ペタしてね


新刊の見本が届きましたー。

わーいわーい。


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↑記念に積み上げてみました。


新刊が出て初めて見本が手元に届いたときの感動って、何冊目でも変わりません。
いやそりゃ、生まれて初めての時のびっくりはそりゃもうすごかったですけどね。
コンちゃんと一緒に出来上がって来た文庫本をじーっと見て
「竹内玲子って背表紙に書いてあるねえ」
「すごいねえ」
「本物の本だねえ」
「他の作家の本と同じに見えるねえ」
って言い合ったのを覚えています。

リン父とリン母が初めての文庫本を手に持ってしみじみと
「誰が買うんやろなあ……」
「誰が読むのかしらねえ……」
って言っていたのを覚えています。

こうして出来上がって来た本を手に持つと、この世にこうして生まれて来たこの一冊の本は、書いた私だけではなく、たくさんの人に長く愛される良い本を作りましょう、って言って一生懸命編集してくださった担当さん、私のふざけた文章をバカにせずにこりとも笑わず(という気がしてならない)しっかりきっちりとチェックしてくださった校閲の皆さん、私のマヌケ度をビシーっと見抜いて素晴らしいデザインをしてくださったデザイナーさん、そして印刷所のおじさん(と思い込んでいる)達、竹内玲子の新刊出ました並べてくださいね売ってやってくださいね、って書店さんに売り込んでくださる(と思う)営業の皆さん、その他たくさんんたくさんの皆さんが、こんな私の一冊の本のためにプロのお仕事をしてくださったその結晶なんだなあ、ってしみじみと感謝と感動の気持ちがわき上がってきます。
そして誰よりも、こんな私の本を楽しみに待ってくださっている皆さん。
出たら買うよ、って待ってくださっている皆さんの、そんな気持ちと愛がまた私のアホ丸出し本をこの世に一冊送り出してくれた、って思います。
ああ神様仏様キリスト様グアダルーペ様。
どうか私の本が、たくさんたくさんの人の口元に『ウヒ』っていう笑いを送ることができますように。
何人ぐらいの人かというと、できれば一億人ぐらいが理想です。
今この瞬間、世界中の怒ってる人、泣いてる人、悔しがっている人、苦しんでいる人、ネガティブな気持ちにとらわれているみんなみんなが、私の本を読んで「こ、こんなアホでも生きていていいのか……」って思って気が楽になってくれるといいな。

……って思ったんですけど、世界中のそういう人たち全員が日本語を読めるわけじゃないのか。
って今気がつきました。
ちっ。