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 気が付いたら、人生の半分以上オーストラリアに住んでる事になっていた、シングルマザー歴23年、リメディアルセラピスト、桔梗のブログの部屋へようこそ。おねがい
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ゴールドコーストの世界自然遺産の森で、暫くぶりに森林浴

 



 2月に叔父夫婦の施設入居の手続きで日本に行った時に、親戚の方から母の一周忌のお花代を頂いて物凄く感激した。

(これが『気持ち』っていうものなんやなぁ)


 物凄く感激したのには理由がある。

 実は昨年母が亡くなった際、実の家族からの母に対する『御霊前』は、この親戚の方からの一周忌の『お花代』にも満たなかったからである。


 母の火葬をいイラクサ(妹)に任せることにした時、私は生前の母の遺言をイラクサに伝えた。

 

「父を火葬には参加させないで下さい」

 

 しかし、父は何故か遺体安置場に来たのであった。(葬儀場の担当者の方から聞いた)

 それを問いただすと、イラクサの言い分は

「母はそんなに父のことを憎んではいなかったと思います」だった。

 

 彼女の一存で父を母の遺体安置場に連れて行ったのである。そんなに父に来て欲しくなかったのなら、母は生前遺言で書き残すべきだったということだ。(毎週母とテレビ電話していた私の言葉は信用出来ない?)


 しかし、遺体安置会場にやって来たその父からの『御霊前』は私は受け取っていない。父は本当に一銭も包まずに会場へ来たのである。

(もしかしたら、今の人は一銭と言うても分からへんかも?銭は1953年に発行が停止されたお金。1円=100銭)

 来させないでと言った母の遺言を無視するイラクサもイラクサだが、父もお顔を拝みに来るのだったら『御霊前』包むのが常識だし(離婚したとはいえ50年以上も婚姻関係にあった)、ラクサも父に包ませるのが常識だと思うのだが?(私間違うとる?)

 しかし、そんなイラクサも母に対するお気持ちを包んでいなかった。
 唯一、アメリカに住む50代の弟夫婦の名前の『御霊前』があったが、これは恐らく「ワクチンを打ってないから」との理由で帰って来なかった娘夫婦の代わりに火葬に立ち会った、弟のお嫁ちゃんのお母様が用意されたのであろう。

 お嫁ちゃんのお母様が、帰国しない娘夫婦に代わって、恥をかかない様に自分の名前ではなく娘夫婦の名前を書いたのだと思う。

 つまり、私の実の家族は母に対する『お香典』は一切出していないということなのだ。
 ただ単に、家族でも『お香典』を出すもの、という常識を知らなかったのだとするとちょっと恥ずかしいし、知っていて出さなかったのだとすると、これが故人である母に対する彼らの『気持ち』だということになる。

 もし喪主である私の手にお金が渡るのが嫌だからお香典を包まなかったのだとすれば、お香典の意味を分かっていない。

 『お香典は故人に対する気持ち』だからだ。

 田舎に行けば行くほど、そういった日本の冠婚葬祭の習慣、常識は知っておかなければ恥ずかしいと私は思う。(私は知らんかったから、調べまくりの聞きまくり😓)


 オーストラリアには無い日本の習慣『お香典』。
 49日前の、亡くなった故人の霊に対しては『御霊前』、49日以降の仏になった故人に対しては『御仏前』を使う。『お花代』はその名の通り、故人にお花を手向ける意味を持つ。
 故人に対する『気持ち』なのだが、日本の常識の金額というのがある。

 年齢によって、又故人との関係の親密さによっても金額は変わってくるのだけれど、もちろん家族であっても『御霊前』は出すのが常識となっている。

 未成年は必要無いが、成人したら『気持ち』を包む。それは家族でも同じである。

【故人との関係性による香典の相場】
• 祖父母:1万~5万円
• 両親:3万~10万円
• 兄弟姉妹:3万~5万円
• 叔父・叔母:1万~3万円
• 上記以外の親族:1万~3万円
• 友人・知人:3千~1万円
• 近所の人:3千~1万円
• 職場の関係者:3千~1万円

引用:https://www.famille-kazokusou.com/magazine/manner/579

 

 

 



 20代は相場の下限の金額(社会に出てまだ間もないから)、30〜40代は中間の金額(子供などがいて大変な時期だから)、そして50代以上は相場の上限の金額である(子供も成人して職場での地位も高くなっているから)。
 因みに、母への御霊前で最も多くリスペクトをくださったのが叔父夫婦(父の弟)である。そして私の従兄(母の甥)、伯母(母の兄の妻)であった。そして、母の一番の友人だった方も、相場の上限以上のお気持ちを包んで下さった。
 
 私が親戚の方から頂いた『お花代』は、やはり母に対するお気持ちがこもった金額だった。私はつくづく思った。

(私の家族とはえらい違いやわ)


 私がこうしてブログを書いていると「家族の恥を世界に発信する非常識者、気違い!」と虚家族に言われるのだけれど、だったら私も非常識家族の一員だということでええやん?😅

 彼らは自分たちが常識で、私が非常識だと信じているのだろうか?

 彼らの常識と私の常識が余りにかけ離れているので、私は世の人々の意見を聞きたいのである。

 

 DV加害者に限って上記のようなことを言い、自分達のしていることを外に漏らさないように画策する。   

 DV元夫もその両親も、私の事を非常識!と言っていたし、電話で父に母へのモラハラを指摘した時にはこう言われた。

 

父:「お前が世界に発信しなかったら誰も知ることにはならなかったむかっ

 

私:「誰にも知られへんのやったらモラハラしても良いってことなん?言うとくけど、DV(モラハラ)する人間の方が非常識やから。」

 

父:「お前みたいに世界に発信するよりマシだむかっむかっ

 

 さすがDV・モラハラ加害者の思考はぶっ飛んでいらっしゃる。😅



 おっと、話が逸れてしまうので元に戻そう。

 

 オーストラリアでも『気持ち』を送る習慣はある。


 主に結婚祝い、出産祝い、お見舞いなどの祝い事で、お祝いは大抵プレゼント。お見舞いにはお花が多い。新婚さんは欲しいものリストをを作り、お祝いをあげたい人がそのリストから選ぶ。高いものを友人達がお金を出し合って贈るのもありだ。

 

 もしアメリカに移住している弟夫婦が「俺らの住んでいるUSAは、香典なんて習慣ないから。」なんて言い訳をするのなら、娘アリスの生まれも育ちもUSAのボーイフレンドの話をしよう。

 母がまだ生きていた頃、弟妹はオーストラリア生まれオーストラリア育ちのアリスのことを

 

「日本の習慣、マナーを知らない。叔父叔母(弟妹の事)に対するリスペクトも無い!」

 

と、下げていた。(そのアリスの母親の私をも下げていた。未だに下げ続けている😅)
 

 しかし母が亡くなった後、アリスは私に$500(約5万円)渡してくれた。そして、日本の香典の習慣を知らないアリスのアメリカンボーイフレンドも、アリスが日本の習慣について何も言わなくとも$500をアリスに渡してくれている。

 私のオーストラリア人のマッサージのお客様も私の母の魂に手向ける立派な花束を下さったし、日本人のお客様はお花代を包んでくださった。

 誰が常識的な『気持ち』を持った人間なのか?


"Actions speak louder than words."(行動は言葉よりも雄弁)


だと私は思うのだが、皆さんはどう思われるだろう?

 

 

 

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