看護師になりたくなかった私パート3おまけ | reikoganbareのブログ

reikoganbareのブログ

ブログの説明を入力します。

大学病院で働いて居た時に実習の学生の受け入れがあって医学部の1年生が実習にやってきました。医師の実習ではなくて看護師の業務の実習でした。高校を卒業して医学生になりまだ半年も経っていない初々しい男の子がやってきました。看護師について看護師の仕事を一緒に体験します。その中で検査や1日尿量、性状(どんな色?何か混ざってないか、濁ってないか)を確認するため、1日出る尿を全て瓶に溜めてもらうのですがその尿を1日の終わりに採尿等したあと、捨てて瓶をきれいに洗い翌日のために空にしておくという作業をしていました。一般の人は排泄物に慣れてもないし汚いと思う人が多いのではないでしょうか?看護師は慣れっこでそんな感情はありません。作業を終えたあと、実習生さんは、「看護師さんのお仕事は本当に重労働で大変なんですね、実習してみてそう思いました。僕は国試に受かったらこの経験を活かして良い医者になりたいと思います、ありがとう御座いました。」とホントに素直な瞳で言ってくれました。あの彼は今、どんなDoctorになっているのかなと時々思い出します。元気で頑張ってくれていたら嬉しいな。知識や技術はもちろん大切だけどそれ以上に心のこもった対応のできる人にこそDoctorになって欲しいと思います。私も今、癌になって治療していますが、主治医とは長い付き合いになります。私の主治医はすごく熱心で優しくて、いつ休んでるんだろうかと思うぐらい惜しみなく時間を私に使ってくださいましたしたくさん訴えた不安や辛さも全部受け止めてくださいました。今はこれ以上にない信頼を感じています。今まで長い間看護師をしていてたくさんのDoctorを見てきましたが必ずしもそんな良いDoctorばかりではなかったので私は幸せだなぁといつも思うんです。取り留めのないお話になりましたが、私の忘れられない医大生のお話、聞いて欲しかったので書いてみました。次回は私が一番大好きだった終末期病棟のお話をします。終末期病棟ってどんなところ?って思われている方が多いと思います、暗い、悲しい、苦しいとか悪いイメージが多いと思いますがそうではないので是非、また読んでもらえたら嬉しいです。ではまた👐