第二定例会での一般質問の内容を掲載致します。
(正式な議事録は区議会HPからご覧になれます。)

仮称ねりまシティマラソンについて。


東京マラソンをはじめ23区では新宿、世田谷、板橋区に次いでいよいよ来年の3月29日に光が丘公園をスタート・ゴールとし、区内の主要幹線道路をメインコースとするハーフマラソン大会が開催されることとなりました。

 マラソンは健康ブームと合わせて、気軽にできるスポーツとして、子供たちから高齢者まで、男女を問わず注目をされ。各地域で行われている大会やイベントに多くの方々が参加されています。また、この大会を通じて、区民の方々がスポーツに親しむ機会となり、区内外から参加するランナーを温かく迎えることによって、練馬区の素晴らしさをアピールする最大のチャンスでもあります。

しかしながらランナー5千人が参加し、その方々の家族も応援で来る中、相当な人が集まり、しかも、光が丘公園はお花見が満開の時期で、当日は日曜日でもあり、4,5万人の人出が予測されます。そのような中で、絶対に事故や大きなトラブルをおこせないのは言うまでもありません。その点もふまえて以下何点かお伺いいたします。

まず、大会の名称についてですが、現在、『開催地が分ること』『ハーフマラソンと分ること』を応募要件とし、6月6日締め切りで公募していますが、大会名称は今後、引き続き使用していく大変重要なものですので、慎重に選考すべきと考えますが、ご所見をお伺いいたします。

二点目は5月11日の区報の見出しの中に『練馬の魅力を全国に発信する』とありますが、具体的にどのようなことを考えているのでしょうか。また経済効果についてもどのように試算されているのかお伺いいたします。

三点目は先般、町会、自治会、商店街の関係者に対して協力依頼を含めた説明会が開催されたと聞いております。練馬区が一丸となって取り組むマラソンとしても、区内の小中学生の子供ボランティアや区内企業ボラティア等を募りランナーと区民が一緒に楽しめるマラソンにしていくことが大切であると考えますがお考えをお聞かせ下さい。また説明会の中にはさまざまな意見が出されたと伺っております。その内容とそれぞれの解決策について今後どのように進めていくお考えでいるのかお聞かせ下さい。

四点目は特別招致選手についてですが、第1回記念大会ということもあり、ぜひとも知名度のあるランナーを迎えられたらと思いますが、有名ランナーを招致するには、高額な出走料が必要とのこともあるそうです。

そこで埼玉県の公務員ランナーとして頑張っている方に要請してはいかがでしょうか。お考えをお聞かせ下さい。

最後にこの大会の今後についてであります。今回も現在に至るまで、コンサルタントに委託してコース設定を作成し、その後交通規制という極めて困難な課題を警視庁と今なお調整中と伺っております。一方残念ながら、その調整がうまく整わなかった練馬区西部地域の区民は次回の練馬区西部地域開催を強く望んでいます。
次回以降の開催についてご所見をお伺いします。



===答弁===
(区民生活事業本部長)

(仮称)ねりまシティマラソンについて。

 はじめに、大会名称についてであります。
 5月11日から募集を開始し、既に日本各地から200件を超える応募をいただいております。今後、実行委員会内に設置した選定委員会の候補選定を経た上で、実行委員会において大会に相応しい名称を決定する予定であります。

 つぎに、練馬の魅力発信についてであります。現在、実行委員会において、全国から参加いただくランナーの皆さんへのおもてなしを含めて、その具体的な内容を検討いただいているところであります。また、経済効果の試算は困難でありますが、ランナーの皆さまに練馬区の魅力を伝え、来街者が増加するなど波及効果が生じるように努めてまいります。
 つぎに、区民ボランティアについてであります、区では、町会・自治会をはじめ、スポーツ関係団体、区内の小中学校など幅広く大会ボランティアとして参加いただくことを予定しております。幅広い区民相互の交流とともに、ランナーとの交流が図れるよう、大会を盛り上げてまいりたいと考えております。

 つぎに、5月に開催した説明会についてであります。お集まりいただいた皆さまから、様々なご意見をいただきましたが、大半が大会開催を応援するご意見であり、大変心強い思いをしているところであります。

 なお、大会成功には、事前の周知が重要であるとのご意見をいただきました。事前周知につきましては、町会・自治会等のご協力をいただくことに加え、区報、区ホームページ、大会ホームページ、大会ポスターなど様々な媒体を活用し、十分取り組んでまいりたいと考えております。

 つぎに、特別招致選手についてであります。
 有名ランナーの参加は、ランナー参加意欲を高め、大会全体を盛り上げるために有効なものと考えております。そうした観点から、知名度のあるランナーに参加していただけるよう鋭意取り組んでいるところであります。

 つぎに、練馬区西部地域での大会開催についてであります。当初のコース案では、区内全域の名所等を巡るものでありましたが、安全性への課題や生活環境へ与える影響の大きさなどの観点から警視庁の指導もあり、今回のコースになったものであります。

 区といたしましては、まずは、現在のコースにおいて、初めての大会を成功させることに最大限力を注いでまいります。西部地域での開催につきましても、大会を重ねた検証を行う中で検討してまいります。