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昨日は移動日。
ペンギンの里からブエノスアイレスにいったん戻ってきました。
戻ってきましたは良かったんですが、突然熱が出てしまい、今日は一日ホテルでゆっくり。
おかげさまで熱は下がったようですが、今日はどのみち休養日だったので、コチョビとゴロゴロ過ごしました。

ペンギンの里はPunto Tombo(プンタトンボ)という海岸のエリアで、最寄りの街からは車で1時間半ばかりかかります。
私が泊まっていた町はGAIMAN(ガイマン)という名前なんですが、そこからは直行の観光バスは出ていません。最寄りのTrelew(トレレウ)という町に行き、そこからペンギン村までバスに乗っていきます。約100kmほどの行程ですが、最後の20kmがものすごく荒れた砂利道ですので、運転する人も乗っている人も相当不快かつ緊張。そして歩道された道の倍ぐらい時間がかかってしまいます。

でも、あのペンギンたちに出会えるのなら、それぐらいの苦労はなんてことないです。
本当にかわいかったペンギン。
獰猛でケンカっぱやくて、近くで目を見ると白目の部分が真っ赤で相当恐ろしいんですが、仕草はやっぱりチョーキュート。
そして、なんというか、一種哲学的な感じがします。彼らのありさまが。

遥か彼方海岸線からずっと奥の小高い岡の上まで、延々とペンギンの里が続いていて、その景色の中の全てにペンギンたちがいます。そして、全員がまるで彫刻のように背筋を伸ばして立っている様は、その愛くるしさのせいでおもしろおかしくもあり、また微動だにせずじーっと空を見上げたり目を閉じて太陽の光を浴びている姿は、一種感動的ですらあります。

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↑ペンギンフィールド。ペンギンがまるでモアイ像のように……。

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↑ペンペンペンギン。

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↑昼食後、海からあがって巣に向かうペン達。お腹はポンポコリンですが、全ては子ペンたちのため。

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↑先月生まれたばかりの子ペンたち。ふわふわでかわいい。

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↑光合成ペン。

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↑ペンギンたちが通る時は、人間は通行止め。

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↑コチョビにガン飛ばしてます。


そして、やっとペンとまずはツーショット。

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↑私が巨人化。

ペンギンにもいろいろと性格があるようで、とある子はとっても人懐っこく、コチョビを見ると
『何?それ何?』と興味津々で首をかしげてかわいい仕草でじーっと見る子もいれば、コチョビを鞄から出したとたん『なっ、何やねんそれはっっ!やめんかいっっ!』と飛び退く子もいたり、問答無用で噛み付こうとするチンピラまがいのペンギンもいます。
好奇心旺盛、あるいは人懐っこい子は、人間の往来など全く意に介さずといった様子で、飄々と歩き、立ち止まり、人間を見上げ、首をかしげ、そして道の真ん中でウ○コして去っていきます。



そして、ペンとのお散歩(?)も実現!
この子は本当にマイペースで人懐っこくて好奇心旺盛でかわいかった。
是非つれて帰りたかったんですが、さすがにペンの里だけあって監視人がそこここに常駐し目を光らせていましたので、誘拐どころか指一本触れるのもはばかられる状態でした。
一度女性がそばまでよって来たペンギンに触ろうとしたら、ペンギンが大きく羽ばたいて「何するねんっっっ!!!」と激怒したのを目撃しました。
そりゃそうですよね。
野生でのどかに暮らしているところに侵入していったのは人間の方。
それをおおらかに受け入れてくれている野良ペンや野良ラマ、野良ネズたちなのに、最低限のルールは守らなければ。
野良ペンギンは無臭でしたが(多分)、海沿いのせいか磯臭く、そして多分かれらが所かまわずお出しになるウ○コのせいか、魚臭も漂っていました。
おムネの部分が真っ白なのもペンギンのチャームポイントだと思うのですが、明らかに自らのウ○コの上に腹這いになって寝たあるいは転んでベチャとなったと見られるペンギンもたくさん居ました。
それはそれでまた微笑ましくかわいらしく思えるのは、やっぱり彼らがペンギンだからですかねえ。
自然の中であるがままの姿で生きている彼らを見ていると、癒され勇気づけられます。
たとえそれが、巣の中に頭を突っ込んで、さかさになって寝ているマヌケな姿だったとしても。

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↑こんな風に