2023.12月第四定例会で会派を代表し、一般質問をしました。

正式な議事録は区議会HPからご覧になれます。

 

 

区長の基本姿勢について 

 

 

  質問

 

 一点目に、第3次みどりの風吹くまちビジョンの策定についてです。 

平成31年3月の第2次ビジョン策定後に、新型コロナウイルス感染症が発生し、区として様々な計画の変更だけでなく、新型コロナ対策に迅速な対応を図られてきました。なかでもワクチン接種については、練馬区モデルを構築し、その取り組みは全国自治体の標準モデルとなる取り組みをされてきました。 

新型コロナウイルス感染症が発生し、区民の福祉や健康、財産を守り、行政運営を安定的に行うためには、状況に合わせて迅速に対応をしていく柔軟さと、区民との協働の力で共に困難を乗り越えていくことであると改めて感じました。 

そこでまず、第2次ビジョンの成果をどのような評価をされているのか、区のご所見をお伺いします。 

 

二点目に、今後の政策展開について伺います。 

日本は少子高齢化、経済の低迷、物価高騰など、様々な社会課題が山積しております。特に、少子化については深刻な状況となっており、民間調査では2023年の出生数は70万人台前半となるとの試算が出され、8年連続で過去最少となる見込みとのことです。人口減少の進行は、社会保障費の増大、生産年齢人口の減少に伴う労働力不足、経済規模の縮小、税収減、地域コミュニティの機能低下など、社会のあらゆる仕組みに影響を与える深刻な課題であると考えます。 

区の人口については、これまで増加が続いていましたが、コロナ禍の影響を受け、令和3年に減少に転じました。翌年には再び増加となりましたが、日本全体の人口減少が進む中、いずれは減少局面に入るものと推察します。 

一方、中期的にみれば、練馬区では、大江戸線の延伸や西武新宿線の立体化などの大きなまちづくり計画が動き出しており、さらに発展していくと考えられます。社会全体の活力の維持向上のための施策の充実にむけて、第3次みどりの風吹くまちビジョンではどのように取り組まれるのか、区のご所見をお伺いします。 

 

 

  答弁

 

区長

グランドデザイン構想で示す練馬区の目指すべき将来像の実現に向け、「第二次みどりの風吹くまちビジョン」に基づき、全国自治体を先導する多数の政策、「練馬区モデル」を実現してきました。

「暮らし」の分野では、福祉・医療等が飛躍的に充実しています。「区民参加と協働」は確実に進み、「都市」の分野の取組も大きく前進しています。

 区政を更に前に進め、グランドデザイン構想を実現するため、「第三次みどりの風吹くまちビジョン」の素案を取りまとめました。これまでの取組を着実に継続・発展させながら、その上に立って、みどり、文化、スポーツ、都市インフラなど、区民生活をより豊かにする施策に更に力を入れていきます。

練馬区は今、全国でも稀な人口の増加傾向にあり、的確な政策対応を続ければ、まだまだ発展します。

これからもあらゆる分野で工夫を重ね、新たな「練馬区モデル」を展開し、区民の皆様にお約束した「改革ねりま第3章」
を必ず成し遂げる。そう決意しています。

区議会の皆様、区民の皆様のご理解、ご協力をお願い申し上げます。