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雲の上に僅かに見えた富士山の頂

 


 手紙というのはその人の性格の特徴が滲み出る。ビジネスレターのように型にはまっているレターは、サンプルなどを参考に書くことが出来るけれど、個人に当てた手紙というのはその人の思考がガッツリ反映されるから、言葉遣いなどを間違うととっても恥ずかしい手紙になってしまう。ショボーン


 今回は、父が叔父に宛てた手紙の中で父が使っていた、とっても失礼な言葉遣いについて話してみようと思う。


 ブログにも書いたのだけれど、父が叔父夫婦に送った6ページにも渡る長い手紙の約4ページは私と叔父夫婦の言動や行動を批判する内容であった。残りの2ページで、叔父夫婦が住んでいた祖父母の家(詰まり叔父の実家)の処分を考えているという内容になっていたのだが、何を意図して4ページにも渡る私や叔父夫婦の批判を書いたのか、父が一体何が言いたいのかがはっきりしていない手紙だったのだ。

 

https://ameblo.jp/reikoecoguide/entry-12772079996.html

 

 

https://ameblo.jp/reikoecoguide/entry-12774093222.html

 

 

 

 

 しかも父のこの手紙には、祖母が亡くなるまでの6年間、叔父夫婦が住み込みで介護してくれたことに対する感謝の言葉などは一言も書かれていなかった。

 私は父のこの手紙を読んで本当に最初に思ったのが、(喧嘩売ってるのか?)だった。理由は、父の言葉遣いにある。

 

 父は手紙の中で自分のことを『俺』、叔父のことを『手前』、叔父夫婦のことを『手前方』と書いていた。私の認識の中では『手前』というのは自分を指して使う言葉だったので、叔父に対して『手前』という言葉を使う父の手紙からは嫌悪しか感じられなかった。

 『手前』には、名詞と代名詞の使い方がある。


名]
1. 1 自分の目の前。自分のもと。「―にある本を取る」
1. 2 自分に近い方。また、目標とするものの前。こちら。「―の交差点を右折する」「採用の一歩―の段階」
1. 3 人の見る前。他人に対する自分の立場・面目・体裁。「少しは世間の―も考えなさい」「言い出した―、とても断れない」
1. 4 腕前。技量。手並み。「お―拝見」
1. 5 (「点前」とも書く)茶の湯で、茶をたてたり炭をついだりするときの所作や作法。→御手前 (おてまえ) 
1. 6 自分ですること。自前。
1. 「―の商ひをして、大方は仕損じ」〈浮・永代蔵・二〉
1. 7 自分のものであること。自分の支配下であること。
1. 「―の人足、数千人出て」〈浮・武家義理・三〉
1. 8 暮らし向き。生計。経済状態。
1. 「一代のうちにかく―富貴になりぬ」〈浮・永代蔵・二〉

 
そして、代名詞の使い方がコチラ。
[代]
1. 1 一人称の人代名詞。自分のことを謙遜していう語。わたくし。「―の生まれは信州です」
1. 2 二人称の人代名詞。
1. ㋐対等または目下の相手をさしていう。おまえ。→てめえ
「おれは―を憎くて殺したのでねえんだぞ」〈賢治・なめとこ山の熊〉
2. ㋑(「おてまえ」の形で)対等の相手をさしていう。あなた。
「お―の大切にしらるるものをおれが伐るものか」〈咄・鹿の巻筆・一〉


引用:
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E6%89%8B%E5%89%8D_%28%E3%81%A6%E3%81%BE%E3%81%88%29/

 


 

 ビジネスの世界でも『手前』という言葉は使われるが、それは全て自分を指している。『手前ども』という言葉を聞くこともあると思うけれど、自分たちをへりくだっている代名詞なのでビジネスで使っても大丈夫なのだが、二人称で使う『手前』はビジネスの世界では絶対に使わない。(使った時点でその人のビジネスはアウトやと思う)


