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毎日毎日温泉三昧で、ほっかほかにゆだっています。
こころなしか、ふやけて体重が増えたんじゃないかという危機感まで。
この後また仕事が控えているというのに、なんかだらだらのホカホカです。

現在宮崎放浪中なんですが、昨日は噂にきいていた宮崎名物の一つ『チキン南蛮』を食べに行きました。
滞在中のホテルで、ビーチをバーっと見渡せる温泉につかってホエーーっとなっていたら、となりに入って来た地元の奥さんが「旅行なの?」と声をかけてくれました。
九州の方々は本当に気さくで陽気で親切で、とってもとても優しいです。
この奥さんも、私がニューヨークから旅行で来ていると知ると、「ああそうね。だったらいっぱいお風呂につかって美味しいもの食べて帰らんとねえ」と教えてくださったのが、ホテルの近所にある休養村という地元の皆さんに愛されている温泉とお食事どころです。こちらのお湯はかけ湯といって、100%源泉のお湯だと教えてもらいました。つまり追い炊きや加え湯をしていない、湧いてるお湯そのまま、ってことだそうです。
早速ホテルのフロントで「休養村って場所に行きたいんですが」と訊くと「ああ、車で5分ぐらいですよ」と教えてくださいました。「そこでチキン南蛮も食べられるんですか?」と念のため訊いてみると、「えっ。チキン南蛮……。ちょ、ちょっとお待ちください」と奥に引っ込んでしまいました。
奥に、って言ってもついたての向こうに隠れただけで、休養村に電話で問い合わせしてくださっている声は丸聞こえです。

「あー、もしもし?そちらでチキン南蛮は食べられますかね?ああ、そうね。食べられる?ああはいはい。どうもはい」

どこのホテルでも、フロントの皆さんはお客と話すときは標準語仕様ですが、仲間同士になると九州アクセントになるところがとってもかわいらしいです。
そういえば空港ちかくのレンタカーオフィスでも、道順を教えてくれる口調が完全に鹿児島弁。イントネーションは、テレビドラマで見た西郷さんそのものでした。

さて、チキン南蛮目指してはりきって車を走らせること約5分。田んぼを通り抜けてたどり着いた休養村は、本当に地元の皆さんの社交場。
受付に近づいて行くと
「あっ。チキン南蛮ね!」
と受付の女性に大きな声で言われ、そばにいたおじさんも
「おっ。チキン南蛮。ここのはおいしいよ!」
と、まるで食い意地大王のように扱われました(違うとでも?)。

「いえ。あの、チキン南蛮もなんですけど……」
本当に温泉があるのかちょっと不安になってきた。

「ああ。お風呂にも入るね?はよう出らんと、食堂に間に合わんよ」と笑顔でせき立てられ、タオルをお借りしてだだだだとお風呂に向かいました。

脱衣場もお風呂場も、地元の比較的年齢層の高い皆さんの社交場です。
コソーと入って行くと、入り口付近にいたおばさんに
「スリッパ!」と叱られました。
裸足で入らなくちゃいけないのに、スリッパ履きで入ってしまったんです。
ひーごめんなさいいいい、と駆け出すと、うわはっはっはっはっはは!とおばさん達の笑い声が聞こえました。

ここらあたりのお湯は美人湯といわれているそうですが、たしかにちょっぴりヌルっとした感触のお湯はとっても気持ちがよく、お風呂上がりにもお肌がツルリンとします。
ちょっとぬるめの源泉湯にじっくりと浸かり、おばちゃんたちの豪快なおしゃべりをBGMに小1時間ほど温泉を楽しみました。
そして、ほかほかに茹だった体で閉店間際の食堂に駆け込み、すぐにチキン南蛮を注文です。

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↑出た、宮崎名物チキン南蛮。

鶏の唐揚げを予測していたんですが、それは当たっているようなはずれているような。。。
とにかくチキンそのものがとっても美味しいんです。身がギュッと引き締まっていて歯ごたえがあって、でも柔らかくジューシー。そして外の唐揚げ部分はカリッ。
でまた、添えられているソースが美味しいんです!マヨ味なんですが、絶妙に複雑な味わいになっていて、子供の頃食べたような懐かしい味でした。
それに、お野菜も新鮮でパリッパリで美味しいのなんのって。
やっぱり自然に近い場所は、空気も水も食べ物もおいしいですね~。


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↑裏山の林道。緑が美しい!

食事の後はちょっとだけ裏山の林道をお散歩して、腹ごなしをしました。
澄んだ空気とせせらぎの音が、脳みそを洗ってくれるよう。
山を覆う樹々をずっと見ていると、緑色にも色んな緑があるんだなあ、と改めて感動。
美術館で変なものを見つけてケケケケと大笑いするのも旅の醍醐味なら、こうした普段身の回りに無い大自然に触れ、心と体を清涼にするのも旅の素晴らしさですね。

明日からは桜島に戻ります。
噴火、大丈夫かなあ。
リン母に電話したら「そうよ。噴火してるのよ」あっはははーと笑われました。
リン母って一体。。。