はい。
やっと買いました。
やっと決めました。
色んな人にアドバイスをいただき、あれこれしつこくしつこく執念深くまるでヘビのようにリサーチをした結果、初心に帰ってサイショのサイショに買おうかな、と思った機種にしました。
いやもうホント迷いました苦しみました。
お金に余裕があったらもちろん一番欲しかったのはNIKON D300です。でもあまりに贅沢で、ブタに真珠猫に小判馬の耳に念仏のれんに腕押し(違)ですから、諦めました。
エントリー機種ということで勧められたのがCANON40D, NIKON D80, SONY A350のいずれか。
SONYのことは全然考えていなかったんですが、長年の友だちでフォトグラファーのトミーから、この3機種を勧められたので、SONYのことも調べてみたんです。
ああ、それにしても本当に苦しい日々でした。
一番好きなのはなぜかNIKONなんです。全体的に好きなんです。おっさん臭い感じがするところも、ダサ目なところも、ドン臭そうなところもいいと思うんです。CANONとかSONYはちょっとシャレすぎてる感じがして、このマイナーな雰囲気がとっても好きなんです。
でもスペックを見るとどこからどう見てもCANONがいいんです。
家電量販店でお勤めされていたmさんからもコメントでCANONを勧めていただきましたし、トミーにも将来的に考えるとNIKONは他の二社に比べて全然テクノロジーが遅れてるからねえ、って言われたんです。
でも。
でもでもでもでも。
NIKONが好きなの~~~~~。
と言ったら
「ほならNIKON買ったらええやん」
とトミーに言われました。

「でも。CANONのほうがスペックもいいし…」

「ほならキャノンにしたら?」

「でもニコンが好きなのー」

「ほならニコンにしいな」

「でもーでもー」

「あのな…」

「うん」

「はっきり言ってこれぐらいのレベルの機種やったら、どれ買ってもあんまり変わらへんよ。ていうか、レイコさん、絶対違いに気がつかへんって。」

「それってもしかして、キャノン買って来て目隠しされてこれはニコンよ、って言われても気がつかないって意味?」

「うん…まあ…ちょっとちゃうけど…まあそんな感じかなあ…」

「それってもしかして、私がバカって意味?」

「違うわっっ。もう好きなヤツ買ったらええやんか」

「だってだってだって…。ねえねえ。トミーだったらこの三つの中でどれにするっ?」

「僕やったらなあ…。仕事で考えたらキャノンやな。でも今注目してるのがソニーやから、興味から言うとソニーかなあ」

「なんでニコン嫌うのっっっ!?」

「嫌ってへんて別にっ」

「だって今ニコン選んでくれなかったやんっっ」

「そんなこと言われても…」

「ニコンのどこがいかんのっ?」

「どっっこもアカンことないって…」

「じゃあどうしてニコン選ばないのよっ?」

↑ほとんどチンピラ化しています。

「だから、ほんまにどれ買っても同じやってば」

↑我慢強いですトミー。

「キャノンのほうが良さそうなんだけど…でもでも。自分が首から下げてるカメラにCANONとかSONYとか書いてるのが許せないのよっっっっっ」

「なんでやねん」

「知らんわっっ。とにかくいやなのようっっ」

「ほならキャノン買って名前のとこにNIKONて紙貼っといたら?」

「そんなことしたくないっっっ!!」

「そんなに好きなんやったら、ニコンにしときいな」

「だってさっきトミーがニコンだけ選ばなかったもんっっ」

「いや。ニコンやで。ニコンが最高。ニコン以外考えられへんわ。ニコンニコン。ニコンしかないで。もう絶対ニコン。僕やったらニコンしか考えられへんなー」

「…今電話切りたくなってるでしょ…」

「そんなことないない。ニコンがええと思うわ。絶対ニコンや。ニコン以外あり得へんで」



という不毛な会話を1時間以上展開してトミーに無茶苦茶迷惑をかけまくったあげく、結局決められないまま電話を切りました。
そして二日間悩みに悩んだ末、自分の経済力と腕前と好みを総合して考えぬいた結果、これに決めたんです。

D80
↑愛しのNIKON D80

これからたくさん写真を撮って練習します。
今んとこ腕前最悪でどこにもピントが合っていない写真しか撮れません。
なので、写真発表はもっとずっと先になります。
はー。とにかく疲れたわ。
やっと買えて良かった…あー疲れた。