3月9日に会派主催によって
【大震災に備えて練馬区でのペットとの避難~無料セミナー&シンポジム~】を区役所にて
開催いたしました。

当日は多くの方々にお越しいただき、大変良い会となりました。
ありがとうございました!

当日は、二部制で行い、
第一部はお忙しい中石巻市より獣医師の阿部先生にお越しいただき
【3.11石巻市の人々やペットたちは・・・?】という内容で講演をしていただきました。

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阿部俊範先生のプロフィールは、
石巻市 あべ動物病院 院長
宮城県獣医師会 理事
東日本大震災発生後、3/13より避難所巡回を開始。
石巻地区動物救護センターを立ち上げAnnプロジェクト(仮設住宅動物支援)実施。

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第一部では、スライドを使用し東日本大震災発生後の様子や活動についてお話をいただきました。

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実体験された阿部先生のお話は、代弁ではとても伝えきれない重みがあり、生きた言葉でした。
ニュースでは伝えられていない現場の様子、また、住民の生きようとする力や、動物たちの存在によって癒されること、家族の一員であるペットをどう災害時に守ることはもちろん、平常時から守るために何をしておくべきか、などお話をいただきました。

なかでも、避難所にペットと避難する場合に必要なのは、
社会性。しつけの重要性や狂犬病・予防注射の接種。
また、はぐれたときのための、マイクロチップの必要性など
災害の際、ペットのために飼い主が責任をもって何をすべきで何ができるかとったことをお話しいただきました。


また、阿部先生が講演内で東日本大震災時の状況や学校としての対応など大変よく書かれているということで紹介されていた本ですが、
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「3.11石巻・小学校校長奮闘記~学校防災への提言~」
著者 元石巻市開北小学校校長 岸 澄夫 



第二部は、
【地域にあった取り組みを考えてみる】をテーマに
進行役に石黒区議、
パネリストに、一部に続き、阿部先生、練馬区健康福祉部 生活衛生課長、練馬区獣医師会 会長・防災委員長、中谷ゆうじ都議、あさの克彦都議、町会長でもある土屋ひとし区議によりパネルディスカッションを行いました。
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ペットが犬、猫だけでなく鳥や亀、なかには爬虫類なんかも考えられます。
ペットといっても様々な種類がおり、飼い主がそれぞれ責任を持つことも当然ですが、
災害時、同行避難をしても避難所で受け入れるにあたりトラブル発生が予想されます。避難所には当然のことですが、ペットに対し好きや嫌いだけでなくアレルギーの人がいることも考えられます。
練馬区として避難所へは、原則ペットとの同行避難について奨励しています。
しかし、それが周知されていなければ、なぜ避難所にペットを連れてくるんだとトラブルにもなりかねません。
私も愛犬家のひとりであり、ペットは家族の一員と思っていますが、
世間が家族の一員と認めてくれるとは限りません。

ペットの受け入れが可能となっているとしても、
阿部先生のお話でもありましたが、狂犬病やワクチンの接種、あとは何よりもしつけが重要だと思います。
しかし、阿部先生の東日本大震災の際、普段イイコのワンちゃんでも震災によって不安がり避難所のいつもと違う状態にストレスを感じオシッコなどが上手にできないなどあったそうです。
当たり前のことかもしれませんが、普段からのしつけの必要性は強く感じたところです。

練馬区獣医師会さんと区の生活衛生課と協力のもと、今後しつけ教室も開催していく予定とのお話もいただきました。

二部では、参加者のみなさんから質問票をいただき
当日パネラーから回答できるようにしていましたが、時間が限られていたのもあり、すべてにお答え出来ませんでした。

しかし、いただいた質問については、後日担当課などから回答を得て参加者のみなさんにお返しをしていきたいと考えております。



当日、私は総合司会をいたしました。
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不慣れなこともあり、お叱りもいただきました。申し訳ありませんでした。
今後もこのような会を行っていく上で、私も勉強しなくてはなりません。


阿部先生をはじめパネリストのみなさんと一緒に記念撮影。
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セミナー参加者の皆様にアンケートもご記入いただきました。
たくさんのご意見を今後の私共、練馬区議会民主党・無所属クラブの活動に活かしていきたいと考えております。
沢山のご来場、誠にありがとうございました。
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練馬区議会 民主党・無所属クラブ一同