8月25日の文教児童青少年委員会にて、
特別支援教室の開設予定について報告がありました。


特別支援教室事業は東京都の特別支援教育推進計画第三次実施計画で
小学校に在籍する発達障害のある児童・生徒に対する新たな特別支援教育体制の一つとして位置付けられていて、練馬区でも平成28年度から3か年をかけて全ての小学校に順次導入します。




これまでの情緒障害等通級指導学級
(=情緒障害、自閉症、学習障害、注意欠陥多動性障害の児童が通う学級:5/1現在281名)は、
通級指導学級のあるA校に教員がおり、
このA校にいるA児、B校にいるB児、C校にいるC児、D校にいるD児がA校に週一回程度、通級するというものでしたが、
特別支援教室事業では、
拠点校のA校に巡回指導員を設置し、
A児は自校にて、
B児はB校で、C児はC校で、D児はD校で巡回指導教員が週一回程度児童のいる学校へ行くという体制になります。




まとめますと、
全ての小学校に「特別支援教室」を設置し、在籍校における支援体制を整備し、
この特別支援教室では発達障害の程度に応じて自立活動の指導・教科補充を行います。
拠点校に巡回指導員を設置し、拠点校在籍児の指導を行うと共に各校を巡回して個別指導等を行うというものです。



巡回指導教員が巡回先の学校で1日指導ができるよう、4校で1グループ、
区内17グループとして、巡回先の学校において指導の対象となる児童だけでなく
在籍学級の状況の把握や学級担任との連携の時間を確保できるとしています。


また、拠点校は情緒障害等通級指導学級を基本としており、これまでの通級指導学級の指導経験を生かして巡回先での指導ができるとしています。



児童によっては拠点校に通う可能性もあり、個別に対応するとしています。



現在の情緒障害等通級指導学級は、
区内に8校ありますが、
28年度、29年度に開設する拠点校として設置予定です。

これから3か年の予定は



平成28年度に4グループ

・拠点校:豊玉南小、 巡回校:豊玉小、中村小、中村西小
・拠点校:光が丘四季の香小、 巡回校:旭町小、光が丘秋の陽小、光が丘第八小
・拠点校:石神井東小、 巡回校:下石神井小、南田中小、南ヶ丘小
・拠点校:関町小、 巡回校:石神井西小、上石神井小、立野小


平成29年度に7グループ

・拠点校:旭丘小、 巡回校:小竹小、豊玉第二小、豊玉東小
・拠点校:開進第一小、 巡回校:早宮小、仲町小、練馬東小
・拠点校:練馬第三小、 巡回校:練馬第二小、向山小、春日小
・拠点校:田柄小、 巡回校:北町小、北町西小、田柄第二小
・拠点校:石神井小、 巡回校:石神井台小、上石神井北小、関町北小
・拠点校:大泉小、 巡回校:大泉東小、大泉南小
・拠点校:大泉第三小、 巡回校:大泉西小、大泉学園緑小、大泉桜学園


平成30年度に6グループ

・拠点校:南町小、 巡回校:開進第二小、開進第三小、開進第四小
・拠点校:光が丘春の風小、 巡回校:練馬小、高松小、光が丘夏の雲小
・拠点校:谷原小、 巡回校:光和小、北原小、富士見台小
・拠点校:大泉第六小、 巡回校:大泉第二小、大泉第四小
・拠点校:大泉学園小、 巡回校:大泉第一小、大泉北小
・拠点校:八坂小、 巡回校:豊渓小、泉新小、橋戸小



1グループ20名程度となる予定のようです。



今後のスケジュールとして、
9月に特別支援教室設置に向けて各学校との教室設置場所などの調整や内部検討。

10月に情緒障害等通級指導学級保護者に向けた説明会の実施と、28年度就学相談対象保護者への周知。

11月に区報掲載、HP掲載による周知 の予定となっています。