第二定例会で私が所属している会派から代表して石黒議員が質問しました。

私が婚活支援、まちの活性化にも繋がる!と以前からまちコンについていろいろブログでもアップしてきましたが、行政が関与した形で取り組んでいるところもあり、
練馬区としての姿勢を問いました。

以下、質問の内容と区側の答弁です。
(正式な議事録は区議会HPにアップされます)

一般質問その①婚活支援について


50歳時点で一度も結婚をしたことがない生涯未婚率は昭和55年には男性2,6%、
女性4,5%だったのに対し平成22年には男性20,1%、女性は10,6%と30年間で男性は約8倍、女性は2倍以上となり、
練馬区においても22年国勢調査では20代の未婚率は77%(76,8%)、30代が38%(37,5%)、40代が24%(24,09%)と17年度調査時から30代、40代は特に上昇しています。

未婚率の上昇は少子化にも繋がり、他自治体としても出会いの場の創設や結婚支援施策の推進を行っており、品川区では平成20年度から『しながわマリッジサポート事業』、佐賀県武雄市では平成22年にお結び課の設置、さいたま市も、商工会議所と連携して「婚活」支援を計画しており、行政が婚活支援を行う取り組みも年々増えています。

練馬区の婚活支援の取組みとしては、昭和42年から旧練馬福祉会館に結婚相談室を設け支援を行ってきたが、成婚数は年間10件にも満たないことや施設老朽化を理由に平成14年に事業は廃止しています。
区では、出産や子育て支援については充実を掲げておりますが、少子化対策の一環として、練馬区でも結婚相談室を再開するなどの、婚活支援を検討されてはいかがか。

民間調査機関によると未婚率の上昇は、昨今の雇用情勢の厳しさが大きく影響していますが、出会いの場が減少していることで未婚化、晩婚化が進んでいるとも一因と言われております。

近年では、出会いの場の創出として行政が関わる婚活イベントが、各地で開催されており、中でも、街全体の商店街で合コンに取り組む街コンは、平成16年に栃木県宇都宮市で開催された宮コンを皮切りに、各地で数多く開催されています。

街コンは出会いの場だけでなくその街を知る良い機会となり、開催地や商店街にとっては区内消費促進や新規顧客の獲得などに繋がり、実際に宮コンでは参加者が飲食店の常連になり店の売り上げが増えるという効果も出てきています。

東日本大震災以降、人との絆を大切にしたいなど、恋人探しだけでなく、地域で知り合いを増やしたいなどの若者のニーズも合致しており、出会いの場の創出と地域活性が融合されたイベントとして画期的な取り組みは全国的に広がり、今年に入りすでに400か所以上で実施されております。

参加者は行政が街コンに関与することで、信頼性や安心感が生まれることから、埼玉県秩父市では昨年12月から民間団体と連携を図り、街コン開催支援に対して積極的に取り組んでいます。

本来であれば結婚については、当事者同士の意思のものですが、少子化対策、地域や商店街の活性化の観点からも、街コンは社会問題の解決策の一つとしても効果ある施策であると考えられ、練馬区としても区の魅力を最大限に活用する機会として商店街等と連携を図り、街コンに対して支援をしていくことが必要だと考えますが、いかがか。


==答弁==

我が国において、未婚率、晩婚率が上昇し続けていることは、少子化と合わせて、明るく活力ある地域社会の形成に好ましくない影響を及ぼすものと認識しております。

 しかしながら、このような事態が生じている背景には、情報化社会の進展により、いわゆる結婚適齢期の男女が、直接顔を合わせ、会話を交わす機会が減少していることや、経済的要因も指摘されているところであります。

 そうした中、旧福祉会館で実施しておりました、婚姻希望者を登録して紹介する方式での結婚相談事業は、民間における同種の事業もあることから、区として再開しても成果を見込むことは困難と考えております。

 区といたしましては、若い世代が期待を持って結婚を決意し、安心して子供を産み育てることができるような地域社会を形成することによる、側面からの支援を行うことが第一義的に必要なことと考えております。

 次に、商店街と連携しての街コンへの支援についてであります。
 区では商店街が主催し、誰もが参加できるにぎわい創出のイベント事業については、これまでも補助金による支援をしているところであります。

 一方、「街コン」と呼ばれこれまでに実施されているイベントは、商店街の一部の個店が参加し、開催されているものと認識しております。

 地域の活性化のためには、商店街が一体となり、実施されるイベントの中心となって推進する体制が不可欠であります。

 従いまして、今後の各地域におけるイベント実施の動向を見定めていくことが必要と考えております。


======
すでに練馬区内ではねりコンや江古コンが開催されていますが
参加者も参加店もとても好評のようです。
しかし、区の回答はまたまた消極的で・・・

でも引き続き開催されているまちコンは応援していきたいと思います!