♦️YoutTube の

近鉄お出かけチャンネル

「人間往来シリーズ」に寄贈作品が

使用されました♦️

 

 

民俗学者の小松和彦先生による

安倍晴明を題材にしたエッセイ

(2004年5月掲載)を

新たに映像化した

 

『安倍晴明 伝説の生涯』第一回に、

 

2004年に安倍文殊院へ寄贈した

『安倍晴明と葛葉』の絵が使用されました。

 

安倍一族の氏寺として、

安倍氏に縁の深い

安倍文殊院のご本尊さまは、

 

鎌倉時代の仏師快慶が彫った、

容姿端麗で非の打ちどころ無い!

降魔の利剣と蓮華を持った

"獅子に乗る渡海文殊菩薩"さま。

 

もう、20年前になりますが

2004年に安倍文殊院で執行された

安部晴明公一千年忌」の御法要の機に、

 

安倍晴明と葛葉』を寄贈していました。

 

元々は、”JR西日本の「奈良を歩く」”という

キャンペーンのために描いた作品ですが

20年経て今年、

今度は”近鉄お出かけチャンネル”で
同じ頃に執筆された

イザナギ流陰陽道の研究の

先駆者でもある

小松和彦先生のエッセイと一緒に

You Tubeに公開されました!

 

 

 

 

 

 

執筆当寺は、

連載中だった漫画「陰陽師」は最終話の

佳境に入っていました。

 

そんな時でしたので、寄贈した絵は、

連載作品の描き方と異なり、

絵のシチュエーションも異質な描写。

 

🌕

 

信田の森のはずれ、葛の生い茂る原で、

晴明が母と言われている白狐に

再会している。

 

それは、逢魔時。

 

子供である晴明に再会して、

身を擦り寄せる母ぎつね。

 

不透明水彩を使って念入りに肌を染め、

土色の衣を纏う晴明。

それは、

既に幽世の人となった晴明でした。

 

死者となった子に会いながら

母狐は、また同時にその子を

懐胎している。

 

そんな、秘儀の作品でした。

 

 

🌕

 

原画は、

安倍文殊院の池に浮かぶ六角形の

金閣浮御堂霊宝館」内に

安部晴明公ゆかりのご宝物と一緒に

展示されています。

 

幽と明の狭間を描いた怪しい原画を

ご覧になりたい方は、ぜひ安倍の文殊院を

訪れてみてください❣

 

🌕

 

また、快慶作のご本尊さま、海を渡って

説法を広げようと旅する渡海文殊菩薩

善財童子や、獅子の手綱を持つ

優填王像(うでんのう)、

維摩居士(ゆいまこじ)

須菩提 (すぼだい)を従える姿は、

時間を忘れて見入ってしまうほど、

崇高でドラマチックで、私も大好き。

 

文殊さまに魅せられて、

安倍晴明と葛葉お側に・・・

とご寄贈申し上げた。
そんな経緯もありました。

 

ちなみに、今年は15年ぶりに、

7月より期間限定公開で

あの文殊さまがお獅子から降りられるそう !

 

細かい装飾に彩色の残る文殊さま。

間近でお手を合わせることが

できるそうです

 

獅子から降りた文殊菩薩

 

🌕

 

You Tubeの人間往来『安倍晴明①/③伝説の生涯』も

二回、三回と続きますので、お楽しみに。

 

■近鉄お出かけチャンネル内 人間往来シリーズ

https://www.youtube.com/playlist...

 

 

声と映像でたどる人間往来『安倍晴明①/③ 伝説の生涯』文:小松和彦 ナレーター:南条好輝 出典:近鉄ニュース2004年5月号人間往来

https://www.youtube.com/watch?v=CaR1Wp0Qg_4&t=11s

 

🌕

 

🔸追記🔸

 

今年は以前いくつかのお寺に

ご奉納した作品たちが浮上してきています。

 

今回はYou Tubeに・・・。

 

続いて、ご縁のある美術展にグッズで登場です。

また、美術展のご紹介と一緒に、

お知らせいたしますね❗

 

 

 

 

 Reiko Okano

 

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