#入院した経験 | reikoganbareのブログ

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私の闘病ブログ第二弾です。左乳がん、右リンパ節転移、癌の進行レベル4と告知を受け元々、医療従事者でありながら絶望感と死のイメージは頭から消えることはありませんでした。手術は部分切除か全切除かドクターから問われました。ボデイイメージが変わってしまうことを考えると悩みましたが、家族の心配を考え全切除を選びました。年齢的にももう若くはないしそんな選択ができたのでしょう。もし若ければたぶんこんな選択はできなかったかも知れません。それほど、乳房が無くなるということは大変な決断でした。手術自体は全身麻酔でしたのでそれほど苦痛ではありませんでした。目が覚めた時には大きなガーゼが貼られドレーンというチューブが胸に入れられていました。幸い、傷の痛みもさほどなく、手術のあとは平穏に入院生活を送っていました。ただ、死の恐怖は消えることはありませんでした。看護師さんとお話をしていて何度となく涙を流しながら後ろ向きの発言をしていました。看護師さんはそんな私に泣いても良いし、思うことはなんでも私たちに話してくださいと私のために時間を割いてくださり、何度も何度も話を聞いてくださった。しっかり受け止めてくださったことで、自分の中でなんとなく、しっくりと何かが受け止められたような気がしました。完全に死の恐怖から抜け出せたわけではなかったけれど、暗闇の中に一縷の光が見えた気がしました。最近の病院は専門性が高くて、医療従事者の方も努力や勉強をされているようで入院中、心穏やかに過ごせたのはスタッフさんのおかげでしかありませんでした。こうして私は2週間ほどで無事に退院することができたのです。さて、次のお話は退院してから抗がん剤治療を始めるまでの色々を心情も含めてお話をしたいと思いますので、第3話も読んでいただけたら幸いです。入院した経験

 

 

 

 

 

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