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$竹内玲子オフィシャルブログ Powered by アメブロ-11
3年前のチョビ。若い。

夜散歩後、チョビの様子がおかしくなった翌日は、お天気のよい日曜日でした。

朝からワンワン吠えまくって私をおこしてくれたので(もちろんゴハン要求)、ああよかった、大丈夫そうだわ。
と安心して、早速山盛りのチキンをクッキング。
「もうちょっと落ち着いて食べたら……?」と声をかけながら、ガツガツバクバクムシャーと一気食いするチョビをじいいいいーっと間近に見て楽しみました(チョビ大迷惑)。

食後、大好きなフリーズドライチキンオヤツもまんまとせしめ、大満足でトイレパッドにジャーとおシ○コしたチョビ。
後ろ足の痛みが酷いせいかあまり深くしゃがまずに高い位置からジャーとやるので、結構盛大にジャージャジャジャジャジャーと音が聞こえます。
わざわざ見に行くまではしませんが、隣りの部屋までジョンジョロジョロジョーっと音がしてくるし、それがまた結構長時間なので「わー。チョビちゃんすごいねー。大量だねー。景気がいいねー」と、ネットしながらやテレビを見ながら声をかけるのが日課でした。

朝のジャーが終わると、ゴキゲンでベッドに戻り、食後のお昼寝(というか、まだ午前中だから二度寝?)に入り、そのまま午後3時か3時半まで爆睡です。
次に目覚めるのは、オヤツの時間。
オヤツですけど、やっぱりチキンです。
ただこの日は4種類目の強いキモセラピー後でしたので、お腹を壊さないようにお昼ゴハンは缶詰にしました。

お皿を出すと『わーい!』という感じで駆け寄ってきたチョビ。
中に入っているのが缶詰と知るや否や、『……コレ、何?』と、もうものすごっくチョーウルトラ責める目つきでわたしをじいいいいいいいいいいいいいいいっと凝視です。

「たーべなさーいいい。チョビちゃんがお腹壊さないようにって先生にいわれたんだからね。チョビちゃん、ポンポン壊したら困るでしょっ。ゲ○するとすぐ後ろ足ヨレヨレになるじゃん。だからお昼はこれでガマンして。ね。」
と説得しても、クンクンと匂いを嗅いで『フン』と小馬鹿にし、そのままスーとキッチンに入って行きました。

「チョービー。一人でそんなとこ行っても何もないよ。自分でチキン料理するの?無理でしょ?ガマンして缶詰食べなさいってば。メキシコの野良犬ちゃんなんて、ゴミ箱あさって食べてたよっ。チョビちゃん、そんなワガママいったらメキシコのワンちゃんに悪いでしょっ」

子供の頃、リン母にいわれた『貧しい国の子供達の事を考えなさいっ。食べ物が無くて困ってるのよっ贅沢いわずにちゃんと全部食べなさいっっ!』と全く同じ事をいってます。

なだめてもすかしても、缶詰は一生食べない覚悟のチョビに、私のほうが根負けしました。
そりゃそうだわねえ
老い先短いのに、好きな物好きなだけ食べたいよねえ。
なんて声をかけながら冷蔵庫をバフンと開くと、ベッドでフテ寝しはじめていたチョビがガサーっと起き上がり、最近外では滅多に見られない素早い動きでキッチンに入ってきました。
そして、チキンを煮込み始めた私の足の間にくちばしをズッボーと突っ込んできました。
これは、チョビの「チョーうれしい!」の表現です。
ドッグウォーカーのロバやオスカーも
「チョビって嬉しい時、足の間にズッボーって顔突っ込んでくるよねえ。なんでだろうね。他の犬がこんなことするの、見た事ないよ」
と口を揃えて言ってました。
このチョビの仕草がもう可愛くて可愛くて可愛くて。
これをされるとポールもメロメロ。
そして、大いばりで「ほら!見てみて!これ!」と、背後からくちばしをつっこまれている状態を、自慢げに私に見せびらかしていました。
ポールは背も高いし足も長いので、チョビも顔がつっこみやすいのか、結構コレを頻繁にしてもらっては大喜びしていたものでした。

そんなチョビ。この日もチキンをクックしている間中、キッチンをウロウロし、私の足の間に顔を突っ込んだり、私の足とキッチンカウンターの狭い空間に大きな体を押し込んできて、ホヘーホヘーハーハーとヘンな声を出して喜びを表現したり。
そりゃまあ缶詰よりはチキンのほうが美味しいんだろうなと想像はつくけど、それにしても何の味付けもしてない素チキン煮込み。そこまで喜んでもらえると嬉しいといえば嬉しいけど、なんか普段ロクなものを与えていないと思われそうな、そんな気も……。

こうして、一日3食大好きなチキンをたっぷりもらい、オヤツも、私が仕事中だろうが居眠り中だろうがトイレ中だろうが、お構いなしに『くれ!』と請求し、「はいはい。どーぞ召し上がれ」とあれこれもらいまくり、大満足で穏やかな週末だったんです。
夕方頃、ビリビリビリーっとゲ○になり、「うわー。ついに来た!やっぱり副作用が来た!」と少し騒ぎましたけど、この日はこれ一度だけ。
チョビの様子を見にきたフンフンも「この分なら平気そうだね」と安心して帰って行きました。
そして、日中何度も電話してきたポールも、夜の電話でゲ○を報告すると「ゲ○も一度だけなら、きっと大丈夫だね。チョビは強い犬だ」ととても安心していました。

そしてこの夜、チョビベッドでグースカ鼻からちょうちんのチョビの前に座りこみ、お腹をなぜなぜしながら
早くゲ○が治るといいね。
これ以上ゲ○しませんように。早く良くなりますように。
来週はキモセラピーもおやすみだし、少しはチョビちゃん気分が良くなるかねえ。
そしたらちょっと公園まで一緒にゆっくり歩こうね。
大好きなペットショップに行って、おねえさんたちにオヤツいっぱいもらおうね。
楽しみだねえ。
早くキモセラピー終わるといいねえ。
キモセラピー終わる頃は春だから、のんびりお散歩して公園でピクニックしようね。
ああ楽しみだね楽しみだね。
って、爆睡しているチョビにずっとずっと話しかけていました。