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浅見光彦シリーズを書いていた内田康夫先生の『城崎殺人事件』(1989年刊行)を読んでから、温泉好きの私はこの城崎温泉にはとても興味があった。(浅見光彦シリーズの大ファンなのだ😍)

城崎温泉が他の温泉地と大きく違うところは、温泉施設が宿泊施設の外にあるということだ。
昨年北海道の登別温泉に行ったのだけれど、温泉が湧き出ている地獄谷から各宿泊施設が温泉を引いていた。
けれどこの城崎は町が温泉を管理している。
宿泊施設は、勝手に施設内に温泉を引いて来ることが出来ないとのこと。(以前、裁判になったらしい)
なので、城崎では温泉に入りたかったら外湯に行かなければならないのだ。

また城崎は家族経営の宿泊施設が多いのだそうで、余り団体客は受け入れられないらしい。
確かに、登別温泉にあったような大型施設は見当たらない。
コレも情緒溢れる城崎温泉の景観を維持出来ている理由だと思った。
ということで、城崎温泉の宿泊者は宿泊施設の浴衣を着て下駄を履き、無料チケットを宿泊施設からもらって外湯に入りに行くのである。


さて冒頭の理由で、
和歌山での3月2日と3日の丸々2日間ヒプノセラピーコースを終え、予備日に取っておいた4日を使って城崎温泉へ行ってみることにした。

今回は時間の都合で、日帰り外湯巡りをすることに。

3日の夜に和歌山から新大阪に移動。
翌朝は6時に起きて出発の準備。ホテルから駅まで歩いて2分なので便利だった。
6:55新大阪駅発の新快速で京都に向かう。そして京都から7:32発の『きのさき1号』で城崎へ。
実は城崎へ向かう特急は新大阪発の『こうのとり』、大阪発の『はまかぜ』などもあるのだが、京都発『きのさき1号』が1番早く城崎に着けるのでこれを選んだ。


城崎温泉駅アップアップアップ



城崎温泉駅到着は9:52。すぐさまコインロッカーにスーツケースを預ける。
宿泊する人は宿に荷物を預かってもらえるが、私のような日帰りツアーの人もいる。小さな町だというので、荷物を預かってもらえる場所があるのか心配だったが心配ご無用。
今はインターネットという便利なものがあるので、コインロッカーの場所などもしっかり下調べができるのだ。さすが観光地で、かなりの数のコインロッカーがあった。

駅前から温泉街に向かって、細い通りの左右にお土産屋、食べ物屋、そして旅館などが連なっていた。




細い通りを抜けると、そこには写真で見たことのある景色が広がっていた。


ネットで下調べをしていたので、7つの外湯の場所は把握していた。
残念ながら、駅のすぐ横にある『さとの湯』は月曜日がお休みなので行けない。
そして、『まんだら湯』『柳湯』の二つは午後3時から営業なのでここも除外。
残り4つの外湯巡り、とりあえず一番遠い場所に位置する『鴻の湯』に行くことにした。

街の中心を流れる円山川の支流、大谿川(おおたにがわ)に和風の鉄筋コンクリートの弓形の橋が5ヶ所に掛かっていて、川沿いの柳並木が情緒溢れる風景を醸し出している。
昼の景色も美しいが、おそらく夜の景色のほうが風情ある写真が撮れるだろうと思う。




この景色は、大正14年の北但大震災の被害で焼け野原になったまちの復興計画により作られたものなのだそうだ。
まず護岸工事で側壁を70〜80cm上げ、その後昭和元年に弓形橋郡が建設された。以前は10cmしか無かったので、大雨が降ると直ぐに洪水がおきていたらしい。
橋は上流の王橋が一番大きくて、バスも通れる広さを持っている。そこから下流に向かって、愛宕橋、柳湯橋、桃島橋、弁天橋という名前がつけられている。
その後昭和7年に柳の植樹が始まり、今では100本以上の柳が街の風景を彩っている。
この橋の上から撮った写真がこれ。




