🌸神戸三宮の 「生田神社」 へ。🌸
引き続き7月後半のこと
神戸元町の
「戦没した船と海員の資料館」 訪問の後、
合流した 神戸在住の Fさんと
“稚日女尊”(ワカヒルメノミコト)
を お祀りする
神戸三宮の「生田神社」へ お参りしていました。
🌸
“稚日女尊” は
漫画「陰陽師」 第4巻で 登場した
和歌山県のかつらぎ町 天野の
「丹生都比売神社」の 御祭神
“丹生都比売命”(ニウツヒメノミコト)
と 同じ神さま、 とも
伝えられていて
天照大神の妹神でもありました。
生田神社 では、
天照大神の 幼名とも
和魂 (にぎみたま)の名前 とも
伝えられておられますが
“丹生都比売命”とも通じる
”永遠に若々しい比売神
稚日女尊 ”
かねてよりお参りしたかった
生田神社でした。
🌸
到着してみると、
神社全体の 佇まいも、
御社殿の 外見も 様子も
とても優しくて、美しい。
若々しくて
愛らしいエネルギーを感じる
御社なのです。
朱塗りの柱や梁に
生田神社のご神紋の 八重桜 や、
伝説の残る 梅枝 が装飾された拝殿。
拝殿の奥の 幣殿に 奉られた
金色の御幣が、朱塗りに映えて
光がキラキラしていて
生命を産み
はぐくみ育てる 光輝く女神 の
とても柔らかく 優しい
ご神徳 が 感じられて。
🌸
どうやってそれが始まったのか、
覚えていないのですが・・・
ただ、
愛らしい拝殿のつくりの 一つ一つに
感動しながら
女神の 御前で
遠く 海洋に眠る
御霊たちと 船たちの
平安 と 休息 を祈り
手を合わせると、
なんというか、
一連の経緯は 分かっている・・・
そんな
柔らかな、エネルギーを受け取って。
🌸
思いがけなかったので、
感動して
そのまま手を合わせていると、
御本殿の右手の方角から ・・・
柔らかで 心地よい・・・
そしてもっちりと密度のある
風 が 吹き始めた。
それは、
密度がありながらも 爽やかで
弱まることのない
力強い 風 が・・・。
海のほうへ向かって・・・
南の海洋の方へ・・・
途切れることなく
まるで・・・女神の懐から
押し出されるように 吹き始めて。
南洋の底に 眠る、
南洋の島々にも 眠る
全ての 御霊へ、
船舶へ
届けられるように感じて、
邪魔をしないように
風の道 を開いて
先ほど 資料館で目にした、
海図 を脳裏に
数々の航路を 追うように、
手で風の行先へ 繰り出すように
海へ 海へ
生田の 風 を 送り出した。
🌸
生田神社 は・・・
“生田の森”を背後に
三宮の駅 に近い
市街地 の中の 聖域なのだけれど
風 は まるで、神社の 後ろに
山があるように、吹き降ろしていて
神戸の方なら
生田の森 もあって
ごく自然なのかもしれないけれど、
森よりも大きな存在を
感じていました。
それは 六甲の山地なのでしょうか
おそらく・・・
御社殿側からの風が
よく吹き抜けてゆくので・・・
拝殿の扉や 御社殿の 蔀戸が すべて
雅な二重格子で・・・
“風 “が
吹き抜けやすくしてあるのかなあ・・・
松葉緑青色 の 二重格子を
見ながら
今では まるで
“命綱”
の ようにさえ思える
吹き止まぬ “風” を
感じていると
✧ ✧ ✧
「いのち を育み
いのち に喜びを与え
生きることを
祝福する “ 風”
それは
慈愛の “風 “・・・」 と。
女神の 言葉が。
✧ ✧ ✧
その時、同時に
“ 神風 ” という言葉が
脳裏に浮かびました。
確かに
生田神社から 吹き出づる
“ 神風 “
それには 女神から
授けられる
神聖な 女性性の “神風 “。
そして
勇気 や いさおし を
奮い立たせる
なんというのかな
容赦無く 吹き付つける 向かい風に
仁王立ちになって
ただ 諦念のうちに
引き受ける・・・そんな姿を感じる
神聖な 男性性の “神風” と
二つの性質の “神風” が あると
気づかされました。
🌸
すべての いのちは
大自然の中にあって
恩恵を受け 祝福され
それを忘れるような
人為に巻き込まれている最中
それでも・・・
圧倒されるような
大自然の 絶美なる光景に 出会う時
心動かされ 言葉を失って
胸がいっぱいになる瞬間。
巻き込まれている人為に
疑問が涌いてくる。
同じ地球に住む人々が
お互いのいのちを奪い合うことに。
自然から 与えられ 受け取る
生きること・・・
自然 と 人間。 人間 と 人間。
お互いの 喜びを・・・ 交歓を
踏み躙る 行為に。
私たちは、あらゆる存在と
もっと 繋がりあい、
信頼しあって
幸せに 豊かに
生きて、発展して
ゆけるはずなのに。
人為の中で
その 調和の思いも 魂からの声も
