こんにちは。
気が付いたら、人生の半分以上オーストラリアに住んでる事になっていた、シングルマザー歴23年、リメディアルセラピスト、桔梗のブログの部屋へようこそ。
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ゴールドコースト海岸線の夜景(南側)
今回は前回のブログの続き
現在地球上に生息している動物の中で最も人間に近い霊長類はチンパンジーとボノボで、その次がゴリラ。
チンパンジーとボノボは、その姿形はめっちゃ似てるのに、性質は『凶暴』と『温厚』で正反対。けれど、チンパンジーもボノボも子育てはメスのお仕事であるのは共通している。
だが、ここに最強イクメン類人猿が登場する。
ゴリラである。
アリス:「ゴリラのオスはね、子供が乳離れしたらメスに代わって子育てするんだよね。それも凄い献身的に面倒見るの。」
私:「マジで😮?めっちゃイクメンやん!」
アリス:「イクメンって何?」
私:「あ、知らんかった?育児をする男=Menだからイクメン。」
アリス:「知らな~い🤣でもイクメンは日本はまだ少ないんじゃない?私が知ってる日本人旦那も、稼ぎが奥さんより少ないのに家事も育児もやらないし、奥さんも外で文句言うだけで何もやらせてないみたいだし。アタシなら速攻離婚。」(せやろな😅)
私:「日本人男性にもっとゴリラ🦍系が増えたら、離婚は減ると思うんやけど。まだチンパンジー系が多いもんなぁ。」
アリスの年代のオージーの男性はゴリラ系が多い。私のお客さんも、皆んなしっかり育児している。
日本人にチンパンジー系男子が多いのは、父親が何もしないのを母親が黙認してしまってるから。結局子供達もそれが当たり前になってしまっているからだ。
その見た目がごっついゴリラ、類人猿で唯一パパ(父親)になる動物である。
人間の赤ちゃんの乳離れは1年~1年半で、ゴリラの赤ちゃんは約3年。人間には『哺乳瓶』という魔法の道具があるのでイクメンパパも赤ちゃんにミルクをあげられるけど、魔法の道具を持たないゴリラはいくらイクメンでも赤ちゃんを育てられない。
ということでゴリラは、赤ちゃんが乳離れするまではメスが責任をもって育て、乳離れした途端に子供の世話はオスに引き継がれるのである。
「じゃあ、よろしくね。」
と(言ってはいないだろうが)ポンと子ゴリラをオスに預けると、メスはそのままそうっと離れてどっかに行ってしまう。餌を探しに行ったり、時には別の群れのオスと仲良くなっちゃったりすることもあるのだそうだ。(自由奔放や~)
そこからの子育ては全部リーダーのオスの仕事になるのである。
ゴリラの群れは、一頭のオスと複数のメスとその子供達で成り立つ一夫多妻家族。群れのメスが同時期に子供を産む事もあり、オスはその複数の子どもを一緒に面倒を見る(イクメンの鏡やん😍)。
「子供同士で遊んだりするから手は罹らないじゃん😏。」
なんて、子育てしたこともない人間の男性が安易に言ってしまいそうだが、(そういうコトは、自分でやってみてから言えよアホ!)とツッコみたい。
だって、子供は本当に何をするかわからない。
うっかり目を離してる間に怪我をしたり、野生では襲われてしまうこともある。片時も目を離せない。ここで自分の血を引く子供を死なせてしまたら、そのオスはパパ失格の落胤を押されてメスに逃げられてしまう。だからオスは、メスにずっと群れに居てもらうように子育てもしっかり頑張っちゃうのである。
しかも、ゴリラは共感性が高く、群れの弱いゴリラに食べ物を分け与える『シェア』もちゃんとする。そんなオスは慕われ、メスも群れを離れない。(そりゃ私も離れんわ🥰)
ということで、ゴリラのメスは群れに居ても自立している。
「あ、この男、もうアカンわ😒」
と思ったら、メスは一人でサッサと群れを離れていく。人間の世界で言う『三行半』をメスがオスに突き付ける形だ。
因みに、(共感性を有する人間的)チンパンジーのオスリーダーは、子育てはしないが大きくなった子供に群れの中での社会性を教えるようなことはする。
