▼ 飲むタイプと注射や点滴の違い
口、胃、小腸を通過して肝臓に達するまで10分から15分ぐらいかかる。
肝臓を出て血管を通して、患部に運ばれるのに1分。でも、量が不十分。
手足や背中、頭など全身をめぐっていた薬が患部で荷下ろしされ、ある程度の量になると効果が出始める。時間にして15分~20分~30分。
注意: 胃の中に食べ物が残っているのか、ストレス、年齢、性差、薬の種類や運ばれる部位などによって、効果が表れる時間は異なります。
ストレスが、薬の吸収率に影響しているとは知りませんでした。ストレスが強いと、薬の効果が何パーセント下がるとのデータはありませんでしたが、もしも、薬の効果がなかなかでないときは、ストレスを疑う必要ありか。
▼ 点滴や注射のメリット
図によると、注射や点滴は、口、胃、腸、さらに肝臓というルートを省略しています。
▼ 点滴
点滴や注射のメリットはなんなのでしょう?
例えば、静脈に点滴で薬を入れるとどうなるのか。
静脈に入った薬は、血液に混じり炎症部位に直接配送されます。それにかかる時間は、薬の種類や届け先によって差がありますが、先発隊はわずか1分。
飲み薬だと、胃、腸に続き肝臓を経由して最後に全身をめぐる血流に入ります。
肝臓を経由するときに、薬の効果を無効にする変化を加えられてしまうことがあります。余計なことを!と思ってしまうのですが、肝臓にとっては薬は毒。薬の効果を消してさっさと体外に排出させるという仕事を忠実にこなす。
点滴や注射は、それがない。なので、飲み薬よりも効果が高くなる。
▼ 注射
注射は、薬が筋肉などから血管に入るまのに時間がかかるので、ほんのわずか点滴よりも遅い程度。
そういえば、小学生の時、新任だった先生が、体調が悪くなったので医者に行って、おしりにカンフル剤を打ってもらったら、たちまちのうちに元気になったと言っていたのを思い出しました。
医療が進歩した将来、飲み薬ではなく、痛くない注射・・・スタンプタイプが普及し、頭痛や熱が数分でよくなる薬が売り出されるかもしれない。