選手)とかだったら、えっっ!とびっくりはしても、まあ飼い主に忠実で利口な犬だからなあ、さすがだなあ、という美談で終わるところなんですが、これがハスキーってとこがポイントです。
このニュースを教えてくれたのは、例によって雑学王ポール(マッカートニーじゃないほう)。
聞いた瞬間、「いや。それは違うだろう。ハスキーじゃないでしょう。違う犬種でしょう」とすぐに思いました。
「ほんとにハスキーなの?」
「……ううーん。テレビではハスキーって言ってたと思うけど……」
ハスキーの特長(ていうか、チョビの特長か?)を良く知っているポールも、にわかには信じがたかったらしく、自分の耳で聞いたにも関わらず、半信半疑な様子です。
ポールのことだからチワワとかポメラニアンとかの小型犬じゃない限り、なんとなくデザインが似ていたら『ハスキーだ!』って思ったんじゃないか、と思って自分でニュースを調べてみることに。

そうしたら、出てくる出てくるザンダーハスキーのニュースがざくざくざくざく。
写真を見ると、おお、まごう事なきハスキーだ。
なんてこと。本当に飼い主恋しさに、2マイルも知らない道を歩いて病院まで行ったんだ。
すごいなザンダー。
いや……でもなあ……他に何か理由があったんじゃないか?という疑惑が拭えません。

何も考えずに脱走してみたら、道ばたにいいにおいのするものがあちこちに落ちていて、クンクンクンと匂いを嗅ぎながら歩いていたら、なんかしらんけど大きな建物の前に出ちゃって、そしたらそこの食堂(病院食堂)からベーコンのいいにおいがしてきたよ~~~。
と思ったら、知らない人に首輪をつかまれて、困ったなお腹が減って来たぞ、この人でも誰でもいいからご飯をくれないかな?……って思っていたら、あれ?奥さんが来たぞ。何をしてるのかなこんなところで?

てないきさつじゃないのか?

我ながら、ハスキーの忠誠心とかそういうのに対する信用度ゼロ。
だってこのニュースについて、再びポールと話をした時、
「チョビだったらどう?私が入院したら同じことすると思う?」
という私の質問の、『チョビだっ……』ぐらいで『ノー』と即座に返事がかえってきましたよ。
ポールやその他のお友達の証言によると、私が家を出た後に残されたチョビを観察していると、私の姿が見えなくなった瞬間から、そわそわそわそわウロウロウロウロウロ。
その様は、疑いようもなく
「アレ(←私のことね)がいなくなったら、一体誰が私のご飯の用意を?まさかコイツ(←誰でもその時の留守番の人)が?本当にコイツはちゃんとやってくれるんだろうか?それとも私のご飯時分までにはアレ(←再び私ね)が戻ってくるのか?大丈夫なんだろうか大丈夫なんだろうか本当に大丈夫なんだろうか????」
という気持ち丸出しだったそうです。
まあつまり、食事係というか女中というか召使いというか下僕というか。それが居なくなったら困る!というチョビの生存本能に関わる部分での心配120%なわけです。
でもまあ、たとえザンダーの行動の理由が自分本位というかハスキー本位だったとしても、なんらかの理由で病院まで自力でたどり着いた、というのがやっぱり健気ですよね。
もちろんジョンさんは、さらにザンダーにメロメロになり、退院後はさらに二人は二位一体。ずっとずっと、どこに行くにも一緒に行動しているそうです。
うらやましいな。
私もどこに行くのもほとんどチョビと一緒だったなあ。
デパートにも行ったし、靴屋さんにも洋服屋さんにも、レストランだって一緒に行ったなあ。
ああ、懐かしくて恋しいなあ。
よし。
今度コタロウさんをかり出して、お買い物につき合ってもらおう。
コタロウさんは男だけど、紳士だから女の長いお買い物にもきっと我慢してつき合ってくれるに違いない。
ということにしておこう。

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↑ニュースショーにまで出演したザンダー。洗ってもらって真っ白。

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↑キレイなお姉さんですなっへっへっへ。おっさん丸出しザンダー。

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↑すぐに飽きてきて大あくび。結構大物かも。

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↑『ということで、今日はわざわざお越しいただいてありがとうございました』と司会者が番組を締めようとしはじめると、気配を察して『さ。帰りますよ』と立ち上がるザンダー。さすがハスキー。自分勝手大王。