▼ 東南アジアのジャングルに住むハト
こんなハトが公園にたくさんいたら楽しそう。なぜこの配色になったのかは、不明。同じくジャングルに住むオウムに派手な配色がいることから、太陽の光の正ではとの憶測もあります。
ハトと、ヒトの赤血球の中のヘモグロビン。同じ血液でも、構成が違います。
▼ 名古屋の大学の先生からの宿題
ヒトとハトの血液について知るには、赤血球の中にあるヘモグロビンの鎖を形成するアミノ酸の並び方に注目です。
図の●は、20種類のアミノ酸のそれぞれを示しています
ヘモグロビンのアミノ酸は、全部で140個ほど。全部のアミノ酸を確認するのは大変なので、30個だけ取り出しみます。上の図の赤丸の中です。
以下のアルファベットは、20種類のアミノ酸の頭文字などです。かなり面倒・・・。研究者は、これをひとつひとつ確認するのか?ですが、コンピュータがやってくれるので、大丈夫。
ヒト: HGKKVADALTNAVAHVDDMPNALSALSDLH
例: 最初のみっつ。
● H=ヒスチジン
● G=グリシン
● K = リシン → ロイシンに L を先に取られてしまった。それでアルファベット26文字の中で余っていた K を当てがわれてしまった。気の毒・・・。
▼ ヒトとハト、マグロの違い
ヒト:
HGKKVADALTNAVAHVDDMPNALSALSDLH
ハト: <10か所違う>
HGKKVAEALVEAANH I DDIAGALSKLSDLH
マグロ: <15か所違う>
HGKKVMGGVALAV I KIDDLTTGLGDLSELH
ヒトとハトは、30個のうち10か所もアミノ酸の並列の仕方が違う。
マグロに至っては、15か所も違う。
ハトもマグロも、卵を産む。だからこんなに違う?
▼ 感想: マグロとハト
ハトとマグロは、ヒトと同じく赤い血液がある。でも、配列が全然違うことから、ヒトは、ハトやマグロから輸血は絶対にできない。
マグロとハトも、5か所も配列が違う。なので、お互い、輸血できない。
魚は、動物の中ではじめて血液を持った生き物です。なので、ヘモグロビンは、とても原始的な配列だったと予想されます。
ハトは、地上に住み、空気から酸素を取り入れられるようになりました。それに対応してヘモグロビンは、ちょっと高級化したに違いなし。
▼ 美しさもさらに進化・・・ ニューギニア生息 天然ハト!