天田神社はかなり古い神社のようですが、創建ははっきりしません。 

 昔はの辺りは土地がよく肥え、作物が豊かに育つということで、甘野と呼ばれていたそうです。 

そして、その地の田んぼのことを天田と呼びました。 


天田神社は、この天田に田の神を祀ったのが始まりだそうです。 

 それが、この地の領主である物部氏の祖、饒速日尊を祀るようになり、物部氏の滅亡後、その痕跡を消すように、ご祭神は住吉四神にすり替えられました。 

交野市にはこのパターンの神社が少なくないです。 

神社の歴史を学ぶと、日本の歴史が学べますね。 


 さて、この神社に参ったとき感じたのは、天田の名にふさわしい、田園の風景を少し残した田舎に建つ由緒のある神社と言うイメージ。 

祀られる神様は変偏して来ましたが、変わらずこの地を守ってこられた安定感がこの神社には在るように思います。 

ですから、この土地に縁のある人にはとても懐かしい気持ちを懐かせてくれるような空気でした。