「シェア ラブ 玉手匣 ワークショップ  vol.5」

  in 筑波  レポート 其の3

( One-Day コース )

 

荒ぶる大海原に調和と平安のエネルギーを

感染させた巫女 弟橘姫

 

ワークショップ 3日目の

〈 One-Dayコース〉では

 

 

流れ落ちる水音が きらめく

白瀧神社」の

 

木洩れ陽の中・・

 小鳥達の声の響く 深い森から・・

 

思いがけず・・

神話の世界へと 導かれた

神秘の時間 となりました・・。

 

 

 

筑波山」と・・

神域全体へのご挨拶を と

 

エネルギーフィールドを

音と歌で整え

参加の皆さんの・・心と身体の

ウォーミングアップ・・。

 

緩やかにリラックスして

皆で声を合わせ

思い思いに 歌を歌う 誘いに・・

 

磯の州浜のような

苔むした磐座に

・・(モノリナ)を 置いて

 

奏で始めました。

 

 

 

琴を奏でていると・・

 

参加された皆さんの

縒り合わされた歌声が・・

虹色の光の・・丸い玉のような

空間を創りだしました。

 

 

その丸い・・虹色の玉の淵に沿って

天から天女たちが、光の領巾を

ふわふわとなびかせて

降りて来ているのを感じました。

 

琴を奏でながら

視えていたヴィジョンに

 

できることなら

後ろを振り返りたかった・・

 

降りてきていた天女たちと、

後ろで歌っている 参加者の皆さんが 

一体になって・・十数人・・

 

みんな天女のように

感じられたました。

 

 

 

 

 

 

その時、

 

その瞬間の

「白瀧神社」の神域の

 

満ち足りた平和な 空間・・

小鳥たちの囀り、木漏れ陽の揺らぐ

緑の森・・と

 

その中で

 くつろいで 歌う、女性たち・・

 

そのままを包む

虹色の・・大きな光の球体が

 

エレベーターのように

ゆっくりと・・

前方へ降りて行くのを

感じていました。

 

 

驚いたことに、

降りた先・・

ヴィジョンに視える・・眼下は・・ 

 

大嵐の海・・

 

 

頭上からは

賑やかな小鳥の声と

木洩れ陽と、

和やかな女性たちの歌声が・・

 

 

けれど、磐座から下は

灰色に 渦を巻く 嵐の海が・・。

 

 

神話に伝わる

 

白瀧神社」ゆかりの

ヤマトタケル尊の船が、

海を渡ろうとして

大嵐に遭い、困窮していたところ

 

弟橘姫が、嵐の海を鎮めるために

「入水」するその瞬間に・・

 

到達していたのでした。

 

 

 

 

琴を奏でながら、

動転していました。

 

それまで  深く

弟橘姫にフォーカスしたことは

ありませんでした・・。

 

そして、史実が そうであったのか、

あろうことか

その場に臨場してしまったのか・・

それも定かではありません・・。

 

けれども、その時、

 

弟橘姫が、ただ、優雅に、穏やかに、

 

降りてきた私たち・・が入っている

虹色の光の玉と

一体になって

 

嵐の海へと降りて行く姿が

視えたのです・・。

 

 

そこには・・

神話から 想像されていた

 

悲劇的な感覚や

悲壮感は、

 

全く感じられませんでした。

 

 

舷側から海へ飛び降りたのでもなかった。

 

ただ、彼女は

瀧の水音が響き、小鳥の囀る森の中

歌い舞う、女性たちの

穏やかな調和のエネルギーを

自分の身に付けて

 

 

大海原の・・

荒ぶるエネルギーの真っ只中に

優雅に・・たわやかに 降りてゆき

 

 

平安のエネルギーを

感染させたのです。

 

 

それこそが

 

「巫女」の"技" 

 

 

と、言われたようでした。

 

 

それは・・

 

脆く、たやすく手折られ

踏みにじられてしまうような

 

