岡野玲子よりお知らせ（2）
2011年5月14日付け、雄勝法印神楽復興支援金の口座の開設と、皆さんからお預かりしている支援金の振込を完了したお知らせです。皆さんからの多大なご助力を得て、募金の受付はその後2015年10月に無事終了いたしました。
◎2015年の記事「雄勝法印神楽復興支援金活動の終了」にてご報告いたしております。
――――雄勝法印神楽復興支援金の口座開設のお知らせ――――
「雄勝法印神楽」の神楽師さんの素早い行動力により「雄勝法印神楽復興支援金事務局」が誕生し5月10日に「雄勝法印神楽復興支援金」の窓口が開設されました。
口座番号は
仙台銀行 中里支店 ＜普通＞2772181
雄勝法印神楽復興支援金 代表 千葉秀司
（オガツホウインカグラフッコウシエンキン ダイヒョウ チバシュウジ）
雄勝法印神楽復興支援事務局の連絡先は
hoinkagura@yahoo.co.jp
詳しい情報はどうぞこちらをご覧下さい。
◎http://geocities.jp/hoinkagura/sien.html （記録として残しています。）
そして、28日付でご報告済みのシンポジウム「シャーマニズムの未来」会場で皆さまがお寄せ下さった支援金（銀行で確認しましたところ合計で250,503円でした）は、5月11日に全額「雄勝法印神楽復興支援金」の口座に振り込まれましたこと、ここにご報告致します。
また、同日愛媛の美しい小島、中島からのカラマンダリンも届けられました。
土井果樹園のご主人が渾身で美味しい果物を詰めて発送して下さいました！
さらに、ご主人は私もお手伝いしたいとおっしゃって、大変値引きをして下さいました。早速、浮いた分で、新茶と末広饅頭を150個送りました！
人々がふと立ち返ったとき、そこにあったはずの文化が失われていた…
そのような悲しい憂き目に地域の方々があわないように…
そんな思いで支援金呼びかけを決断しました。
という神楽師さんたちの思い、被災された東北地方の、神楽、貴重な祭祀を受け継ぐ方々は、皆同じお気持ちのことと思います。
日本の各地に残されているお祭りや神楽の本質は、その土地の神々、
（すべての自然の動きや働き、そこに魂や知性が宿ると知って名付けられた神々）自然の中の精霊たちとその地域に生活する人びととの中取り持ち。
自然と共に生きる為、また、人びとが調和して生きる為の智慧や、その精神を喚起させる装置が、誰にでもわかる優しい物語りと、言葉や、リズムや、美しい舞の中に融け込んであらわされ、伝えられています。それを見てリズムを体感することで、魂振りされ、心と身体に調和と幸せと、元気をもたらしてくれます。
祭祈の本質を起こし直し、地球の自然の本当の力と人びとの生活が織物のように
綾に密に結び合って共生していく未来。
私もそんな未来を願ってやみません。
豊かな地球の未来の為にも、大切な智慧を伝える文化をみんなで支え守りながら、地域の復興が成されて行かれましたら、本当に素敵なことだと思います。
4月23日に支援金をお寄せ下さった皆さんの厚いお心に御礼申し上げます。
「雄勝法印神楽」の復興の公演が叶いますよう、引き続き支援が寄せられ、目には見えない、たくさんの橋が架けられますことを、ここにお祈り致します。
2011年5月14日 岡野玲子
