▼ 見過ごしていたこと
ひまし油で根源太郎を追放できるかもしれないと思って始めた人体実験。おなかの具合が悪くなり、だめだった・・・。がっくりです。
ですが、先日のブログの内容をふと思い出し、ある重大なことに気がつきました。
▼ 復習
以下は、ひまし油を口から摂取した場合の説明です。
ひまし油は、トウゴマという種を圧縮し潰して作ります。
胃に入ったひまし油は、十二指腸に送られます。そこには、胆のうから胆汁が、すい臓から膵液が送り込まれてきます。
ひまし油は水には溶けません。油なので。でも、胆汁と炭酸水素ナトリウム(重曹)と混ざると、水分と混ざり合うようになります。
水に溶けやすくなったひまし油は、すい臓の中にある成分と混じりあうことで、リシノール酸とグリセリン(ともに油性)になります。
リシノール酸は、体内たんぱく質をつくらせない働きがあります。なので、リシノール酸があると、細胞は死んでしまい、全身のあちこちで不都合を引き起こします。ひどくなると、その生き物が死んでしまう。
毒素リシノール酸は、小腸表面のアルカリ成分によってリシノール酸ナトリウムに変化します。それが小腸の壁にくっつくと、小腸の神経を刺激して、蠕動運動により下痢を起こし、毒素リシノール酸そのものを体外に排泄させます。
▼ 夏場が旬のブルーベリー
真夏のバンクーバーでは、地元産のブルーベリーが大安売りで売られます。1年に1度のチャンスなことから、毎日のようにブルーベリーを茶碗1杯分ぐらい食べていました。
◎ 八百屋さんで売っているリサイクル用の入れ物入り 800gで800円ぐらい
◎ ブルーベリーの色素落としに重曹
ブルーベリーはたくさん食べると、色素が多いため歯が青黒くなる。それで、色を落とすため、歯ブラシに重曹をつけて磨いていました。
考えてみれば、そのあとです、おなかの具合が悪くなったのは。重曹を使ったことで、小腸の蠕動運動を加速化させてしまった。そのため、おなかの調子が悪くなった。
◎ 油性の化合物は排出されにくい
おなかが回復するまで、2週間半もかかってしまいました。使った重曹は、ほんのわずかです。それも使ったのは2回だけ。でも、小腸の粘膜層で作られた毒素と重曹の結合物は、血管にはいあった後、体内からなかなか排出されなかった。毒素は脂肪なので、体液に溶けて薄まるということがなかったからかもしれません。
仕事中に突然、トイレに行きたくなったときは、さすがに不安でした。