9/11から練馬区議会第三定例会が始まりました。

 

その中で、今後の練馬区での取り組みの方針の一端を述べる区長所信がありました。

 

コロナ感染症関連が中心となった内容となっております。

主な内容としては下記です。

区長所信の詳細は区HPや区報にも掲載されています。

 

新型コロナウイルス感染症については、9/10までに、区内の感染者は863人にのぼり、32人の方がお亡くなりになっています。

 

この難局を乗り越えるべく、コロナ対策については、練馬区としても区民の方の生活に沿って取り組んでいくとしています。

今年度補正予算としても

区におけるPCR検査体制の充実強化、感染患者を受け入れている病院に対する経営支援、

感染拡大の防止と医療提供体制の充実に向けて取り組んでいきます。

 

PCR検査体制としては、

現在練馬区では、全国の自治体に先駆けて、練馬区医師会協力のもと、診療所における唾液PCR検査を開始しており、

8月末時点で112か所の診療所で行っています。

練馬区では、6月末まで光が丘第七小学校跡施設でPCR検査検体採取センターを臨時開設していましたが、

更なる感染拡大やインフルエンザの流行に備えるため、石神井公園駅付近の高架下に、9月26日よりPCR検査検体採取センターを新たに開設します。

 

高齢者や障害者の入所施設でのクラスターを防ぐために、新規入所者のPCR検査費用の助成へ。

 

生活困窮者への支援としては、住居確保給付金予算の増額。

また、利用者の約75パーセントは、給付金だけでは家賃を賄いきれていないため、

区独自に生活再建支援給付金の支給へ。


子育て関連の支援としては、
 子育てのひろばや児童館は、3密対策等を行いながら6月1日から再開しています。

練馬こどもカフェは、これまで実施していた3店舗では、再開が困難なため、今月からオンライン版を試行します。


 今年度出生した新生児のいる家庭に対して、健診での移動時の感染を避けるためタクシー利用にも使える、

「こども商品券」2万円分を区独自に配付。


 保育所等については、緊急事態宣言期間中も登園自粛要請を行ったうえで、原則開園としてきました。そこで、保育所等の事業継続の一助となるよう、従事者の方々に区独自の特別奨励金の支給(3万円/人)へ。

 

区内小中学校、幼稚園の感染予防対策として、トイレの手洗いの自動水栓化、感染予防として必要な物品を購入のための予算化。私立幼稚園についても感染症対策物品の購入費用の補助を実施。

 

災害時の避難所や避難拠点における感染症対策が重要視されていることから

マスク、消毒液、段ボール間仕切りなどの備蓄の増加へ。

消毒液は、常時確保するため、新たに貯蔵庫を2か所設置。

 

窓口改革の一環として、区役所に来なくても様々な手続きや準備が出来るようにするため

電子申請や申請書ダウンロードの拡大を推進しており、これまで保育課窓口で行っているオンライン窓口混雑情報に加え、10月から保育所探、入園申請、入園後についてなど、全ての手続きが可能となるよう調整中。

 

来年度は財政調整交付金に加え、税収の大幅減が避けられず、これまでに経験したことのない本格的な財政危機となることが予想されています。

事業を見直し、歳出を削減しなけらばならず、アクションプラン・公共施設等総合管理計画事業の見直しを進めていくとしています。

 

 

今定例会では、コロナ関連が主に盛り込まれている補正予算(74億2448万円)、2019年度の決算審議が行われます。

決算特別委員会では副委員長となりました。

各予算が適正に執行されたか、また充実した質疑の場となるよう円滑な委員会運営にも努めていきたいと思います。