2023.9月第三定例会において会派で行った一般質問について掲載します。

正式な議事録は区議会HPからご覧になれます。

 

 

インバウンド対応の取り組みについて

 

 

  質問

 

 区では今年度から練馬の魅力発信に関する取り組みの一つとして、野菜・果樹の収穫体験や区内の魅力スポットを巡る区内周遊ツアーを実施されています。ツアーのホームページを拝見すると、手作りみそ教室や区内農園での野菜収穫といった体験型のツアーをはじめ牧野庭園や石神井公園を散策するツアーなど様々なツアーを企画されております。

 練馬区では、これまで、区外の方に対して練馬区の魅力を発信するこのような本格的なツアーは実施できておりませんでしたが、スタジオツアー東京の開設に合わせて、区外に向けた魅力発信の取組として、「区内周遊ツアー」を開始され、これまで600名ほどの方が練馬の魅力に触れられていると伺っており、この取り組みについて評価させていただくと共に、さらに区外の方々に発信していただき、本事業を伸ばしていただく事を要望させて頂きます。スタジオツアー東京が6月16日にオープンし、連日多くの方が来場されています。

 中国政府は、先月、日本をはじめアメリカ・韓国など70を超える国・地域への団体旅行を解禁すると発表されました。これにより、今後より一層、アジア圏からの来訪者が見込まれることから、インバウンドに向けた取組が非常に重要になってくると考えております。

 先ほど触れさせていただきました区内周遊ツアーについても、インバウンドを意識した取組が今後更に必要となります。ぜひ、インバウンド向けのツアーについても実施して頂きたいと考えますが、区のご所見を伺います。海外からの観光客は、来日する前に、既にどの観光地を訪問するかを決めている方々が大半だと思われます。

 スタジオツアー東京のホームページを見ますと、海外に本社を置く旅行会社においてもスタジオツアー東京のチケットの代理販売を行っています。スタジオツアー東京に来場される海外の方が、来日される前に区内周遊ツアーの存在を知るきっかけをつくることで、スタジオツアー東京来場前後の区内周遊促進に寄与するものと考えます。

 スタジオツアー東京については、ワーナーブラザースが運営主体であることから、区がスタジオツアー東京と連携した取組を実施する上で、様々な制約があることは十分承知しておりますが、ぜひ、スタジオツアー東京のチケット販売の海外代理店と連携して、海外から区内周遊ツアーの申込みが可能となる環境を構築して頂きたいと考えますが、区のご所見を伺います。

 

 

  答弁

 

●区長

本年六月、ハリーポッタースタジオツアー東京がオープンしました。想定した以上の賑わいで、ワーナーブラザースは、完売した10月分のチケットを、希望に応えて追加販売しています。

先週販売を開始したばかりの年明けのチッケトも好調だと聞いています。行く行くは年間三百万人、うち三割はインバウンドのの来場が想定されています。まさに練馬区の世界デビューであります。

地元の飲食店では、外国人の来客が増えています。英語表記のメニューやQR コード決済の導入、ベジタリアンやヴィーガンへの対応など、新たな工夫に追われています。

 これを機会にインバウンドをどのように区内周遊ツアーに取り込んでいくかが課題です。

引き続き、民間事業者との連携を強化し、ツアーメニューの充実を図ってまいります。

 

●産業経済部長

スタジオツアー東京の開設を機に、野菜・果樹の収穫体験など、魅力あるスポットや店舗等を巡る「区内周遊ツアー」を5月から開始しました。
先月、秋から冬に実施するツアーのパンフレットを作成して、委託先旅行会社の関東在住会員に送付しています。 区外からの参加者を更に増やせるよう、今後も効果的な広報に努めてまいります。
インバウンド対応について、区内周遊ツアーの申込を海外から直接行えるようにするには、ワーナーブラザースの理解・協力や、海外旅行会社によるツアー内容の審査など、様々な課題があると認識しております。

今後、情報収集に努め、方策を研究してまいります。