練馬区は平成20年度に普通教室、平成26年度に特別教室と給食室に空調機を設置してきましたが、

避難拠点にもなる区立小中学校の体育館の空調機設置については保護者の方々からも強く要望を受けていました。

 

2月8日の委員会で今後平成31年度からおおむね10年間ですべての小中学校の体育館に空調機が設置することの報告がされました。

 

区立小中学校の体育館は大きさや立地など様々ですが、空調機設置に向けては原則として電気駆動方式のため学校の高圧受電設備の確保が必要のため、すでに高圧受電設備の能力が確保されているか、高圧受電設備の更新を予定している学校から設置することになり、

平成30年度にはまず設計を行う予定です。

設計を行う学校は

小学校は、豊玉小学校、春日小学校、石神井東小学校、石神井西小学校、大泉南小学校の5校と、

中学校は、中村中学校、北町中学校、光が丘第三中学校、大泉中学校の4校

を予定しています。

 

また、改築中の学校についてですが、

大泉東小学校は竣工後の平成31年度に設置。

下石神井小学校、石神井小学校、大泉西小学校、関町北小学校は改築に合わせて設置。

開進第四中学校は、校舎改築工事の際に高圧受電設備の更新が行われているため、改築校の石神井小学校と大泉西中学校の特別教室にリース契約で設置している空調整備を移設することで平成30年度に設置予定です。

 

全小学校に整備するにはおおむね10年ほどかかることから、

平成30年度には全小学校に大型扇風機を各3台配備する予定です。

 

教育環境の整備という観点ではやはり空調設備の必要性は感じていましたし、3.11の東日本大震災のときに

体育館で帰宅困難者を受け入れた学校では体育館がとても寒く、寒さ対策が課題だったとも聞いています。

体育館は災害時の避難拠点にもなりますので、全小中学校整備に向けて一歩進むことを嬉しく思っています。