現在行われている練馬区議会第二定例会で区長の所信表明がされました。

コロナウイルスが未だ収束せず、第二派・第三派も懸念される中で、練馬区として区民の健康や生活を守り支えるための対応として

今後の区の方針や取り組みが示されました。

 

5月の臨時議会に続き

今定例会では、新型コロナウイルスへの緊急対応のための補正予算案(予算額約14億5.000万円)が示され、定例会中の予算特別委員会において審議されます。

 

区長所信で述べられた今後の取り組み等の主なものとして、

 

医療体制の確保と施設の感染予防等の対応としては、

・陽性患者・検体の輸送や入院費の全額公費負担を継続するため予算を増額。

・国民健康保険の加入者が罹患した際の休業補償として、傷病手当金を支給するための国民健康保険条例の一部改正する条例を提案

 

経済対策として

・ひとり親家庭向けに区独自の対応として、児童扶養手当受給世帯に5万円支給と在宅勤務応援のため無料のホームヘルパーを派遣

・区内商店街に対し、プレミアム付き商品券事業への支援、感染予防に要する経費の補助、イベントなどへの補助の充実

(国の子育て世帯への臨時特別給付金は今月から支給予定)

 

教育・子育て等については、

・児童生徒、教職員の負担に配慮しながら、夏休みの短縮、土曜授業増、行事の縮小や中止により授業時間を確保

・今年度中に全児童生徒へタブレットパソコンを1人1台使えるようにし、オンライン学習の仕組みをつくる

・区立小中学校、幼稚園、保育所、学童クラブには消毒液や体温計の更なる配備

・私立幼稚園、私立保育所、民間学童クラブ等に感染予防経費の補助

・民間学童クラブへは一日保育実施に伴う運営費、登室自粛による保育料減収分の補助

・認可外保育施設利用を自粛した保護者へ保育料返還

・妊婦の方の感染予防のため、タクシー利用等に使えるこども商品券(1万円分)配布開始

・緊急事態宣言発令中に開所していた民間で運営している保育施設の従事者に区独自の特別給付金の支給

 

高齢者・障害者等については

・特別支援学校や特別支援学級の休業による放課後デイサービス事業や電話等による代替的な支援の利用者負担の補助

・通所施設型施設では、在宅を余儀なくされている利用者の方に電話や家庭訪問等による相談支援などを強化

緊急事態宣言発令中に開所していた民間で運営している介護、障害者サービスを提供し続けた施設の従事者に区独自の特別給付金の支給

 

これらを含め今定例会中に議案審査や、補正予算審議を行います。

 

世界的な感染症という、これまでに経験したことのない状況で、区民生活を守っていかなくてはならず、迅速な対応も求められています。

補正予算質疑で会派として区民の方々の生活に寄り添ったものとなるよう質問を行っていきます。

 

また、補正予算審議等については掲載します。