昨日の朝、近所の掃除に出ると、ウチのある路地の端っこで、小鳥がうずくまっているではないですか。最初あまりにもきちんと座っているので、誰かがお着物でも置いたのかと一瞬思いましたが、近づいて見てみると、息をしています。ウーン、弱ってもうかろうじて座っているだけの状態なんだと分かりました。(あとで調べてこの小鳥はシジュウカラだと分かりました。多分巣立ったばかりの幼鳥のようです。)

指で触っても、嫌がる様子はなく、まあ野生の鳥がそんな状態ですから、もう虫の息だったのでしょう。両手ですくって、家の中でそのままレイキをしました。自然の摂理からすると、そのままにして、カラスか猫に食べられてしまうのでしょうけど、これも何かの縁でしょうから。

手の中で観察すると、ちゃんと体温もありますし、羽もとてもキレイです。ただ、もう息も徐々に振幅が弱くなってきている感じでした。まあダメだろうなとは思っていましたが、それで20分位レイキしましたが、死んでしまいました。

自然界では毎日しょっちゅう起きていることですが、自分の手の中で命を看取るというのは、非常に特別な感覚です。そして、一旦死んでしまうと、例え虫の息で合った状態でも、生きているときとは全く違った物体になってしまう、その違いがあまりにも大きいです。生きているということはもの凄いことだと思いました。

遺骸は庭に埋めてあげましたが、しばらくの間、鶏肉は食べられそうにないです(笑)。