🌿 各地方での

お盆・・・盂蘭盆会と重なって

終戦記念日の本日

 

不戦と平和を

お祈りしながら

 

太平洋戦争の海洋で

 

戦没された方々、

海に沈んだ、たくさんの船たちを知って、

人々の意識の上に浮上していただきたい・・

 

という 私個人の

お手伝いの 鎮魂の旅の記録

 

再びしたためます。

 

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🌿 7月後半、

 

靖国神社の”みたままつり”直後の週末は

京都へ。

 

折しも 京都は御霊を鎮魂する

祇園祭の中休みの時期でした。

 

いつか・・・ではなくて

今、行きたいと

突き動かされるように

 

京都から さらに西へ向かって

神戸元町の

 

戦没した船と海員の資料館」 

 

太平洋戦争時に戦没した船舶

その船員のデータを収集公開

展示している 日本唯一の資料館 )  へ。

 

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戦没した船と海員の資料館」 は

 

昭和19年9月9日に

バシー海峡で19才で亡くなった

伯父の乗船していた船を探して

 

ネットで検索した時に、

最初に上がってきて

サイトを拝見したのがご縁でした。

 

戦争中に海に沈んだ船舶について、

沈没した位置などの

細かな資料を公開していました。

 

( 軍艦や、艦艇など、

海軍などの軍の資料では

ありませんでした )

 

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資料館の中には、

 

太平洋戦争時に

陸軍 や 海軍 に徴用されたり

 

“徴用されず” に

民間商船のまま、

 

軍事輸送にための

軍の指定船や 臨時配当船や

 

軍艦や艦艇の 動力として欠かせない

給油船となったり、

 

物資や兵隊さんたちを

太平洋の南の島々へ

輸送していた船たち。

 

攻撃を受けて 沈んでしまった

民間商船 や 観光船、漁船たちの資料、

民間の船舶の 運用の経緯。

 

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戦前の、

 

日本の人々の、生活に欠かせない

世界各国から輸入された

物資や食べ物の輸送や

 

観光 の 連絡船 などで活躍した

 

往時を偲ぶ

華やかな船舶たちの 

航海の姿の 写真が展示されていて。

 

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戦争に駆り出されて

無防備・・・いわば丸腰のまま

 

攻撃を受けて 沈んでいった民間船舶

 

7200 隻を超える 

船舶が 海底に沈んだそうです

 

そして軍人ではない、

一般の船員の皆さんたち

 

軍事物資などを輸送するために、

船と船員が求められ、

 

若くは、まだ14歳という少年たちも

2ヶ月ほどの操船の訓練で

輸送船に船員として乗船して

乗船前の記念写真一枚を残して

 

海洋に沈んでしまった

少年たちもおられた。

 

船の上で 戦火にあわれ

船と運命をともにされた 

船員さんたちの 尊い命は

6万人を超えると伺いました

 

資料館には

可能な限りの資料が集められて

不戦を誓われ

一般に公開されていました。

 

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資料館のスタッフの方が

戦時中

船を操縦する船員さんの力無しには 

物資も兵士も運べないのに、

 

船員の皆さんが、

どんなに大変だったか、

どんなに軽んじてに扱われてしまったか

 

どんなにたくさんの船が沈んでしまったか、

お話ししてくださいました。

 

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日本は海洋国だから、

たくさんの船を持っていた。

 

海外との協調があって

船舶での輸送がなければ、

日本の国は成り立たない と。

 

戦争が始まって、

2年ほどのうちに

軍事用の良い船はみんな沈んでしまった。

その後は

民間の船舶が、漁船までも

駆り出された。

 

戦うための船ではないので、

守る軍艦の数も少ないまま

なすすべもなく

次々 沈められてしまった。

 

戦争で亡くなられた

兵隊さんたちは、

亡くなった後にも、勲しを讃えられ

“英霊”として

祀っていただいているけれど、

 

船員たちは、

祀られることもなく

勲しを讃えられることもなく、

名前も残らぬ方も多い。

 

沈んだ船舶の

発見されて、

報道されたり

 

お骨が 故郷や家族のもとに

戻れるのは

水深30M程の

船影が海上からも見えるような

浅い海に沈んだり、

座礁した船で、

それらは とても、幸運な船で

 

ほとんどの船・・・

7000隻以上の船舶の

 

攻撃されて沈んだ位置は

記録で残っても

 

沈みゆくうちに

海流に流され、

どこの海底に

辿り着いているかわからない。

 

海溝の縁に沈んで

船首が海溝の溝に向かっていたら、

そのまま海溝の深みに

飲み込まれてしまう。

 