 二人称の「手前」が乱暴になった言葉が「てめえ」だ。

 

 ということで、手紙で『手前』『手前方』を使っていた父は、良識のある人なら分かると思うのだけれど、言ってみれば叔父を「お前(てめえ)」叔父夫婦を「お前たち(てめえら)」と蔑んでるような表現をしていたことになるのだ。(因みに、手前方という代名詞の使い方をネットで検索しても出てこなかった。名詞の「手前の方」という表現で出て来た。)


 父は本来であれば、叔父夫婦に対して「あなた方」もしくは手前を使うなら「お手前」という書き方をしなければならなかった筈なのだが、父の昔からの性格と人の意見を聞かない性格を考えると、弟である叔父を格下の人間として見ていただけに、身内同士の手紙でその上から目線の表現が「手前」「手前方」となってしまっていたのだろうと思う。
 残念ながらこれが父の常識なのである。14年前に亡くなった祖母も、今現在父をバックアップしている弟も妹も、この父の手紙の表現や言動を「人を見下した表現」であると気付いていなかったのかも知れない。
 役所で働いていたから、あの人を見下すような性格や言葉遣いが仕事に影響することは無かったかも知れないが、もし普通の会社で働いていたらクレームの嵐だっただろうと思う。

 だから、父があのような醜い手紙文を書いていながら、「手紙の内容は叔母さんの勘違いだから親戚にそう電話して欲しい」と、弟が叔母に対して電話で言うのはお門違いだと私は思った。

 叔父夫婦を勘違いさせるような酷い手紙を父が書いたことを謝罪するべきだとイラクサにメールで伝えると、「桔梗が父の手紙の内容を故意に偽って吹聴し親戚を含め人々を騙して欺いている!」と、イラクサはメールで私を責めてきたのであった。
 「そんなに言うなら、実際に親戚の方々に手紙を見せても良いですか?ブログに載せて人々の意見を聞いていいですか?」と返信したのだが、私がまた親戚の前でいいように言い訳するのだと思ったのかも知れない。イラクサが「私が手紙を持って見せに行きます」と返してきた時には仰天した。

(あんな失礼な手紙、ホンマに親戚に見せに行かはんの?結局恥かくんは父や思うねんけど)

 だからイラクサからの返信メールに、本当に親戚に手紙を見せに行ったと書いてあったのを読んだ時はびっくりポンであった。加えて、また別の機会に他の親戚にも読んで貰いに行くと書いてあったのにも目が飛び出た。

 (そうまでして私が手紙の内容を偽ってるって証明したいんやろか。私、電話で父に手紙の内容確認してんねんけど。)

 私も流石に父のあの手紙の言葉遣いを人に話すのはちょっとまずいと思ったから、オブラートに包んで親戚に話しをしていたのだが、イラクサ自ら親戚に見せに行ったのであればこれからはオブラートに包む必要もない。
 私のDV元旦那も平気で法廷で嘘を書き並べて私を貶したが、父の手紙は、それに匹敵するくらい読んでいて気分が悪くなる言葉遣いだった。

 

 人に感謝を示さず、人を批判することは一人前。でも自分では何一つ行動を起こさない人間の言うことを、世の人間がどれだけ信じるのだろうか?

 彼らに同調する人がいたとしたなら、それはそれで仕方ないことだ。

 ただ、私は彼らの常識を受け入れることはできない。

 彼らの常識は、私のDV元夫と同じレベルの、私にとっての非常識だからだ。

 

 まあ私にとっては父が何を言おうが、ホオズキやイラクサが何を言おうが今更どうでも良いことなのだ。

 叔父夫婦は、運良く家の近くの施設に二人部屋が見つかってそこに入った。

 私は今度は、母の一周忌と、叔父夫婦の荷物を全て祖父母の家から運び出すために渡日する。


 母が亡くなってから一年になろうとしている。


 私にとっては正に怒涛の一年だった。


 

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