東京国際映画祭、映画「ばるぼら」

   ワールドプレミアム上映と

山形国際ムービーフェスティバルでの上映 

 

 

 

 

手塚治虫 満91歳の誕生日にあたる11月3日、そして翌4日に、映画「ばるぼら」が

東京国際映画祭にてワールドプレミアム上映されました。

 

稲垣吾郎さんの美倉洋介、二階堂ふみさんのばるぼら、クリストファー・ドイルさんのカメラ、監督手塚眞と、手塚治虫のセンセーショナルな原作と、昨年から話題になっておりましたが、東京国際映画祭のコンペテイション部門での上映で、一般の皆さんへの、初お披露目となりました。

 

 

すでにご覧になった皆さんが、たくさんのツィートを寄せていらっしゃいます。

Tezuka's Barbara ばるぼら(@BarbaraTezuka)さん | Twitter

 

 

映画「ばるぼら」は来年中に公開予定ですが、年内に、

山形国際ムービーフェスティバルにて11月10日にもう一度上映があります。

 

山形国際ムービーフェスティバル | 第15回山形国際ムービーフェスティバル2019

 

 

山形市の会場にお近い方、今年のうちに見たい!! という方は、ご覧になれる

チャンスですので、 お知らせいたします。

 

 

 

 

原作に添いながら、原作から、さらに昇華してゆく二人。

それは、稲垣吾郎さんと、二階堂ふみさん、このお二人の演ずる美倉洋介とばるぼら、それにドイルさんによる映像、ゆえに、フィジカルなのに幻想的な美しさが画面全体から溢れ出たのだと思います。

また、橋本一子さん作曲の音楽も、見るものの没入感を容赦なく煽ります。

見る側は逃げようがないほどに、画面に魅せられてしまう・・・。

 

初めて試写を見たとき、二人の逃避行が始まり、山道をゆく二人の乗った車を追う空撮が、高圧線まで進む時、ああ、あの一線を超えてしまうと・・・。と・・、

その後のシーンを予感して、すでに胸にぐっとくるものがありました。

言葉ではなく、二人が画面にいるわけでもなく、先に待つ究極の場面を予感させる

全く不思議な映画です。

 

男性は稲垣さんの美倉に、女性は二階堂さんのばるぼらの雄姿に、惚れてしまう。

そして、映画のストーリーの中の二人、俳優としての二人に二重に感動して、涙が

流れてしまいます。

 

 

今、この時代だからこそ、日本の今に、必要なこの映画は、観客の私たちのハートに、消えることのない魂の炎を点火してゆくのだ・・と・・感じるのです。

 

稲垣吾郎さん、二階堂ふみさん、そして映画の中の、美倉洋介とばるぼら、に

敬意をこめて・・・。

 

 

来年の公開には、是非、劇場で観ていただきたい作品です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

11月3日の初上映後六本木ヒルズから見えた、雲に反射する東京タワーの上の

金色の光が印象的でした。