実はチンパンジーの世界でも面白いリサーチ結果があって、共感性の高い人間的リーダーより、サル系ボスリーダーの方が繁殖力は高いのだそうだ。
それは人間の世界での、DV・モラハラ、自己中男性や自己中女性が無計画に子供を作ったりするのと変わらないような気がする。それでいて、人間として必要な社会性、共感性を子供に教えたりしない。というか、それを持っていないから教えることが出来ないと言うほうがいいかも知れない。
共感性の無いリーダーの群れで生まれ育つ子供チンパンジーは当然共感性を学ぶチャンスは低くなるし、同じ様に、DV・モラハラ、自己中親の元で育った人間の子供も、人間社会で必要な共感性を持つ大人になる確率は低くなる。
「人間はチンパンジーと違って知能が高いから、大人になれば学ぶでしょう?」
と言う人もいるだろうが、どっこい私達人間はそこまで利口ではない。
私は父から情操教育を受けたことは一度も無い。社会性や共感性を持っていない親は、子供にそれを教えることは出来ないのだ。そして学ぶ能力の無い人は、教えられなければ大人になっても社会性や共感性を学べない。運良く私は母からは情操教育を受けたし、カウンセリングで人の心を学ぶことの大切さを改めて気付かされた。(母が居なかったら考えただけでも恐ろしい😱)
人間でも自ら学べない人の方が多いのだから、子供の頃から学び方を教えなければいけない。『三つ子の魂百まで』とは良く言ったものだと思う。
おっとっと、話が逸れたので元に戻そう。
さて、日本社会で夫に三行半を突き付けた妻の離婚理由の多くは恐らく『夫が家事・育児をしないワンオペ状態だから』だろう。特に共働きでワンオペなんて、
「だったらあなたが一人でやって見せて下さい🤨あなたが完璧に出来るなら私も頑張ります😈」
とはっきり言って良い。DV・モラハラ男やその両親が怒りに任せて🤬🤬🤬と暴言を吐いたら、直ぐ録音!しっかり慰謝料や養育費を貰った方がいい。
そんな殆ど女性が離婚後に親権を取ってシングルマザーになる。経済的に大変でも、面倒見なければならない『オス』が一人減っただけで、精神的にとっても楽になる。(経験者は語る😅)
しかし、旦那がゴリラ系イクメンでも、女性にモテるタイプだと、イクメン君が浮気をする確率は高くなるかも知れない。ゴリラ社会と違って人間社会は一夫一妻なので(イスラム諸国は別だが)、それが原因で離婚になってしまう可能性もありだ。
だからイクメンパパの奥さんは、自分もしっかり良いママ+魅力ある奥さん、でいる努力を怠ってはいけないと思う。
こうやってみると、チンパンジーの世界の男性上位・男尊女卑、ボノボの世界の女性上位、ゴリラの世界の自立メスとイクメンオスなどを、単純にそのまま人間社会に反映することは難しい。
やはり人間社会の構図は他の類人猿と違いかなり複雑だ。
人間は言葉を持ち、考えることが出来る進化した霊長類なので、言葉を使ったコミュニケーションスキルを磨き、生活習慣も、世界の移り変わりに合わせて『自分の頭で考えて』それぞれの家族の在り方を作っていくのがとっても大事だと思わさせる。
アジア諸国、アラブ諸国は、欧米先進国の現代社会の在り方から大きく遅れていて、日本でも未だに「子育て・家事は嫁の仕事、ついでに義両親の介護も嫁の仕事」なんて平気で言っちゃうご家庭もあるようで。(絶滅の一途を辿っている家庭。ウチの父家族がそうやったし~😅)
まあ、私もその類人猿的DV家族の餌食になった人間だけど、同じ類人猿でもゴリラのメスのようにオスを見限ることが出来たし、その後は人間的に進化した考えを持って生活をしている(と自分では思っている😅)。
人間社会はもの凄いスピードで移り変わっている。
その社会の移り変わりのスピードに脳みそアップデートが追い付いて行っていない人間のオスとその家族は、これからの時代、自立したメス……おっと、自立した女性に『ポイ』と捨てられてしまう運命にあるのかも知れない。
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