鹿児島を放浪しております。
たしか中学生の頃、九州に来たような記憶があるんですが、鹿児島に来たんだったかどうだったかよく憶えていません。
鹿児島に行くよ、って言ったら尻松さんが「イモ焼酎と大根。とっさにこれぐらいしか思い浮かばない」って言ってましたけど、私は鹿児島っていうと「九州」って思いました（アホか）。
でも来てみたらお天気は素晴らしいし、自然は素晴らしいし、人々もとっても親切で素晴らしい。
桜島のド真正面のホテルに滞在しているもんですから、毎日毎朝毎晩モクモクモクモク噴煙をあげている雄大なお姿に感動しています。
それから、数年前の大河ドラマで大人気になった篤姫の故郷でもあったんですね、こちら鹿児島は。昨日、知覧という街に行ってみて、島津藩の領地内の武家屋敷と庭園を見てきました。なんというか、わびさびの世界ですねえ。
山並みに合わせて刈り込んだ植え込みや石庭。
素晴らしかったです。
↑お武家の皆様が出入りした門。
↑チョビも出入りしてみる。
↑お武家の皆様が眺めた石庭。
↑お武家の皆様がお茶なんかいただきながらお庭や山、月の眺めを楽しんだ縁側。
この縁側に座って植え込みとその向こうの山並みを眺めていると、きっと２００年前もこの眺めは同じ風だったんだろうなあ、ととってもロマンチックな気分になりました。
山も木も石も砂も鳥の声も、自然の営みは、私たち人間が短い人生をドタバタと生きている間、ただ淡々と時を刻み連綿と生命をつなげて行っていると、こういう場に立つとしみじみと感じます。
ちなみに旅中の食い意地ですが、こちら鹿児島では、私の大好きなさつま揚げが名物だし、他にも色んな美味しそうなものがたっくさんあるみたいなんですが、例によって旅行中一度は必ず苦しむ胃痛腹痛に昨日から苦しみ、ほとんど満足に美味しい名産品を楽しめずにおります。
明日ぐらいから本調子になったら、温泉三昧ごちそう三昧で行くつもりです。