闘いははじまった | 尾道 れいこう堂のブログ

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(広島のある方の手紙がとてもよかったので許可を得て掲載拡散です。

千人が集まった秘密保護法反対デモ ―12・6を安倍政権終わりの始まりにー
   
2013年12月6日。私はこの日を忘れない。なぜなら、第2次安倍政権の「終わりの始まりの日」にしようと、誓ったからである。

「朝日」50%、「毎日」59%、「日経」50%。これは、新聞各紙による直近の世論調査で、秘密保護法に「反対」の数字である。いずれも「反対」が「賛成」を大きく上回り、過半数を占めた。どの世論調査でも「この国会で成立を強行するのでなく、慎重な審議を」が8割にものぼった。

12月6日、深夜。政府と自民・公明は多くの国民が反対する秘密保護法案を再び、今度は参院本会議で強行採決し、成立させた。

この日、師走の風が身に沁みる夕方の6時前から、広島の原爆ドーム前には続々と市民が集まり始めた。幼い子どもを肩車したお父さんもいる。赤いジャンパーを着た女の子の手を引いたお母さんも。私のかつての同僚や、組合活動を一緒にした懐かしい仲間の姿もあった。老いも若きも、広場を埋め尽くした。デモ行進の途中にも、沿道から隊列に加わる人が後を絶たない。デモの隊列は最終的には1000人になった。

安倍政権と自民・公明与党は、この市民の声を無視した。わざと耳を傾けようとしなかった。この秘密保護法案なるものは、審議すればするほどその内容の危険性が浮かび上がり、反対の声が広がった。あらためて書くまでもないほどだ。私たちの目、耳、口をふさぎ、私たちの国を「戦争をする国」にするためのものであることが明らかになった。

そして悪法が成立した今、心に刻んでおかなければならないことがある。それは、秘密保護法が憲法に明白に違反していることだ。秘密保護法は、憲法の基本原理である国民主権、基本的人権の尊重、平和主義をことごとく踏みつけにする違憲立法である。与党である自民・公明が国会の中で多数を握っているからといって、憲法に反する法律を作ることは絶対にできない。

私たちのたたかいは、これから始まる。負け惜しみではない。秘密保護法の施行は1年後である。希代の悪法は成立はしたけれども、施行させず、廃止することができる。政府・与党はなぜ、こんなに成立を急いだのか。それは、日に日に安倍自公政権の本質が明らかになり、広範な市民が「この政権には未来がない」ことに確信を持って反撃するのを、心から恐れたからである。

思えば、「STOP!国家秘密法 広島ネットワーク」が発足したのは10月15日だった。まだ2カ月もたっていない。結成集会に集まった市民は100人だった。10日余りの準備で、これだけの人たちが集まってくださったことにまず驚いた。11月2日の初めてのデモは200人で歩いた。21日の集会とデモには350人が参加した。そして12月6日の集会とデモの参加者は1000人。結成集会の10倍である。

私はここに希望を見る。戦前に後戻りする暗黒社会を再現しようとする安倍政権に、はっきりと「NO!」をつきつける多くの市民たちがいる。

2013年12月6日を、安倍政権の「終わりの始まり」の日にしよう。
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