柔らかい、優しい、

女性性の・・

調和のエネルギーの

 

たった一滴が、

 

優勢な

荒ぶるエネルギーに

 

調和と平安

感染させることは 可能なのだと。

 

 

ただ、純粋に・・

 

"日常の もっとも 平安で

幸せな心を・・

その心を包むエネルギーフィールドを

保持したまま・・

嫋やかに・・ 貴女の内側の

"" を 足跡に・・

"" を 残り香に・・

進んでゆくだけ。"

 

 

と。

 

 

 

そのヴィジョンから 見えてくる

弟橘姫の入水」は・・

 

「后」や「妃」として

ヤマトタケル尊の身代わりとして

入水して、嵐を鎮める弟橘姫」の

悲劇的シーンというより

 

筋金入りの巫女

 

として、平安のエネルギーを引き受け

海神のもとへと

嫁した・・ あるいは

 帰って行った・・姿でした。

 

 

 

古事記」に記された、

弟橘姫が入水に臨んで

ヤマトタケル尊に  遺した"うた" 

 

 

"さねさし 相模の小野に 燃ゆる火の

火中に立ちて 問いし君はも"

 

"相模の野で 燃え立つ火の

火中に立って 

私の安否を訪ねてくれた あなたよ"

 

の、情感に満ちたうたも・・

 

もっと深く、二人だけにしか わからない、

的な意味 をも含んでいる ことも

見えてきます。

 

燃え立つ火の中にあって、「巫女」としての

弟橘姫に、この状況を"問う"にも読めます。

 

"火中に立ちて 問いし君はも"

 

その問いに対して、

 

燃え立つ火の中で、弟橘姫は

平安を湛え、調和の柱となって、

尊の側に立って支え、

難局を切り抜ける、活路を

閃かせる、トリガー、と

なっていたのかもしれません。

 

そして、海神と対峙するのは、

自分の役目と

 

嵐の海へと降りて行った・・

 

 

 

焼津で、奸計に遭って

"火難" に立ち向かった ヤマトタケルの尊

 

走水で、海神の怒りによる

"水難" に立ち向かった 弟橘姫。

 

二極 の 受難 が

 "さねさし・・"の"うた"によって

切っても切れない関係に・・

 

火難 と 水難 

ヤマトタケルの尊 と弟橘姫

 

という・・深い関係に

結ばれているのが 浮上してきます。

 

 

"冒険者"であり""である

ヤマトタケル尊が 越えるべき

イニシエーション として。

 

 

 

           Photo by Majo さん

「白瀧神社」の社の側で

 真穂さんが撮ってくださった写真。

頭上に降りてきた虹色の玉・・そのものが

写っていました。

ヴィジョンでは

大きく、森の中の空間を囲んでいました。

 

 

 

小鳥の声の響く

のどかな森の中で・・

 

荒れすさぶ  灰色の海を

幻視していたのは、

 

舳先のような磐座の上で

琴を奏でていた者だけ・・

だったかもしれません・・。

 

 

モノリナの 琴 の 響きも

大らかな 海のうねりの

ようだったので、

 

背後では、参加者の皆さんと・・

Megumiさんが  (偶然にも)

岩の 右側・・左側・・と

美しい インフィニティに

渦を舞い歌っていました。

 

 

 

 

 

 

背後で 、 軽やかに舞われた渦は・・

琴奏者には、右巻き左巻きの

嵐の海の渦でした。

(短いですが、音声が入っています♪)

 

 

 

 

 

 

計られていたように・・

磐座の上で・・

奏で、捧げていたモノリナの奏法

5月の満月の夜

(ベリーダンス&モノリナリチュアル(準備中))

皆既月食の最中に 逗子の浜で、

海の神より授けられた奏法でした。

 

 

                                                          Photo by Majo さん

 

                                                               Photo by Majo さん

この日の

白瀧神社」へのお供えは

 

WSへと出かける日の朝・・

を・・と聞こえて、

用意していたお米・・そのゆかりは・・

 

