🌼12月9日〜10日・・再び岐阜へ🌼

❄️ 洲原神社 " 垢離取祭 "へ ❄️

 

 

 

ワークショップの参拝の御礼諸々で

洲原神社へお電話したところ、

 

宮司さまより、12月10日に催行される

垢離取祭”(こりとりのまつり)への

お誘いをいただきました。

 

洲原神社のお祭りの中でも、

大切な“垢離取祭”は

 

養老年間に、泰澄大師が白山の

神霊を勧請した、"古儀"が伝わった

御神事だそうで、

 

雪で山が閉ざされた冬の間、

 

白山山頂の白山大神(しらやまおおかみ)を、

 

(美濃馬場の一番南の)

洲原神社に勧請して春までお迎えする

 

大事なお祭りだそうなのです。

 

それは、ただ、祝詞を奏上して、

お招きするのではなくて、

 

・・・

 

神様に選ばれた神官さんが

斎主(さいしゅ)となられて

潔斎され、人払い聖別されて

 

神社と、神の岩の前の、

白山から流れ出た音無川(長良川)に

身を漬けて垢離を落とす禊祓を

 

旧暦の11月30日、一日のうち、

 

朝の五時から二時間おきに、

十七時半まで、七回の禊ぎをされる・・。

 

一回ごとに、舞殿でご神事をされ、

 

最後七回目は

烏帽子を身につけて  水垢離され、

 

清め極まった身で 拝殿で、

御榊を諸手に、四方拝して

秘義の神歌を歌い

 

降り来られた白山大神を

御榊に降してのち

御本殿にお納めする・・。

 

という、伺うだけでも

過酷と思える御神事。

 

そこまでされて、

山頂の白山大神が 洲原神社に

降りて来られると聞いて、

 

あの山頂の、凛としたエネルギーに、

洲原神社のご神域で、

触れることができるなんて! と、

 

居てもたってもいられなくなって、

 

12月10日、再び洲原神社へ

馳せ参じたのでした。

 

🏔 🏔 🏔

 

七回の水垢離をされる斎主は、

氏子さんと、信仰者の身に成り代わり

 

水垢離をされ、心身の垢、

穢れを落としてくださる。

 

そして清め極まった心身で、

大きな榊を諸手に

 

神さまが降臨される神歌を歌われ、

四方拝をされて

神の来臨を四方に知らしめ、

 

最後白山山頂に向かって、

神招の秘歌を歌われる。

 

暗くなった神域の、御拝殿の上で、

斎主の間近で、

神迎えのご神事に参列させていただき

 

七回の禊に清め極まった、

斎主のお声の、

尋常ではない、深く美しい声に、

とても驚き、心打たれました。

 

ああ、確かに、

神様がこの方を選ばれたのだ、と、

言葉にならない感動に満たされて、

低頭したまま、

 

そうするより他に選びようのない、

敬い、大切にご神事を保ちたい心が湧き起こり

御神事が進む様を全身全霊で

受け取っていました。

 

山頂の極まって、キリッと

氷のように凍てついたエネルギーの柱が、

頭頂から、身を貫いて、身動ぎ出来ぬ身に

頭は高周波にキィーンとして。

 

🏔 🏔 🏔

 

戦前までは、何日も続く、

もっと厳しい過酷な御神事で、

悠久より伝えられてきた、

洲原神社の、全国にも稀有な

垢離取の祭

 

戦後途絶えてしまっていたのを、75年ぶり。

10年前に、復活させて斎行し、

今年で丁度10回目とのこと。

 

復活を実現させた神官さまと、

お話しさせていただきましたが、

 

洲原神社初めて参られた時に、

惹きつけるように魅せられて

しまわれたそうで、

 

往年の古儀を復活して、山頂の白山大神を

お迎えしたいと。

 

神様の声が、聞こえてしまわれたのだろうなあと

 

拝察するのでした。

 

宮司さまはじめ、

神官皆が、一つ一つ、

神様のご希望を伺われて

答えが返るまで待たれると聞きました。

 

復活した垢離取の祭は、日々研鑽し

神様の希望を伺いながら、

過酷なご神事ではありながら、

 

人々が気軽に集まって、

白山大神にふれられる、

(ことを白山大神は願われてるよう)

一番良いご神事へと、

手を入れ心を入れ

続けて行かれたいそうです。

 

🏔 🏔 🏔

 

人の心さえも、軽んじられてしまう

今の時代とは、全く逆に

 

深く深く、神人合一の、

秘儀的 御神事を復活させ、

 

氏子さんや、信仰者の目の前で、

神迎えの御神事を、

信仰者も一体になって、

斎行してくださる。

 

白山大神と、洲原神社の神官の皆様

一心同体の御術。

 

この方向へのベクトルも、

日本は失われず、各地で、

もっともっと、深まって広がってゆくのを

白山の懐の洲原神社で

垢離取の祭に参列させていただきながら

ふっと、予感しました。

 

洲原神社のこの神秘、

ご神域から醸し出される、惹きつけられる力

内側から想起して浮かび上がってくる、

懐かしい記憶や感覚・・

 

魅了されるままに、訪れてみてほしいと、

そっと思うのです。

 

🏔 🏔 🏔

 

 

🌼"垢離取の祭"
第七回目の烏帽子垢離の様子。

 

 

🌼奥に雪をいただく白山連峰。

 

 

🌼道の駅から。

 

 

🌼祭礼の幟の立った
洲原神社。

 

 

🌼幟の立つ日に
洲原神社にいるなんて、
何だか夢でも見ているようで、
不思議な感じでした。

 

 

🌼鳥居の向こうに
鶴形山が。

 

 

🌼川の禊の聖域に
忌屋が立っています。

 

 

🌼道楽を露払いに
斎主となられた神官さんを
お連れする一行が 山門を降り
禊の場へ向かいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

🌼忌み清められた
山門前の石段。

 

 

🌼初冬の洲原の聖域。

いつまでも居てはならないくらい
ドキドキする景観です。

 

 

 

 

 

 

🌼6回目の禊の後の
特別ご祈祷が行われています。

 

 

 

 

🌼最後の烏帽子垢離を前に
神歌のご神事が行われています。

 

 

🌼忌み清められた
三問前の石段。暗い川の中で、
三度、川に身を沈め
垢離取される斎主。

 

 

 

 

 

 

🌼最後の垢離取が終わって
斎主が戻っていらっしゃいました。

 

 

🌼この後、正装され、
拝殿にて、
神降しのご神事が
行われました。

 

 

 

洲原神社

 

 

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 Reiko Okano

 

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