打ち消され 置き去られ
消滅してゆく。
🌸
“ いのち を育み
いのち に喜びを与え
生きることを
祝福する風
慈愛の 風 “・・・
神聖な女性性の “ 神風” の
存在 が
意識から消えてしまうのは
打ち消されてしまった
自然への 畏敬 と
同じように思えたのでした。
🌸
もし、
あなたのもとに
心迷う時
心乱れた時
思い切り・・心沈んだ時
そんな時なのに・・・
なんだか 心がワクワクしてきて
何もかもが 心地よく
きっと
なんとかなる・・・
心が とても肯定されるような
喜びをもたらし
不安や 寂しさを 流し去る
風が吹いてきたら
それは 女神が
大自然が・・・
生きることを 祝福する風 なのだと。
気がついて。
両手を上げて
存在を祝福してくれる 風を
全身と全霊に 受けて。
存分に
生きて。
存分に
祝福を受け取って。
”永遠に若々しい比売神
稚日女尊 ” からの
祝福の “風” を。
そんな メッセージを受け取った
生田神社。
🌸
女神さまからの”神風”ばかりでなく、
弁財天神社で 出会った
鴨さま ご一行や
7月限定の特別な御朱印の
思いがけない、
女神の 慈しみの しるし。
画像を また少し
シェアいたします。
🌸比売神さまが坐します
生田神社の 愛らしい佇まい
🌸御本殿の方角から
いつも風が吹くのでしょうか
御扉がすべて
繊細な松葉緑青色の格子で
透けた感じがとても美しいのです。
🌸美しい松葉緑青色 の
二重格子の扉
🌸御社殿の左手の
"生田の池"の方に向かうと
鉢で育てられた蓮の花が
たくさん咲いていました。
🌸やはり佇まいが愛らしい
池の側の
市杵島姫命の
お祀りされている
市杵島神社
左手に池があり、
手を合わせると
左手の池の方から
まるで海の中にいるような
淡い水色と織物のような交差する
深いブルーと、
ゆらゆらと揺れる海藻や
泳ぎ回る魚たちの
美しい海中のヴィジョンが
見えてきてしまって。
🌸
ついさっきまで見ていた
海底深く眠る
御霊たちや、
傷ついた船舶たちのことも
重なって
複雑な思いで、
なかなか お社から
離れられなくなってしまいました。
🌸
押し寄せる
一連のヴィジョンが過ぎ去って
一礼して
振り返ると
🌸次のお参り客か、
参道で待っていたのは、
石橋を占拠している
4羽の鴨さん。
一体どこから現れたのか、
すっごい驚いた。
🌸鴨さま御一行を
参道を空けて、待ってたけど、
石橋の上ですっかり和んでいた
鴨さまたち
やっと動き出して、
池に入るのかな?
と思えば
そんなことでもなさそうで
動画を撮る手も迷走して。
そんな何もかも、
なんだかとても可愛くて。
散歩に来ていた
ワンコも きょとんと
鴨たちを眺めていました。
🌸平安時代には
名の知られていた
御社殿奥の"生田の森"
源平の合戦の古戦場としても
由緒ある森と伺いますが、
森に入ると
何やら愛嬌のある
かまぼこ発祥の地の
石碑もありました。
🌸御社殿奥の
"生田の森"の中心に坐すのは
大楠。
大樹
曲水の宴が開かれる
"生田の森"には
小川が流れていました。
🌸神宮皇后が祀られている
奥まった生田森坐社
神功皇后が神占をされたところ
"稚日女尊"が現れ
御社を建てて
お祀りすることに。
🌸水占で人気の
金龍泉
🌸閉門前の"生田の森"
人が踏み込んではいけない
繊細で静謐な杜へと
変わっていました。
🌸雅で風格ある楼門
🌸御朱印受付には
いろいろな種類の
季節のもの、7月のみの
特殊御朱印が置かれていた。
そのうちのこの御朱印にびっくり。
色も、魚たちの姿も、
市杵島神社で
受け取った、海の中のヴィジョン
そのままで。
自分がどこにいるのかも
忘れてしまうほど
眩暈がした。
勿論、この御朱印をいただくことに。
そして・・・巫女さまから
御朱印を手渡されて
さらに驚愕することが・・・
🌸手渡された
御朱印は、丁寧に・・・
御朱印と ぴったりの
クリアファイルに入って
そのファイルに
プリントされた
桜・・・桜・・・桜・・・
このタイミングで受け取る
御朱印とファイルのセットは
まるで
海洋に眠る
桜の花のような 御霊たち
すべてに
女神の慈愛の風が
届けられ
柔らかな 海 の 懐 で
労われているように
見えてしまって。
🌸
生田の女神様・・・
“稚日女尊”から
海原に眠る 御霊の皆様への
慈愛の贈り物
どなたひとりも 欠けることなく
届きますように
祈り
“稚日女尊”の
慈愛に満ちた
一つ一つの出来事とに
感謝するばかりです。
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