11月22日から開会されていた第四定例会で
私の所属する会派での一般質問がありましたのでブログアップします。

下記は、区民の施設利用についてです。
(正式な議事録は後日区議会HPにアップされます)

===質問===
財政状況が非常に厳しい中、新たに施設を作ることは大変に難しい状況にあります。
従って、今ある施設を区民の方々にいかに快適に利用していただき、個人の趣味の拡大や健康増進、また、地域活動等が活発に展開することが重要であると思います。

 そこで何点かお伺い致します。
 区役所内の会議室、地域集会所、地区区民館等の会議施設、また、運動場、野球場、体育館、プール等のスポーツ施設、さらには、文化センター、ゆめりあホール等の文化施設や高齢者施設、障がい者施設、少年自然の家等の区外施設等や公園など、多くの区立施設がありますが、その備品や安全性等も含めた定期的なチェック体制は現在どのように行われているのか、お伺い致します。

建物の老朽化もさることながら、内装や備品等の管理が不十分であり、カラオケ装置や、いす、机等が壊れていたり、掃除が行き届いていない施設があります。また、スポーツ施設に関しては、グランドの定期的な整備が不完全など、使用料を払って利用する区民にとっては、納得ができないのが現実であります。このような状況を区は把握しているのでしょうか、お伺い致します。

また、文化センターや体育館、図書館、地下駐車場など、指定管理や民間委託等で運営をゆだねている施設であっても、設置者はあくまでも区です。そのような施設の職員が、区の職員だと思っている区民が大半であり、それらの職員の態度が横柄であったり、対応が悪かったりでトラブルも起きています。また、苦情を言っても中々改善されないといった声も聞こえてきます。委託先の職員の接遇等はどのようにされているのか、ご所見をお伺い致します。 


===答弁===
まず、区民の安全で快適な施設利用についてであります。
公の施設は、多くの区民の皆様が集い、学習し、余暇を楽しみ、また交流を深める機会と場を提供することをその使命としており、何よりも安全に気持ちよくお使いいただけることが重要であります。

 そのため区では平成22年度に「練馬区施設管理マニュアル」を作成し、区内各施設を統一的な基準のもと、日常点検および定期点検をおこなうことにより、予防保全、事後保全を徹底し、施設・設備の安全性の向上を図るとともにその長寿命化に努めているところであります。また、施設の備品等につきましては、老朽化に応じ計画的な更新を行うとともに、緊急性を要する修繕等には、迅速な対応を図っているところであります。

 中でも、幼児などが利用する公園の遊具類につきましては、定期的に区職員が巡回し、目視や打診により安全性を確認しており、高い安全性が求められるスポーツ施設の器具類、プール等につきましても、日常的な点検・管理の徹底に努めております。

 また、施設の日常点検や清掃には、区職員あるいは委託事業者や指定管理者の従業員の意識や役割が重要な意味を持つことから、その啓発を行うとともに施設の委託事業者等や指定管理者にも強く要請しております。

 各施設におきましては、利用者の皆様から施設や備品の管理、清掃の不備など、様々なご意見・ご要望をいただく場合もございますが、そうしたご意見等には早急な対応を図るとともに各施設での管理体制を一層徹底し、いつでも安心して快適にご利用いただけるよう努めてまいります。


委託先の接遇について。
指定管理や委託を行っている施設に従事する職員であっても、区の職員と同等もしくはそれ以上の接遇が求められることは当然であります。しかしながら、一部の施設において職員の接遇に改善すべき点があったことにつきましては区としても認識しております。

 区では接遇を含めた利用者対応、サービス向上について業務の履行管理の中でチェックするとともに、接遇等に問題が発生した場合には管理責任者等に対して必要な指導・指示を行っております。また改善の状況は、モニタリングの評価に反映させることになります。

 今後、これらのチェックおよび指導をさらに強化徹底することにより、職員の接遇向上に努めてまいります。