生物学の世界では、その変化を進化の順にというか、種類別に、界・門・綱・目・科・属・種と分類しています。
界・門・綱・目・科・属・種
脈絡がなく、覚えにくいというか、覚えようとする気力が湧いてこない。
目・・・なんで?
でも、暗記しないと、納豆菌の家系図を頭の中に描けません。
ため息をついていても仕方がないので、ひとつずつの言葉の意味を調べてみました。
▼ 界
1 田の間のくぎり。さかい。
物と物とが接する所。(土地の)くぎりめ。境界。更に一般に、物事の分かれ目。
「生死のさかい」
2範囲内の地。場所。
「神秘のさかい」
▼ 門
1) 家の外構えの出入口。もん。また、家の前。
「門に立つ」
2) 家。一族。
「笑う門には福きたる」
3) 出入り口。せばまった通路。
「噴門・幽門・肛門・水門・声門・門歯」
古い民家の門
▼ 綱
1) (鳥・魚などをとるために)糸などを粗く編んで作った道具。また広く、針金・ひもなどを編んで作ったもの。転じて、細かに(組織的に)張り巡らしたもの。
「捜査の網をはる」
2) 縦横にはりめぐらした組織。
「通信網・鉄条網・放送網・網膜」
▼ 目(もく)
1) 生物の、物を見る働きをする器官。また、その様子・働き。
2) 見える姿・様子。
「見た目ばかりよくて実質は悪い」
3) 順序を表す時に添える語。
「三番目の問題」
4) 点または線のようになって、他と区別される状態になった所。「結び目」「割れ目」「境目」。物事の境となるような情況。
「季節の変わり目」
その他) 目次、目録、目標、項目
◆ 江戸時代の大食い記録の目録: 古文書
文化14年(1817年)に、江戸の両国の万八という料亭でおこなわれた大飯食の写しが、諏訪郡上原村柿沢家文書から見つかりました。
これによると、酒組・菓子組・蕎麦組などにわかれて競技したとあります。
◆ 酒の組
小田原在住の堺屋忠兵衛氏 68歳
3升(1升は1.8リットル)=5.4リットル入りの大盃で3盃を飲み干す。
赤い杯は漆塗りで、直径48cm、7.2リットル用。
江戸芝・金杉の伝兵衛氏 48歳
3合(1合は180ミリリットル)入り盃で27盃飲み干す。 5.4リットル。
1升瓶は1.8リットルなので、3本分。
感想: この量ってすごいのですか?? 当時の日本人の身長は、
◆ 菓子の組
丸屋勘右衛門氏 53歳
饅頭50、羊羹7棹、落津餅30個、茶29杯
落津餅 これ?
▼ 科
1) 一定の標準を立ててすじみちを通すこと。等級。種類。区分けした一つ一つ。
「科目・科挙・科学・学科・実科・全科・選科・百科・専科・分科・教科・文科・理科・眼科・放射線科」
2) 生物分類学上の一段階。目(もく)と属との間。
「齧歯目(げっしもく)ねずみ科」
▼ 属
1) つきしたがう。つく。つける。
「属性・属兵・属吏・属僚・属国・属島・属領・属目(しょくもく)・付属・従属・隷属(れいぞく)・帰属・服属・臣属・所属・専属・軍属・無所属」
2) よせる。まかせる。たのむ。「ショク」と読む。
「属望・属託」
▼ 種
1) 植物のたね。物事の大きくなる、はじめのもの。もと。繁殖するもとになるもの。
2)(父の)血統を伝えるもとになるもの。「種馬」。血統を伝えるものとしての子。
「夫の種を宿す」
以上