ヤマトタケル尊が

上総の國を抜け、

鹿島神宮の向かい

相鹿(あふか)の宮という仮宮を建てて

しばらく滞在された時。

 

その折、口にされたであろう、

その土地、麻生で採れたお米

 

 

その日逗子から駆けつけててくださった

逗子のWSの先達を務めた

真穂さんが 持参した

三浦半島を抜ける旅で

やはり、口にされたであろう

葉山の ヤマトタケル神社の湧き水に、

逗子の海の水 を混ぜた、捧げ水。

 

 

"吾妻"と"海"の名前の

京都より参加された、洋子さん持参の

婚礼の酒"蜂蜜酒(ミード)"

 

 

社の御前で捧げた  琴と歌は、

 

"磐座"での「入水臨場の時とは

 うって変わって

 

大らかな、

大海原を悠々と進む

船の旅の歌

 

ヤマトタケル尊は、

見知らぬ土地へ向かい、

その地 と 人、出来事 との出会いを

とても楽しんでいた

 

史実がそうであったかは

わからないけれど、

 

ここで、その時感じた

エネルギーは、

大らかで、楽しんでいて

ポジティヴで 包み込むような

雄大さでした

 

冒険を楽しんでいた・・

 

だから、尊の伝説や、

尊の伝説の残る地は、

 

私たちをワクワクさせ、

何かを始めたり、どこかへ旅に出たくなり

何か難問に立ち向かいたくなったり・・

私たちの

冒険の心を掻き立てるのでしょう。

 

 

 

弟橘姫は、ヤマトタケル尊を

"神妙"の世界の面から サポートする

居なくてはならない、旅の朋であり、

 

""としてだけではない、

"冒険者"としての

 

ヤマトタケル尊

一番の理解者だったのだろうと

思えるのです・・。

 

 

 

 

荒海の中の、たった一滴の、

「弟橘姫」の平安のエネルギー

たった"一滴"だけど、その中には

巫女の姉妹たち、海の姉妹たち、の輪の

支えがありました。

 

 

今までは、荒ぶるエネルギーの中で、

一滴の・・平安の穏やかなエネルギーは

たやすく気化してしまうと

思われていたけれど、

 

もう、それは過去のものとなる

 

古来からの "" を

 

「白瀧神社」で 伝授され、

  教えられた・・

皆に伝えるように・・

 

 

 

深いご縁で集まられた、海の姉妹の皆さん。

ありがとうございました。

 

 

 

 

WS in 筑波

 

最後の締めは やはり、

「夫女ヶ石」

 

一夜にして、しめ縄が・・

( 神官さんがいらして締めてくださったそう )

 

 

 

 

真新しい紙垂(しで)が  まぶしいです。

 

 

 

 

 

 

 

ヤマトタケル尊の壮大なサーガを

皆で体感してしまった後

 

私たちが拝したのは・・

筑波山左手に  傾く太陽

 

太陽の下、森の向こうに

見えるのは 雲なのですが・・。

 

黄金色に海が

輝いているように視えてしまいます。

 

 

"王"で、"冒険者" で

 "儀礼"を受けた  王であれば

当然・・

 世をあまねく照らす、太陽 としての性格も

帯びられる。

 

 

3日間の、筑波山でのWSも

終わろうというその時、

 

目の前の草原から

"白鳥" が 飛び立ちました

 

太陽 に 向かって。

 

 

 

WS vol.5 in 筑波 レポート 了

 

活路を開く お役に立ちますことを・・。

 

 

 

2021年 9月 24〜 26日

🌿「シェア ラブ 玉手匣 ワークショップvol.6 」🌿

in  赤城山 詳細ただいま公開中 !

 

 

お申し込み ・チケット詳細 :   チケットペイ販売ページ

 

 

 

 

           

                       

 

     

 

 

 

 

 

 

           「イナンナ」phase24の「ホーライ」より

 

 

 

 

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