事あるごとに紐解いている「落語手帖」の矢野誠一氏が監修した子ども向けの落語事典です。
江戸の人びとの暮らしを落語の話の中から探ってみましょう、と言ったコンセプトで作られたようです。
「まんが日本の歴史」系の本でありがちな、欄外に書かれている豆知識的な解説が楽しさ倍増しています。
いかんせん、落語の舞台は江戸の町が多く、ビミョーにわからないことがあります。
わからないままでも落語は楽しめてしまうのですが、わかった方がより楽しいわけで。
構成は、春夏秋冬で落語を分類して、春11題、夏11題、秋10題、冬9題の落語をまんがでわかりやすく描いています。
春
初天神
元犬
寿限無
長屋の花見
道具屋
愛宕山
だくだく
あたま山
子ほめ
岸柳島
天狗裁き
夏
化け物使い
うなぎ屋
大山詣り
へっつい幽霊
船徳
強情灸
ぞろぞろ
あくび指南
夏の医者
皿屋敷
酢豆腐
秋
三方一両損
かぼちゃ屋
目黒のさんま
片棒
お血脈
まんじゅうこわい
権兵衛狸
粗忽長屋
がまの油
火焔太鼓
冬
親子酒
ねずみ
時そば
松山鏡
死神
富久
本膳
にらみ返し
芝浜
「初天神」で始まって、「芝浜」で終わるなんて、いい感じです(^^)
座右の書(^^)