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気が付いたら、人生の半分以上オーストラリアに住んでる事になっていた、シングルマザー歴23年、リメディアルセラピスト、桔梗のブログの部屋へようこそおねがい

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夕暮れの雲

 

 

私は子供の頃、ガキ大将だったらしい。

 

「らしい」というのは、自分にはガキ大将している自覚が無かったからだ。

7年ほど前に幼馴染の男性がやっているケーキ屋を訪ねたとき、昔話に花が咲いて、そのときに私が近所の男の子達の大将だったと言われた。

 

私:「え?そうやった?男の子と遊んでたのは覚えてるけど😅」

 

幼馴染:「いや、桔梗はいつも俺たちを引き連れていた。」

 

う~ん。確かに幼稚園でも小学校でも、女の子たちとお人形遊びとかままごとをした記憶は全くと言っていいほど無い。

「今日はOOするぞ~!!」とか言って、無理やり男の子達を引きずりまわしていたのかも知れない(笑)

 

しかし、当時は今のようなジェンダーレスなんて考え方は無かったので、私は、成長するにつれて否が応でも女の子であることを自覚しなければならなかった。

 

 

小さい頃の写真を見ると、まだスカートをはいている写真もあった。

けれど、男の子と遊ぶ時は当然短パンとシャツ。

自分が女の子らしいことを嫌うようになった記憶は、小学校2年生くらいからだ。小学校は服装が自由だったので、2年生以降は私はいつも短パンかズボンで学校に通っていた。

だが、学年が上がるにつれて男子と女子が分けられることが出てきた。

 

先ず小学校3年生になったとき、体育の服装が変わった。

男子は今までと同じ短パンなのに、女子はブルマーをはかなければならなくなったのだ。😱😱😱

これが恥ずかしくてしょうがなかった。

ところが、今度は身体に変化が出始める。

小学校5年生になると胸が膨らみ始めた。(デカくなかったのは幸いやった😓)

そして、6年生になると初潮があった。(おぞましかった😱)

いわゆる『女子』になっていく自分がめちゃめちゃ嫌だった。

 

そんな私の、小学校3年生から卒業するまでのあだ名は『あしゅら男爵』。

1972年から始まったテレビアニメ『マジンガーZ』に出て来る、顔の右半分が女性で左半分が男性という悪役キャラクターだ。

私が悪者という意味ではない。(いや、もしかしたらそういう意味だったかも汗汗汗

なぜなら、このアニメが始まる前は『おとこおんな』と言われていた。

たまたま人気アニメのキャラクターに、男と女が一緒になっているキャラクターが出現したのでそのキャラクターの名前があだ名になっただけ。

つまり、男子の中でも私は男みたいな女として扱われていたというわけだ。

ただ、『あしゅら男爵』と言われても、いじめに遭ってる気はしなかった。

それはそうだと思う。

小学校3年生頃から5年生になるまで、私は毎年一回は男子相手に取っ組み合いの喧嘩をしていたからだ。(泣かせたこともある……ごめんなOO君あせる

 

 

ところが中学校に入ると制服がある。女子はセーラー服、そして男子は学生服。

このセーラー服にめちゃめちゃ違和感があった。今のようにジェンダーレスで制服が選べたら、私は絶対に学生服を着ただろう。

小学校の卒業式は中学校の制服で出席しなければならず、卒業式の日にからかわれた。

 

男子:「うお〜っ!一ノ関がスカートはいてる!!びっくりびっくりびっくり

 

私:「はきたくてはいてるわけやないわむかっむかっ!着れるもんなら学ラン着たいわ!」

 

 

 

さて、中学校に上がるとよその小学校からも生徒が集まって来るので、私のことを知らない男子も多かった。

新学期早々、クラスの男子たち何人かがスカートめくりをしたりしてからかってくる。

「やめろ」と何回言っても、しつこく繰り返す男子がいた。本人達はその女子の反応を面白がっているのだけれど、これがめちゃうざい。

ある日、またその男子がちょっかいを出してきた。私は振り向きざまにほっぺたに平手打ちをかました。

 

「やめろって言うてるやろムカムカ!何度言うたら分かんねん!」

 

その男子は、鳩が豆鉄砲を食らったみたいに固まっていた。

その日から、クラスで私に手を出す男子はいなくなった(😅)

 

 

当時、男子は私にとって馬鹿言って笑い合う仲間で、女子より話し易い相手だった。

ところが中学校二年生のある日、

 

女子:「ホントに仲がいいことねむかっむかっ!」

 

と教室で、すれ違いざまに友達でもないクラスの女子に面と向かって言われた。

彼女はそのまま教室を出て、次の授業の部屋へと他の女子と一緒に歩いて行った。

 

私:「何なん、あれ?」

 

女友達:「あの子、Y君のことが好きなんよ。桔梗がYと仲良く話してるのを見るのが嫌なんよ。」

 

私:「ほな自分も話ししたらええやん?」

 

女友達:「それが恥ずかしくて出来ひんから桔梗に嫉妬してるんやないのあせる

 

女子の女心が全く分からない私だった……😓

 

 

 

弁当が男子生徒よりデカくて、男子に驚かれたこともある。

 

男子:「お前の弁当デカくね?二段やんか!」

 

私:「練習キツイから腹減んねん!」

 

上の段はおかずで、下がおかずのの二倍の大きさのご飯🍚だったのだが、こんな風にからかわれても平気で毎日そのデカ弁を食べていた。

 

 

で、当時の私にとって男子は憧れだった。

バレー部に入ったものの、男子バレー部員のダイナミックなスパイクやブロック、そしてフライングレシーブがカッコ良くてめちゃめちゃ憧れた。

けれど、生まれ持つ筋肉が違う。だから、どんなに頑張って厳しいトレーニングしようが自分は男子のように飛べないし、破壊力のあるスパイクも打つことは出来ない。

せめてフライングレシーブだけでも!と頑張ったのだけど、胸が邪魔でカッコいいフライングレシーブは出来なかった。(がっくり😞)

 

 

こんな風に小学校から中学校へ進むにつれ、少しづつ少しづつ、自分は男子の恰好をしても絶対に男子と同じ様にはなれないという現実にぶち当たっていった。

 

そして、中学生の時に遺伝子の性染色体というのを知った時に思った。

 

(女は絶対に男にはなれんのや……)

 

 

これを理解しているのとしていないのとでは、ジェンダーレスの捉え方が全く違って来ると私は思う。

 

次は、私の人生のジェンダーレスの考え方の変化について書いていこうと思う。

 

 

 

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