今日の委員会で光が丘第四中学校が閉校する方向で話が進んでいることが明らかになりました。

 

7月19日の委員会で、生徒の少人数化が進み、適正規模を下回っているとして

光が丘第四中学校において「教育環境を考える会」を設置するという報告がされていました。

 

光が丘第四中学校については平成21年度以降6学級(24年度は7学級)となっていて、28年度については、1年生24人(1学級)、2年生40人(1学級)、3年生50人(2学級)と学級数の過小規模化が続いています。

今年度に1、2年生で単学級になったこと、また東京都教育人口等推計による推計値、学校選択制による平成32年度の推計は1年生42人(2学級)、2年生40人(1学級)、3年生33人(1学級)となっています。

 

少人数化が進むと、学習の面においてはきめ細やかに指導を受けられますが、生徒同士での交流や学びあいの場の活性化が出来ないこと。学校行事や部活の面で自校だけでは努力していても限界があることなどの課題が挙げられています。

 

委員会で考える会が設置される話があり、その後3回にわたり今後の方策について意見交換が行われ、今日の委員会で光が丘第四中学校の速やかな閉校するものとして方針案が出されました。

 

 

前々回の委員会で報告を受けてから行われた考える会は、8/4、8/18、9/2の3回行われ、3回目に閉校の話が出され、考える会1回目から1か月も経たずに閉校の方針案が出されたことに急展開で大変驚きました。

 

いきなり今年度に閉校は無いということでしたが、29年度、現1年生が卒業する30年度と、かなり急ぐ形で話が進んでいます。

いつ閉校すると明言はなく、今後意見を聞きながら時期は決めていくとしていますが、30年度の現1年生が卒業するのを見送ってとなると、この学年のみの学校生活がいいものなのかという議論もあるようです。

 

光が丘第四中学校については、今年度学齢者数は95人ですが、私立を選択、中学校の選択制によって実際に通っているのは24人となっています。

 

考える会はPTAをはじめ地域の方や学校関係者によって話し合いが行われてきて、そこでの主な意見は、子どもたちにとってより良い教育環境を提供していくことを第一に考えるべきであることや、過小規模の進行により学校全体の活気が失われ行事や部活動が立ち行かなくなっている、現1年生の生徒数や来年度以降の入学者数の見通しからこのまま存続することは現実的ではないなどの意見が出され「閉校」という一定の方向性が示され、教育委員会として

・速やかに閉校

・通学区域については光が丘第三中学校に編入

・現1、2年生(特別支援学級の生徒含む)については他校への転入に配慮

・来年度入学の新1年生については在校中に転校が必要となることを丁寧に説明する

ということで対応の方針案がだされ、

この説明会を明日9/13に光が丘第四中学校の保護者を対象に行い、9/16には考える会においても説明がされる予定となっています。

9月下旬には学区域内の地域住民を対象にも説明会が行われる予定です。

 

また、光が丘第四中学校は情緒障害等の通級指導学級があり、特別支援学級の生徒、保護者にも9月中に説明会を開く予定です。

 

今後は仮称 統合準備会を設置し、制服などの学校用品の取り扱いや児童生徒の心のケア、部活動支援員の配置などの協議を行います。

 

 

 

ここまで急展開で話が進み、生徒たちはどう思っているのでしょうか・・・

今日の委員会では肝心な生徒の様子についての答弁はありませんでした。

 

これまでの歴史や在校生など閉校には大きな影響があると思っています。

しかし一方で少人数での学校生活は切磋琢磨できる環境もある程度必要であると考え、1年生が24人というのは他の区内学校と比べると少なく課題となると思います。

学校側としても選択制によって生徒が集まるようこれまで様々な努力をしてきているが結果として結びつかず生徒数が減少してきている状況です。

 

今日の委員会で閉校の時期は29年度や30年度との話が出ましたが、閉校をしない選択肢があるのか、保護者説明会で閉校反対の話がでた場合どう対応していくのか。保護者の意見を聞いて時期を決めるとしていますがどうなるのでしょうか・・・。

まずは明日の保護者会での意見をどう教育委員会が受け止め、方針がどうなっていくのか注視したいと思います。