●ステロイド10)強い薬ほど効果時間は短い | 潰瘍性大腸炎 & クローン病&過敏性腸症候群の改善・完治・根治

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▼ 薬の届く先

風邪をひいてのどが痛いとき、薬を飲みます。

薬がちゃんとのどに届いて、痛みを治してほしいと祈りながら。

 

本人としては、飲んだ薬、全部が、のどで作用を起こすことを期待。でも、実際は、薬は、のどだけでなく、全身の血管の中を流れる。なので、のどの痛みとは関係ない右足の薬指にも、薬の成分は流れていく。

これって、薬の無駄遣い。でも、残念ながら薬の届け先の指定はできない。

 

▼ 体内の薬の残存量

飲んだ薬が、6時間後、12時間後、24時間後に体内にどれぐらい残っているか知りたいと思いません? これは血液検査で分かります。

 

▼ 薬によって血液中の量が減るのに時間が異なる

薬ステロイドは、薬の効果が強いと、体内にある薬の量が早くなくなる。

逆に、効果が弱いと、長持ちする。

 

最強のステロイドパルス剤は、体内の薬量は6時間から12時間で半分になってしまいます。一方、効果が最も弱いリンデロンは、1日半から2日間以上も効果が持続します。

 

薬品名) 薬理作用の強さ 生物活性の半減期
ステロイドパルス剤       1   6~12時間
ブロドニン🄬   4   12~36時間
メドロール🄬     5   12~36時間
ケナコルト🄬       5 24~36時間
リンデロン🄬     25  36~54時間

 

◎ 薬理作用とは:

薬が生体の生理機能に影響を与えること。 

通常、薬は複数の薬理作用がある。期待される良い反応は主作用で、そうではないのは副作用。

 

◎ なんで薬の作用には個人差があるの?

肝臓には、薬を変化させる働きを持つたんぱく質(酵素)が数種類ある。それには遺伝的な個人差があり、このため、効き方に違いが生じることがある。

また、このたんぱく質自体の量も、年齢や生活習慣によって変化するため、薬の効き方に個人差が生まれる。

 

◎ 副作用がでやすい人
アレルギーのある人、腎臓、肝臓など薬の分解や排泄に直接関係する臓器に疾患がある人、子ども、高齢者など、薬を分解・排泄する力が弱い人は副作用がでやすい。 特に高齢者は、数種類の薬を同時に飲んでいることが多く、副作用がでやすい。

 

◎ 有害事象とは、医薬品の服用後に起きた、あらゆる健康上の問題のこと。 医薬品との因果関係が明らかなものだけでなく、関係が確立していないもの、未知・不明なものも広く含む。 

 

◎ 副作用とは、医薬品による作用のうち、本来の作用(治療)以外の作用のこと。

 

▼ 感想

大腸炎の治療で使われるステロイドの筆頭は、ブロドニン🄬。ストロイドパルスに続いて2位です。飲み薬のステロイドの中では最も強い。一方、リンデロン🄬は最も弱い。

 

1日の服用回数や錠剤数は、その人の症状や年齢、体重、体質、その他の要因による。最初は強い薬でも、徐々に弱い薬に切り替えながら、最終的には中止へともっていく。

 

大腸炎のトップクラスの医師らは、症状が良くならないからと、だらだらとステロイドを処方する医師がいると指摘しています。

もしも、ステロイド治療が思ったよりも長引いている場合は、セカンドオピニオン、サードオピニオンをくれる医師を探さないと、副作用の方が重症になり手遅れになることも。

 

▼ 走れ!

薬理効果の違いを短距離走と長距離走のイラストで表そうと画像検索したら、これがみつかりました。

左側の走り方に比べて、右側の短距離走、すごい!

 

 

走る姿勢の違いで100メートルを2秒も早く走れるようになった!

 

実は、先月の末から朝5時、通勤途中の公園の芝生の上をお弁当を入れたカバンを背負って走っています。

速足で歩いたほうが速いかも。でも、走ると、一瞬でも空中に体が浮かぶ。走れば、足だけでなく腕ふりで筋肉が鍛えられるし。

 

走行距離120メートル、所要時間80秒。それ以上は、息が切れて走れない。筋肉痛になるし。

 

明日は、右の姿勢に挑戦してみます。倒れるかも・・・。でも、誰も見ていないから大丈夫。(早朝5時)

 

◎ 動画

画像左上に選手の時間数とレーン数が書いてあります。

 

 

 

動物用医薬品評価書

肝臓、腎臓、小腸での高い濃度

https://www.fsc.go.jp/iken-bosyu/iken-kekka/kekka_27.data/pc4_doubutu_methylprednisolone_280127.pdf