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 気が付いたら、人生の半分以上オーストラリアに住んでる事になっていた、シングルマザー歴23年、リメディアルセラピスト、桔梗のブログの部屋へようこそ。
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ゴールドコーストにある自然遺産の森で。根元から折れた巨木。



 暦の上ではもうすでに秋のオーストラリアであるが、3月16日のシドニーは40℃で、翌17日のゴールドコーストも34℃と、この時期にしては異常な暑さだった。
 夏の初めの昨年の11月、そして一番暑い時期であるクリスマスから年始にかけても、朝晩に寒さを感じるくらい涼しかったのだが、2月に入った頃から蒸し暑くなり始め、秋である3月に30℃超えはあり得ない。
 しかも、冬のスポーツであるフットボールシーズンが始まっているのにこの暑さ...。デーゲームだったら選手達は熱射病で倒れてしまうであろう気温だ。

 
 さて、そんなオーストラリアから3月18日に日本にやって来た。
 第一の目的は母の一周忌。そして第二の目的は、2月に施設に入居した叔父夫婦の荷物が残る家から、叔父夫婦の荷物を撤去することである。

 昨年12月に叔父夫婦の施設入居が決まって、日本滞在中に出来る限りの荷物整理を行なったのだけれど、『必要なもの』と『取っておきたいもの』の判断を私が全部決められないのが苦労だったあせるあせる。多分、年老いたご両親の家を整理している方々は同じような経験をされているのだろうと思う。


 叔父夫婦の場合は施設に完全引越しをする形なので、本当に必要なものしか持って行けない。
 第一段階は昨年の12月に、叔母に「要る物」「要らない物」を聞きながら選り分けしたのだが、何せ施設の部屋のサイズを把握出来ないので何でも持って行きたがるのであった。(もうこれはしゃあない)
 なので、施設に入ってその居住空間の限界をみてもらってから、再び持ち込んだ服を選り分けてもらった。
 そして今回は最後の総仕上げ。アリスにも手伝ってもらい、彼女がオーストラリアで使いたいモノを物の中から選り分け、叔父夫婦の物を業者に引き取ってもらう。祖父母の物などは残していく。(祖父母の家が、何故か父の名義になっているから)
 仕分けで一番大変なのが、写真類と手紙類であった。仕方ないので、写真は施設に全部持って行き、叔母に整理してもらう事にした。
 すると、ベッドに寝ている叔父が食い入るように昔の自分の写真に目を通していた。
 アリスは、叔父の高校卒業時の写真を貰った。(なかなかハンサムなのであるラブ



 昨年亡くなった母は、昔の手紙などはほぼほぼ処分していた。それでも、約十年住んでいた母の家にはそれなりにモノはあったのだが、「え“〜っ!?何やこれ?とアリスと思わず声を上げたのは、その家の先住者の、裁縫が得意だった伯母が集めた端切れ布が昔の収納木箱一杯に出て来た時。あの量には流石に声が出た。
 
 母の家にもタオル、バスタオル、風呂敷などは山のようにあって、バスタオル以外は全部引き取って貰ったのだが、叔父夫婦の家からもやっぱり同じようにタオルとバスタオルが山のように出てきた。
 私はオーストラリアでマッサージの仕事をしていて、オイルを使うスポーツリメディアルマッサージなのでタオルをたくさん使う。タオルが古くなると取り替えていくので、家にどんどんバスタオルが増えていく。それをどうやって処分しているかというと、犬猫病院に寄付をするのである。
 なので、母の家にあったバスタオルも叔父夫婦の家にあるバスタオルもオーストラリアに持って行って犬猫病院に寄付をするつもりでいる。オーストラリアに持って行くのにお金はかかるけれど、あの量のバスタオルをただ捨てるのは勿体無い。どうせなら使わせてもらおうというわけだ。グッド!


 昨年の4月に母が亡くなった後、母の家を整理するのに何度か渡日した私。9月からは、今度は叔父夫婦の住む家の片付けをすることになったのだが、このブログを読み続けてくださっている方はご存知だと思うが、私の父の汚屋敷の大掃除の為に2013年から2019年にかけて、私は年1〜2回渡日していた。
 今回、一年の間に二回、一軒家のお片付けをすることになった私はつくづく考えた。

(なぜお年寄りの家には物が溢れてしまうのだろう?)

 

 理由はいくつかあると思うのだが、先ず

第一の原因は『捨てられない、(ショッピングが)止まらない』(父はこれに当てはまる😅)

で、

第二の原因は『引っ越しをしないから』(これも父に当てはまる😓)

だと思う。母は父と別居後に何度か引っ越しをしていたから物がその都度減っていったのだと思う。

 
 オーストラリア人は結構引っ越しをする。(私もオーストラリアに住み始めてから10回は引っ越しをしている💦)
 小さい住居から、子供が生まれると大きい住居へ、そして子供達が巣立った後、家の維持が大変な年齢になるとオーストラリア人は家をダウンサイズする。例えば、4ベッドルームの家から3ベッドルームや2ベッドルームのアパートメントなどに引っ越したりして、身体の負担を減らしていくのだ。
 当然であるが物を減らして行かなければならない。寄付をしたり、売れそうな物は売りに出したりして身の回りの物を処分していく。
 勿論オーストラリア人でもホーダー(物を集めて捨てない行為をする人)はいる。日本で言う『ゴミ屋敷』に住んでいる人達がこれに当たる。でも、日本人の方がホーダーになり易いと私は思う。
 理由は、日本人は家を買うと一生そこに住み続ける人が多いので、物を処分する機会はオーストラリア人に比べると極端に少ない。自ら片付けの機会を作らなければ物は増え続けていく。


 先月2月に叔父夫婦が施設に入居した後、早速私は家の片付けを始めたのだが、物があり過ぎて物を選り分けるスペースを作るのも大変な状態であった。
 私が子供の頃(約50年強前)ここにきた時は、祖父母二人の生活だったし子供だったから広く感じていたのかな?と思ったのだが、業者さんに見積もりに来てもらった時こう言われた。

業者さん:「いやぁ、結構ありますねぇびっくり。ところで一ノ関さんは、どこで寝てはるんですか?ホテルですか?


 やはり、物が多かったのだ。
 
私:「いや、ここに横になれるギリギリのスペースを、無理矢理作って寝てます。」

と示したスペースは、布団の3分の2の幅のスペースだった。
 叔母も86歳で、急な階段を上り降りするのは危険を伴う。だから、荷物を一階に置くようになってしまったのだと思う。






 しかし今回、3日間に渡って物を運び出してもらった結果、家は昔と同じように広くなった。そして一階の部屋にアリスと二人で余裕で布団を敷いて寝た。
 物があると掃除も出来ないから、家はどんどん汚れていく。汚れが溜まると空気が澱むので家にいいエネルギーが入って来ない。
 
 今回の掃除で、再びアリスと決心した。

アリス:「帰ったら、またモノを整理して捨てよう!」

私:「せやなぁ」


 





 物が無くなったら、家は本当にめちゃめちゃ広くなった。




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