伝染性紅斑、通称りんご病は報道でもされているように、現在都内では6月15日から6月21日の1週間の患者報告数は警報基準を超えており、大きな流行となっております。
年によって発生に差がみられる疾患ですが、昨年秋より過去5年平均を大きく上回る状況が続いているようで、約70%以上は6歳以下の小児とのことなので、注意が必要です!

6月15日から6月21日の練馬区内小児科定点医療機関から報告された患者報告数は警報基準を超えていて、2.38人/週と、(ちなみに、東京都内では、1.27人/週)
練馬区内の昨年同じ時期での発生状況は、0.5人/週だったのと比べるといかに流行しているかがわかります。

 警報レベル(伝染性紅斑の場合)とは:保健所単位で定点あたり2.0人/週を超えると警報開始となり、1.0/週を下回ると警報が終息します。


りんご病と名前はりんごと付いていて可愛いような感じですが、ヒトパルボウイルスB19による感染症です。
約10日(4~20日)の潜伏期間後、両頬に赤い発疹、体や手・足に網目状の発疹が見られ、1週間程度で消失します。
発疹が出現する7~10日前に微熱や風邪のような症状が見られることが多く、この時期にウイルスの排出が最も多くなります。発疹が現れる時期にはウイルスの排出量は低下し、感染力もほぼ消失します。
小学校入学前後の子供に多い感染症ですが、成人の発症もあるとか!
妊娠中(特に妊娠初期)に感染した場合、まれに胎児の異常や流産が生じることがあります。
予防接種など、特別な治療法はなく、症状に応じた対象療法となります。

咳やくしゃみなどの飛沫、接触によって感染しますので手洗い、うがい、大人はマスクの着用などをしてください!


詳しくは練馬区のサイトからもご覧になれます。