2022年6月第二定例会での会派の一般質問を掲載します。

正式な議事録は区議会HPからご覧になれます。

 

~新型コロナウイルス対策について~

新型コロナウイルス感染症が確認され2年半の月日が流れました。

感染者は減少傾向に推移しており、感染状況は比較的落ち着いているものと認識をしております。

まず初めにワクチン接種率についてお伺いいたします。

ワクチン接種について現在4回目接種が5月より重症化予防として罹患時のリスクが高い高齢者と基礎疾患のお持ちの方の接種が開始されているところではありますが、1回目から3回目までの12歳以上のすべての方を対象としたワクチン接種率について1回目の全年齢平均は88.4%まで接種されたものの、3回目については全年齢平均で62.5%、特に10代で26.6%、20代41.3%と若い年齢に連れて接種率が低くなる傾向があります。

今日の感染減少傾向もワクチン接種が浸透していることが一つの要因とされていることから、接種の推奨を改めて周知すべきと考えますが接種率についての区のご所見とあわせてお伺いいたします。

また、一時期学生が卒業旅行で海外に行かれる方の飛び込み接種があったことも伺っております。

今後通常の社会活動が拡大していく中において3回の接種が未接種のために海外に渡航できない、または隔離が必要な方が出てくる恐れもあります。ワクチン接種期限については9月30日までと定められていることから、今後海外に渡航される方はそれまでに接種を済ますことができるように区民に広報していただきたいと思います。

 

次にマスク着用についてです。

感染防止のため外出時はマスクを着用することが新しい生活様式のひとつとなっておりますがこれから気温と湿度が上がる夏を迎えるにおいて、マスクによる熱中症を防止する取り組みが必要です。

特に子供のマスク着用のルールを広く周知していただく事は必要であると考えます。先日文科省と厚労省が子供のマスク着用について示した方針では屋内で距離が保て会話がない場合や、屋外での離れて行う運動や鬼ごっこなど密にならない外遊びについてはマスクの着用をしなくても良いとされています。

区としても国の通知を受けて既に周知をしていただいているところではありますが、周囲がつけていて一人だけ外すのは難しいという声や、外すのは恥ずかしいという声を多くいただきます。

3年近くマスク生活が強いられていただけに戸惑う声があることは理解するものの、ウィズコロナへの転換のとしてマスクが必要な場所と不要な場所を保険教育の一環として今後取り入れる必要があると考えますが区のご所見をお伺いいたします。

今後も感染リスクを引き下げながら、社会経済活動を継続させ、コロナ脱却後の区民の日常生活を取り戻すことができるよう全庁的な取り組みを改めて求めます。 

 

 

===答弁===

●保健所長

・ワクチン接種について
3回目接種は現在、60歳以上の87パーセントの方が終えています。その一方で20代以下 の接種率は約37パーセントで、若い世代は接種率が低く、感染者数も多い傾向にあります。 集団接種会場で夜間の枠を拡大し、予約がなくても接種可能とするなど、若い世代に向けた取り組みを進め、区報やホームページ、 SNS等で周知しています。

 ワクチンの接種期間は、令和4年9月30日までになっています。

7月には3回目未接種者全員に郵送による接種勧奨行い、早期の接種を呼びかけます。夏季休暇により海外への渡航が増えることも予想されるため ワクチンパスポートの発行などについてホームペ ージに掲載しています。FAQの充実やツイッターなども活用し、丁寧な周知を図ってまいります。

 

●教育長

・児童・生徒のマスク着用と保育について

学校におけるマスク着用についてです。
マスク着用については「練馬区立学校(園) 感染予防のガイドライン」により、学校生活 では原則として着用することとしています。

 先月、厚生労働省および文部科学省の通知で、マスク着用が必要ない場面が示されました。 気温・湿度等が高くなる時期において熱中症は命に関わる問題となるため、体育の授業や運動部活動の活動中

登下校の際には、距離を確保し、会話を控えた上でマスクを外すことを児童・生徒に指導しています。

引き続き、感染症対策の動向に合わせた適時・適切な指導を行うよう、各学校に周知し
てまいります。