●白血球たちのいる所)基地か怪我の現場 | 潰瘍性大腸炎 & クローン病&過敏性腸症候群の改善・完治・根治

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▼ 病気に対抗するシステム

私たちの病気の原因は、大きく分けてふたつあります。

ひとつは、からだの外から、病気を引き起こす細菌やウイルス、毒物が入ってくる。

もうひとつは、からだの中で不都合が起き、細胞が傷ついたり壊れたりする。

 

病気を防いだり、進行を食い止めたりするため、からだの中には、病気に対抗する仕組みがあります。免疫システムです。

 

自己免疫疾患は、このシステムに不都合が起き、敵ではなく味方であるはずの自分のからだを攻撃してしまうことで起きるとされています。

 

▼ 固定基地タイプと、現場タイプ

免疫システムには、さまざまな種類があるのですが、今回は、白血球に絞り込みます。

 

白血球には、敵のいる場所で戦うタイプと、固定された基地で戦うタイプとのふたつがあります。

 

敵のいる現場で抗戦するタイプは、たとえば、転んでひざを擦りむいたときに、防衛軍がわらわらと集まって来る。

 

一方、固定基地は、体中、あちこちにあります。場所によってリンパ節とかリンパ組織と呼ばれます。どこにあるのか、ざっと見ていきます。

 

▼ 風邪をひいたとき

  • 鼻の奥やのどの奥
  • 扁桃腺

かぜの初期段階で、鼻水が大量に出たり、鼻が詰まったりするのは、鼻の奥にあるリンパ組織の基地で白血球たちが戦っているため。風邪の引きはじめと、治りかけているときでは、鼻水の状態が変化することは、誰もが気付くこと。これは、戦いの進展とともに白血球たちの種類が、変化するためです。

 

◎ 風邪症状が現れる部位

 

 

風邪でのどが痛いとき、鏡で見ると、のどちんこのまわりが赤くなっています。リンパ組織があり、白血球と外敵との死闘が繰り広げられています。

 

顎の下や首にも、基地があります。わたしは痛くなったことがないのですが、みなさんは、腫れたことがありますか?