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気が付いたら、人生の半分以上オーストラリアに住んでる事になっていた、シングルマザー歴23年、リメディアルセラピスト、桔梗のブログの部屋へようこそ。おねがい

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37.5時間のマッサージウィークが終了してのんびりとブログを書いていたクリスマスの日、朝からワインを開けながら、ちらし寿司やタコの刺身などを作った。

 

「朝から酒??」

 

と思う方も多いだろうけど、25日のクリスマスはほぼほぼどこもお休みなので、一日中家で食べて飲んで家族と過ごすオーストラリア人は多いのだ。

私は普段は飲まないので、こういう特別な時にゆっくりと味わって飲むのがめっちゃ楽しいのである。

 

 

娘アリスの作る、クリスマスレシピのダックの照り焼きは私の大好物。

その他にも、洋梨パイwithアイスクリーム🍨、そしてチーズタルトとご馳走とワインを堪能したら、夜になってもお腹がいっぱいで、ソファーに横になってネットを見ているうちにうとうとし始めた。

とその時、もの凄い風と共に雨が横殴りに降って来たのである。

 

こちらでいうストーム、日本でいうゲリラ豪雨の突然の襲来だった。

 

このストーム、実はオーストラリアではさほど珍しくはない。だが、通常はこんなに突然やってくることはない。

大抵は風が徐々に強まり、大粒の雨が最初まばらに落ちてきて、そこからバケツをひっくり返したような雨に変わっていく。

だがクリスマスのこの夜のストームは、本当に突然やって来たのである。

自分の部屋にいたアリスも慌てて部屋から飛び出して来て、二人で家中の窓を閉めたのだが、それでも間に合わなくて相当量の雨が家の中に吹き込んでいた。

 

続いて稲妻と雷が到来した。ひっきりなしに夜空にフラッシュのような光が焚かれ、凄まじい雷鳴が轟く。

雨に混じって雹が屋根に落ちてくる音も聞こえた。

サイクロンや台風は雨風だけで雷は発生しないのだけれど、このストームは雷が伴い、時にはデカい雹が降って来る。

そのデカさは、ゴルフボール大の大きさから時にはベースボール⚾️大の雹が落ちてくることもある。当然、頭に当たったら死んでしまう。

 

 

 

 

 

この日のストームは雹の心配は無かったのだが、とにかく風の強さがハンパなかった。

そして、この雷鳴。

ストームが襲来して5分ほどした時、家の明かりが一瞬消えてまた点いた。

 

アリス:「We might have a blackout.(停電になるかも)

 

私:「かもね。

 

そう言った途端、再び明かりが消えて真っ暗になった。

 

アリス:「あ、消えた!」

 

明かりが消えると、外の稲妻の光がひっきりなしに瞬くのが鮮明に分かった。

キャンプで使うようなトーチを常に用意してあるので、直ぐにそれを点け、急いでキャンドルの用意をした。

そして、携帯でストームの大きさとその動きを確認した。

 

私:「うわ、やばい!このストームめちゃくちゃデカい!」

 

アリス:「マジ?あ、ホントだ。」

 

ゴールドコーストがすっぽりとストームの雲に覆われていた。これだけ大きいストームは久しぶりだ。レーダーでは、内陸の西方からやって来て東の海側に抜けていく動きが確認できた。

一時間ほど雨風は続いたが、少しずつ雨は弱まりやがて静かになった。

お酒を飲んでいたので、運転して周囲を確認しに行くことも出来ない。

諦めて、クリスマスの夜はとりあえず寝ることにした。

 

 

 

翌朝になって外に出てみたが、家の周りに特に被害は見当たらなかった。だが、停電は続いたまま。

携帯の電池が20%を切ったので、仕方なくドライブをしながらチャージすることにした。

そこで、昨夜のストームの被害を目の当たりにした。

特に、ゴールドコーストの北側の町の被害が凄かった。

大木の枝が至る所に落ちていて、雷が落ちたかのように幹が真っ二つに折れている木や、根こそぎ横倒しになった大木もあちらこちらに見えた。場所によっては道路脇の並木が、ドミノ倒しのように綺麗に倒れていた。

信号も停電のため、至る所でその役目を果たしていなかった。

 

(うっとこでも暴風雨が凄かったのに、この辺はあれ以上だったってこと??)

 

後になって知ったのだが、クリスマスの午後、なんとゴールドコーストから約1時間内陸に入った辺りで竜巻が発生していたのだ。

その竜巻がストームと共に海岸線へと流れて来たので、竜巻が通過したゴールドコーストの北側だけ他より被害が大きかったのであった。

クリスマス休暇で国内や海外からゴールドコーストを訪れていた観光客は、恐らく度肝を抜かれただろう。

 

 











 

 

携帯のチャージが100%になったところで家に帰った。だが、夜にバッテリーが無くなったので、再びナイトドライブに出かけた。

ドライブから帰って来てもブラックアウトは解消されておらず、結局26日の夜もキャンドルナイトとなってしまった。

 

クリスマスから二日後の、27日の朝になっても停電は続いたままだった。

この日は仕事が一日中入っていたので、アリスに携帯用のリチャージバッテリーを渡して仕事に出かけた。

仕事が終って家に着いたのが午後10時半。

アリスの携帯バッテリーが10%を切っていて、いつ停電が解消されるのかも分からないので、再びドライブしてチャージャーも一緒にリチャージした。

 

(明日も停電続くようやったら、マッサージタオル洗いにコインランドリーに行かなあかんわなぁ)

 

そう思いながら横になった途端に深い眠りに落ちた。一日7時間半のマッサージは、やはり60歳の身体には応える(気は若いねんけど😅)

 

どれくらい眠ったのか、私は娘アリスの叫び声で目が覚めた。

 

アリス:「Mom, we got a power back!!!」

 

なんと夜中の2時に停電が解消されたのであった。

 

私:「あ~、良かった~。これで明日の朝にタオルの洗濯が出来る~。」

 

寝ぼけた頭に最初に浮かんだのが、仕事用タオルの洗濯だったのが笑える😅。

しかし電気が通じた喜びよりも疲れの方が勝っていたので、私は再び眠りに落ちてしまった😴😴😴。


そして今朝、私は洗濯機の音で目が覚めた。

洗濯を気にしていた私の為に、アリスがタオルの洗濯を始めてくれていたのだった(なんて優しい😇)

 

 

今年のクリスマスナイトは、3日間のブラックアウトとなった。

恐らく一生忘れないだろう。

 

 

 

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