🌺 誘われて・・1月の終わりに、碧南市へ。

 

"顕神の夢 ―幻視の表現者― 村山槐多、関根正二から現代まで"

 

の展覧会を見に、碧南市の

「藤井達吉美術館」へ行ってきました。

 

出口なお氏の"お筆先"が、展示されているほか、

出口王仁三郎氏、金井南龍氏、

岡本天明氏、の書画が展示されているというので。

 

特に、”お筆先”。

 

拝見しに行かねば。と。

正装して向かった。

 

出口なお氏に神がかり、

暗闇の中に、筆先が光って、その光に導かれて

書き記された、

 

“お筆先”の純粋大胆の筆致に感動し、

出口王仁三郎氏の”白衣観音”に捉えられ、

金井南龍氏の”妣の国”を拝見。

(南龍氏の画、4点は拝見できるかと期待しましたが

残念ながら、1点のみの展示ではありました。)

 

そして、思いがけず、捉えられて

その場から離れられなくなってしまったのは、

 

岡本天明氏の

“月読大神” ”素戔嗚(国常立)大神” ”天照大神”の

三貴紳が、龍に乗ってごうごうと、雲中立ち湧き

 

迫り来る「三貴紳像」の、三幅の掛け軸。

 

これが、もう、すごくて。

目の前で、三貴紳が龍の尺木に坐して

雲が湧き起こるように出現するさまを

目撃しているような、時の流れが目に見えて。

 

その姿が・・特に赤子を抱く素戔嗚大神の姿が

日本の根底にある、国魂を示しているような。

素朴で力強くて、けれど、

大変な厳格さと、大変な包容力の、その両極を

渦を巻きながら示している。

 

その大きな志が読み取れ、結構泣けます。

30分で書き上げたと言われる。

この三幅の掛け軸は、

まるでそれぞれ、神の社の前にいるみたいに強力。

 

それぞれより、印を授けられ。

何やら強く言い含められ、

 

そんなに力強いのに、"素"の描線に

見惚れてしまって、三幅の前に、ただ立ち尽くし。

 

展覧会は、基本的には明治以降の

作家、著名な画家の皆様の作品群でしたが、

 

最初のコーナーの、

四名の神道家の遺した書画が

神霊の美しさに満ちていて、フリーズして、

 

他の展示室へは入れなかったのでした。

 

常設展の"藤井達吉氏"の作品群も素晴らしく、力強く、

特に、自然への敬愛の思いを拝受できる

駿河湾と富士山、日の出の屏風絵が2点。

 

これも、駿河の海が美しくて、筆致が見事で、

達吉氏の心を受け取りたくて、

離れ難き 作品でした。

 

展覧会は2月25日まで。

 

出口なお氏のお筆先、出口王仁三郎氏、

金井南龍氏、岡本天明氏、の書画、

 

藤井達吉氏の諸作品を拝見するだけでも、

 

気になった方には必見の展覧会です。

 

また、碧南市も、とても開放的で、

海の力水の力を感じる心地よいところ。

 

また別の企画展でも、訪れてみたくなる

素敵な美術館でした。

 

美術館の案内と、美術手帖に乗った、展示の様子を添付しますね。

昨年は栃木県足利市で開催されていたようです。

 

藤井達吉現代美術館

 

美術手帖記事

 

 

 

藤井達吉現代美術館は

名鉄名古屋駅から、三河線で碧南駅。駅からは徒歩6分ほどです。

 

碧南市公式ホームページ

 

 

 

 

 

 

 Reiko Okano

 

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