この川沿いに上流に向かって歩いていくのだが、一番下流にあるのが『地蔵湯』、『柳湯』、『一の湯』、『御所の湯』、『まんだら湯』、そして『鴻の湯』となる。



その鴻の湯には、駅から歩いて20分ほどで着いた。



この外湯のどこでも、1500円で外湯一日入り放題券が買える。入浴料は大人800円なので、外湯二つ入ったら元が取れる。
私は四つ入る予定だったので、迷わずこれを買った。
身体が冷えていたせいか、この鴻の湯の湯は熱く感じた。ここには露天風呂もあったので、若干お湯の温度が低いだろうと露天風呂に直行。案の定、いい湯加減だった。
京都から来ている方とお話をしているときに、外国からのお客さんが入ってきた。どこから来たのか聞いてみたら、ベルギーからだと言う。
二人の娘さんの一人が現在日本に住んでいて、ベルギーから家族三人で来て合流し、家族四人で旅行の最中だと言っていた。京都、城崎と来て、広島、宮島と移動するのだそうだ。



30分ほど湯に浸かり、鴻の湯を後にした。



次の目的地は御所の湯だ。
『御所』という名前が付いているだけあって、外観は素晴らしい。



そして、露天風呂も広くて素晴らしかった。露天は三段になっていて、高いところから小、中、大の大きさになっていた。ここに入って間も無く雨がぱらついて来た。
風呂に入っているので、雨が降ってても私は全く意に介さずに中段、上段の露天で楽しんだのだけど、雨に濡れるのを嫌がって屋根のある下段の露天に入っている若い人が多かった。(傘を持ってなかったので、街中でも濡れながら歩いていた私)
ここでも30分ほどのんびりして、御所の湯を後にした。



ここでちょっと小腹が減ったので、『おこわ』を食べた。



松葉蟹を販売しているお店で値段をチェック。
一杯六千円から一万八千円と、結構なお値段。



因みに、松葉がにと越前がには同じズワイガニ。水揚げされる場所で呼び名が変わるのだそうな。


さて、お次の外湯は『一の湯』。王橋の真ん前に位置する外湯だ。
露天風呂が洞窟のようになっているのが特徴だ。
前の二つの外湯に浸かってもう既に身体がホコホコしてきているので、長湯が出来ない。20分ほどで一の湯を後にした。




この王橋の手前に、飲める温泉の玉橋飲泉場がある。

ダウンダウンダウン


手ですくって飲んでみた。丁度良い温度で、味はちょっと塩っぽい感じ。
観光客が多い時はここにも行列が出来るそうだけれど、この日は誰もいなかった。平日だったからかも知れない。


さて、三つの外湯を制覇して後は地蔵湯だけだったので、ここからはゆっくり歩きながら写真を撮った。




まだ柳の葉が開いていなかったので写真の色合いはイマイチだけれど、柳の葉が開けば、昭和初期の建物と弓形の橋に柳の緑が映える写真が撮れるに違いない。



次回はぜひ城崎に宿泊して7つの外湯を全て制覇すると共に、灯りが灯った街の中心部も写真に納めてみたいと思った。

最後の地蔵湯には露天風呂は無かった。
最後なので、水シャワーを浴びながら出たり入ったりを繰り返し、ラストは髪も洗ってすっきりとして外に出た。





駅に向かって歩きながら、但馬牛の肉まんを買って食べた。五百円也。



やはり、コンビニの肉まんとは違う。美味かった。



最後に駅前の弁当屋でカニ弁当を買おうとして、そこで財布が無いのに気づいた。😱😱😱

肉まんの五百円はポケットに入っていたので、財布を出さなかったから気づかなかったのだ。
考えられるのは地蔵湯だ。
慌てて地蔵湯まで戻った。
受付で

「あの、財布ありませんでしたか?
あせるあせるあせる


と聞いたら、名前を確認された。名前を言うと、財布が出てきた。
男性が届けてくれたのだそうだ。😭

まだそこにいらっしゃったのでお礼をした。
お金は余り入っていなかったのだが、オーストラリアのカードや免許証やら重要な物が入っていたので本当に助かった。

駅前の弁当屋でカニ弁当を買い、新幹線での夕食にすることにした。

4つの外湯を堪能し、名物も食べて、財布も戻ったしめでたしめでたし。
城崎温泉物語は、ハッピーエンドで終わった。
ラブラブラブ


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