日本近海、南洋の海域の

海洋深くに

船員にとって愛おしい、

たくさんの船舶と、

 

若き船員の 御霊たちが

沈んでいる  と。

 

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スタッフのおじさまの

お話を聞いていると、

 

見えてくるのは、

 

戦争、の名の下に、

 

すべての尊い命への

責任は忘れ去られ、

 

すべての命、

すべての魂、

 

豊かになるために造船された

一隻一隻の船舶の魂も、

 

軽んじられてしまった、

 

船員さんの命も、兵士たちの命も。

 

それぞれにとっての自国も 

それぞれの相手となる国も、

 

すべての敵方にあたる船に、

乗船している 人々の命たち

 

とにかく

命が 軽んじられていまっていた、

ことでした。

 

 🌿  🌿  🌿

 

太平洋戦争が、

回避されていたら・・・・

 

地球上の国々が、

諍いあう国々が、

 

できうる限り 頭と心を柔らかくして

 

平和に交渉し、

 

大勢の犠牲者を出すことなく

平和のうちに

国々が栄えていたら・・・。

 

それは、地球にとっても

命にとっても

とても素晴らしい未来。

 

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けれども、

そんな素晴らしいタイムラインに、

今のままの姿で、

"私"が 存在しているとは考えられないので、

 

心を痛めながら、

けれど、向上してゆく未来を思って

 

地球上の国々、

天空に広がる

宇宙すべての平安を

思い 祈る、

 

深い、魂の底辺の広がりを

実感する機会が

私自身に 与えられた

 

このタイムラインを

大切に思い、

 

終戦80年の節目の年の

終戦日に

 

素心より 手を合わせまして

 

深く海洋に沈む

海の男たち

 

船員さんも 軍人さんも

 

大戦にて海洋に命を落とされました

 

すべての御霊の・・・

 

すべての 御霊の 平安と

 

休息 を お祈り申し上げます。

 

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いただいた 資料館の資料、

 

全日本海員組合 組合長さん

戦没船を記録する会 会長さん の

献辞 ほか

 

資料館で配布されている資料など、

なかなか目にされる機会がないと思いますので、

 

スキャンしたものも

公開させていただきます。

 

とても丁寧に、

たくさんの資料を

見せてくださり、

戦争による 船員さんと

船舶が受けた 

多大なる犠牲と喪失

短期間の無謀な船員養成など、

細々とお話しくださり、

館内を案内してくださいました

資料館のスタッフさまに

心より御礼申し上げます。

 

また、

とても難しかったので、

時間もかかりましたが、

お聞きしたお話など、聞き漏らし、

何か間違った記載がありましたら

どうぞ お許しください。

 

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   🌿   

 

ご興味のあられましたら

神戸元町駅から10分ほどの

資料館を訪れてみてください。

 

戦没した船と海員の資料館

https://www.jsu.or.jp/siryo/

 

 

 

 

 

神戸元町にある
戦没した船と海員の資料館
エントランス

 

 

 

 

 

 

 

 

 

海洋深く船とともに眠られる
船員の皆さんへ捧げられる
拝見できる機会の少ない

魂からの ご献辞 二つ 

私もお祈りを添えて、
ここにお供えいたします。

 

 

19歳で亡くなった伯父は
海軍兵でしたので
ここには含まれていませんが、

19歳という年齢を知った時は
言葉を失いました。

船員の皆さんも、
これから・・・という
若い方々がたくさん
亡くなられていて、

無謀と思えて、
とても悲しく思います。

ご家族のことを思うと尚更です。

資料館に行かない限り、
目にすることができないので、
ここに公開させていただきます。

 

これも 愛おしい、
貴重な印刷物。

 

 

 

 

第二資料室の海図

 

 

 

 

 

 

スタッフの方に、
昭和19年9月9日に沈んだ
「満州丸」の名前を伝えたところ、

ああ、「満州丸」ですね。と
すぐに資料を出してくださって
いろいろ話してくださった。

お話を聞くうちに、
S9年9月9日に
バシー海峡で沈んだ船も
「満州丸」ばかりでは
なさそうでしたので、
詳しく尋ねてみると、

日付ごとに、海軍の船と、
商船の船と両方の情報がまとめられた
資料を出してくださって、
3ページほどにわたる
S19年9月9日の項目を
見せてくださった。

とても丁寧に、
たくさんの資料を
見せてくださり、
戦争による 船員さんと
船舶が受けた 
多大なる犠牲と喪失
短期間の無謀な船員養成など、
細々とお話しくださり、
館内を案内してくださいました
資料館のスタッフさまに
心より御礼申し上げます。

 

 

資料館のパンフレットより。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 Reiko Okano

 

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