箱庭療法 | my life as a dog.

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つれづれなるままに。日々のことをつづります。

ずっと興味があった、箱庭療法を体験してきました。
伺ったのはこちら↓
株式会社クリエーションアカデミー
http://www.meltcom.co.jp/

さて。
全体図をのせてみようか迷うところだけど、まあ、いっか。
できたのはこんな感じ。
 
二つに分かれてて、川が流れています。
で、手前側はイメージ的に青。ちょっと冷たい、ピシッとした感じ。
奥側は、赤とかオレンジのイメージ。自由で、あたたかくて、のんびりした感じ。
行き来は自由にできるんだけど、行き来はあんまりなくて、手前→奥に向かう人がほとんど。

作った後に、見守っていてくれたセラピストさんから、色々質問されます。
で、話していると、色んなことに気づきます。
いくつか、印象的だったことを書いてみます。

この中で自分は?との問いに、真っ先に浮かんだのは、

木の下でくつろいでる、黄色いうさちゃん。
と、その横で伸びをしてる猫。
二人とも、天気のいい日に木陰でのんびりまったりしている感じ。
まあ、ふむふむ、しあわせそうでいいね、という感想なのですが。

セラピストさんと話していく中で、ああ、これ自分だったわ・・と気付いたのが、
 
黄色い人の前にいる、木の人形。
これ、関節が動くようになっているやつで、いわゆるマリオネット、操り人形です。

この辺の人形について話している中で、
自分「この悩んでいる人とか、黄色い人については、実際に思い浮かぶ人が何人かいます」
セ「この木の人形は?実際に思い浮かぶ人はいる?」
自分「・・ああ、これは私でした。」

なんか、、、すごい!と思った。
人形を置いているときには、ただ何も考えずポンポン置いているのに、
こうやって見ると、いろんな事が表現されていて。
しかも、とってもタイムリーなことが表現されている。

今の自分が気になっている事というのが、人との距離感のことで。
距離感というか、ある人との境界線の無さ、というか。
ここ1年くらい、ずーっともやもやしたものを抱えていて。
それがごく最近、ああ、私はこの人と境界線をうまく築けていなかったから、
変な風に相手の気持ちを取り込んで、そこに応えようと無意識でしてたんだ、と気づき、
自分のしたいこと、ができていなかったから、ずっともやもやしていたんだ、と分かったのです。
まあ、相手への共感性とか、感応する力とか、いい面もあるだろうけど、
そこが自分の弱点にもなりえるんだな、って思います。

そして、それぞれの人形になって、
「何を言いたいか」「何をしたいか」を感じて言葉にしてゆきます。

操り人形は、
「やりたいことも、言いたいことも、あるはずだけど、もはや何も感じられない」
黄色い人形は、
「この人(木の人形)が離れてしまわないか、とても不安で怖い」
「(相手を操ることを)私だってしたくないけれど、どうしたらいいか分からない」
と感じていました。

これらはもちろん、あくまで私が感じたこと。
実際に、黄色い人形=私が思い浮かべた人物、がそう感じている、そう思っている、
というわけではないと思う。
ただ、こうして、箱庭を作って、いろいろと客観的に見えたことで、
今まで自分には持ちえなかった、自分では気づけなかった視点を新たにもつことができたと思う。
それが、現実にどんな変化を起こすのか、起こさないのか、は、
また後日、降りかえって見たいと思います。

ちなみに、大きな木の上には鷲がいます。
これは、なんとなく父親のイメージでもあり、自分のイメージでもあるんだけど、
ほんとは、この箱庭全体を見渡すように、空を飛ばせたかったものでした。
で、セラピストさんによると、そういう俯瞰的な、客観的な視点も持てている、ということでした。

あと、まだまだ面白い気づきはあったんだけど、大きなところはこんな感じ。
箱庭療法、機会があったら、コンスタントにやってみたいなーと改めて思いました。