イギリスでは、2000年から2020年にかけて潰瘍性大腸炎/クローン病と診断された患者のデータ使って、発症の高い地域、人種などを特定しています。
▼ 高校地理
研究の説明の中に地理名がでてきているので、まず最初にイギリスの地理についての説明です。
イギリスは、歴史的に元々は独立した王国が4つ集まってできた連合国家です。
- ウェールズ: 13世紀にイングランドとの戦争に負け占領されてしまう
- スコットランド: イングランドとの統合に賛成する派と独立派の間で戦争が起き、独立派が負けてしまった。
- 北アイルランド: イングランドの統合に賛成する派と独立派の間で千セO型が起き、1921年にイングランドに占領されてしまう
- イングランド: 上記のみっつの王国を併合
今でも、併合されたみっつの元王国には、独立しようとする人たちがいます。言語も人種も文化も歴史も異なる元王国。特に北アイルランドは、イングランドから虐待に近い扱いを受けていたことから、独立派が多い。
▼ ウェールズ元王国
◎ 自然との共存
◎ 道路標識 英語とウェールズ語
▼ スコットランド王国
ストーンサークル。ストーンヘッジよりもちょっと新しくてBC2800年ごろ。
◎ どこかで見たことがあるシーン・・・。
◎ バグパイプ。バンクーバーの職場でも、一度だけですが、お客さんがこんな姿でショッピングしていた・・・。
◎ 道路標識のスコットランド語と英語
▼ 北アイルランド王国
◎ 1920年建造の修道院 Kylemore Abby
こんなところを毎日、散歩できたらいいな
◎ アイルランド語と英語の標識
▼ イングランド王国
◎ ストーンヘッジ
◎ ロンドンに近い古い町並み
◎ 最も古いパブ
▼ イギリスの国旗の成り立ち
それぞれの王国の旗の模様を重ねると、全体の国旗になります。ウェールズの羽の生えた赤い竜が含まれていないのは、イギリスの国旗が作成された時、併合されていたことから、はずされてしまった・・・。
◎ 旗のデザイン
▼ 「イギリス」は英語ではなく日本語
日本では、この4つの地域が集まり、国家になったものをイギリスと呼んでいます。日本がこの国をイギリスと呼ぶようになったのは、イングランドのポルトガル語読み「Inglez」の日本語なまりに由来します。 →ポルトガル語での発音を聞いてみてください →→ 発音 イングリスに聞こえる・・・ 当時の日本人にとっては、聞き取りづらい発音だったため、イギリスになってしまった?
聞き取った発音に「英吉利」の漢字を当てて、「英国」とも呼ばれるようになった。
日本のメディアは、主にテレビが「イギリス」、新聞は「英国」を使う。
▼ イギリスの正式名
正式名称は、グレートブリテン及び北アイルランド連合王国=ユナイテッド キングダム =The UK
バンクーバーの職場で、イギリスなまりのお客さんに「どこから来ましたか?」と聞いたときの答えは、
The UK または、England,Scotland,Ireland,Wels というように,元王国名=地域名が返ってきます。
おまけですが、カナダでは、アメリカのことは、The US または The Statesです。アメリカという言葉はありますが、使われません。