練馬区の区立こども発達支援センターは、区の障害児支援の中核的な施設として、心身の発達に心配のある児童や障害のある児童とその保護者の方に対し、児童を取り巻く様々な機関等と連携しながら、相談や診断、通所訓練など障害児に対する総合的な支援を実施しており、23 区で唯一の、診療所機能を備えた児童発達支援センターとなっています。

(練馬区立こども発達支援センターのサイトはこちら

 

この度、令和5年10月2日から

区立こども発達支援センター内に、新たな医療的ケア 児の相談窓口を開設することとなりました。

 

窓口では、相談支援専門員や保健師等で、東京都医療的ケア児等コーディネーター養成研修を修了した

医療的ケア児等コーディネーターによる専門相談と、

医療的ケア児を育てた経験のある家族への相談(医療的ケア児ペアピア相談)ができます。

 

ペアピア相談は、23区で初めての取組みとなります。

 

これまでは、家族が相談する内容に応じて自ら関係する機関を探して連絡し、

子供の状況をその都度説明しなければなりませんでしたが、 新たな相談窓口では、コーディネーターが一括して関係機関への連絡調整を行うことで、家族の負担を軽減するよう対応します。

またペアピア相談では、育児や将来などの不安や悩みについて、保護者に寄り添いながら話を伺い、助言を行う寄り添い型支援も実施します。

 

ペアピア相談:

当事者による相談体制をピアカウンセリングと言います。

同じ立場で気軽に相談でき、共感しながらの相談ができます。

当事者同士がペアになって相談できる体制のことで、

ペアピア相談員を務める練馬区重症心身障害児(者)を守る会のお話では、

「医療的ケア児を育てる親は、 様々な不安を抱えている。これまでの経験を活かし、寄り添い支えていきたい。」とのことです。

(記者発表資料より)

 

 

【相談窓口について】

コーディネーターによる専門相談については

医療的ケア児等コーディネーター2名(看護師1名、相談支援専門員1名)が

月曜日~金曜日 午前9時~午後5時で、電話、オンライン、訪問、来所のどれでも可となっています。

 

ペアピア相談については

毎週月曜日 午前9時~午後5時で、窓口への電話申込に応じて、相談員を紹介となります

相談員は医療的ケア児を育てた経験のある方です。18 歳以上の医療的ケア者の相談もできます。